ブライアン・メイ「ドリス・デイのことが頭から離れない」

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ブライアン・メイが、ドリス・デイの訃報を受け、追悼文を寄せた。ブライアンはドリスの大ファンで、彼女を“完璧なシンガー”と称賛した。

◆ドリス・デイ画像

ブライアンは火曜日(5月14日)、ドリス・デイの写真と共に、「今日、考えなくてはいけないことがたくさんあった。でも、この素晴らしい女性のことが一日中僕の頭から離れなかった」と始まる長文のメッセージをインスタグラムに投稿した。

ブライアンはドリスと直接会う機会はなかったそうだが、彼女が特別な存在だったことがわかる賛辞を送った。

「僕はドリス・デイを愛していた」「いつだって、ドリスのことは完璧なシンガーだと心に刻んできた──くすぶる想いがあったとしても、温かく、いつも笑っていた。あの声!!! 優しくソフトで包み込みながらも、クライマックスになだれ込む用意ができている。彼女はそのビッグな瞬間に心を注ぎ込んでいた。彼女は僕の世代のシンガーではない。僕の親の世代だ。だから70年代、好きなシンガーを問われるようになって、彼女の名を挙げると驚く人たちが多かった。“ドリス・デイ?! 彼女はロック・シンガーじゃないよ!”って。そう、もちろん違う。でも、“Secret Love”を聴いてごらん。僕の一番のお気に入りだ。あの美しいトーンを聴き、あのパフォーマンスの中にある情熱を感じて欲しい。あの時代、ProToolsなんてなかったってこと、忘れないで。当時はシングル・テイクだったんだ。彼女の正確さはセンセーショナルだ。彼女は史上最も完璧な音感を持つシンガーの1人に違いない。でも、それだけじゃない。彼女はメロディを乱すことも、才能ひけらかすために飾り立てるこもない。彼女は物語を伝える──心を込め歌い、ちょっとしたカーブやヴァリエーションで彼女の想いを表現している」

そして、ドリスが自分の信念に従いながら生き、97歳で安らかにこの世を去ったことには「彼女の美しさ、輝きを祝いたい」気分だという。「彼女に感謝する。そして、彼女の次の旅に愛を送る」と追悼した。

Ako Suzuki

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