【速レポ】<MUSISION FEST>フラチナリズム、「持前の自由さを発揮できました!」

ツイート

“もう完全に夏!”そう思わせるほど、一段と陽射しが強まった中でステージに登場したのは、フラチナリズムの4人だ。

◆フラチナリズム 画像(7枚)

フロントマンのモリナオフミ(Vo)は、本番前のマイクチェックの段階からトークで観客を盛り上げるなど、和やかな会場の雰囲気をキープさせたまま、舞台袖に引っ込むことなく、そのままライブをスタート。


……と言っても、すぐに演奏へといかないのが、彼らならでは。いきなりのMCで、MUSISIONの魅力をたっぷりと紹介するという、フラチナリズムならではのオープニングだ。というのも、彼らは昨年3月、MUSISIONの一室で24時間にわたって音を出しまくるという、24時間生配信番組<マンションフェス>に出演しており、MUSISIONとは馴染み深いバンドなのだ。


「ミュージシャンとマンションをかけて、ミュージション。安直な名前なんですけどね(笑)、とてもいいマンションだと思います!」と、彼らだからこそのユーモアに会場が笑いに包まれると、そこでSEがスタート。“ドリフの大爆笑”をカバーした曲が流れ、「これが登場時のSEです!みなさんようこそ!」とモリが叫んで、「単純にイェイ」が始まった。この曲のコール&レスポンスでは、「単純にイェイ!」という部分を「防音のイェイ!」に言い換えるなど、もう1曲目からフラチナリズムの独壇場だ。

そんな大盛り上がりのまま、「やってらんねぇ」へとなだれ込む。この曲中には、なんとギター・ソロならぬ“トーク・ソロ(正確にはモリとタケウチカズヒロ(B)の掛け合いによるトーク・デュオ)”があり、親子連れの幼児とトークを展開したりと、完全に会場全体が彼らのホームと化した。


そうした賑やかなパフォーマンスの一方で、「アイアイアイラブユー」では観客も一緒に歌い、バラードの「涙の雨がやむ頃に」では、モリと田村優太(G)とのコーラスワークを野外のステージに響かせるなど、じっくりと彼らの音楽を聴かせる場面も。

そこから再びクライマックスに向かって、「ズコ☆バコ」「KAN&PAI -THE WORLD-」といった定番曲を連投。都築聡二(Dr)が刻むタイトかつダイナミックなビートに、タケウチのベースが絡んでグルーヴを生み、そして田村の堅実なギターが、楽曲に彩りを加えていく。そんなサウンドをバックに、モリはステージから飛び降りて客席で歌い、「持前の自由さを発揮できました!」と楽しそうに笑った。


「MUSISIONってミュージシャンにとって本当にありがたいマンションです。ミュージシャンはいつも、ほの暗いスタジオの中で、アコギを弾きながら歌って、いつか今日みたいな青空の下で歌えるようにと思って、歌を作り続けています。今日出演するみなさんもそうだと思うし、僕たちも、そう思って音楽を作り続けています。これからもみなさんにいい音楽を届けられるように頑張っていきたいと思います」

最後にモリはこう語り、アコギをかき鳴らしながら「いつか僕らの歌が届くなら」を歌い上げると、4人は笑顔で観客に手を振り、40分間の“フラチナリズム劇場”の幕を下ろした。

   ◆   ◆   ◆

【終演直後の楽屋裏ミニインタビュー】

──終わった今の心境はいかがですか?

モリナオフミ:楽しかったです。暑い中、野外でライブをやるというのは気持ちよかったですね。

田村優太:僕らって、意外と野外フェスにはあまり出たことがなくて。こういう機会を作っていただけて、本当に嬉しかったです。プレイ面だと、僕はいつもライブで100点満点が出せないんです(笑)。だけどその分、今日はとても楽しめたので、それがよかったですね。

タケウチカズヒロ:僕も割と平均点タイプなんで(笑)。でも一生懸命やりました。あと個人的な話なんですけど、僕はここらへんが地元で。この池の周りとか、マラソン大会で走っていたので、この会場でライブができてよかったです。

都築聡二:この会場ならではの音の抜け感が気持ちよかったですね。音の感じがすごく好きだったので、“みるみる”力が湧いてきました。

──今日のセットリストはどんなイメージで組みましたか?

モリナオフミ:開放的な空間なので、ずっとハシャギっぱなしもキツイかなと思って(笑)、盛り上げつつも、ゆっくり聴ける歌も織り交ぜつつ、僕ららしいライブをやろう、と最終的には、僕らを初めてみるお客さんも巻き込めたらと思って、セットリストを考えました。

──しっかりとMUSISIONの宣伝もしてくださっていましたね(笑)。

モリナオフミ:“宣伝しろ”って言われたわけではないんですが、スポンサーには媚びを売っちゃうクセがありまして(笑)。でも、『フラチナリズム 売れフェス番外編 マンションフェス supported by MUSISION』の1年後に、こういった大きいフェスに出させていただけて、とても嬉しいです。

──野外、似合っていましたし、またこういったフェスがあるといいですね。

モリナオフミ:ぜひぜひ!「24時間」以外なら、ぜひ!!!(笑)

取材・文◎布施雄一郎
撮影◎釘野孝宏


セットリスト

OP.ドリフ
1.単純にイエイ
2.やってらんねぇ
3.アイアイアイラブユー
4.涙の雨がやむ頃に
5.ズコ☆バコ
6.KAN&PAI -THE WORLD-
7.いつか僕らの歌が届くなら


<MUSISION FEST 2019>
2019年5月25日(土)
@上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)
自由席 4,000円(税込)・当日4,500円(税別)
開場/開演:11:00/12:00
出演(順不同):The Cheserasera、音速ライン、浅草ジンタ、浜端ヨウヘイ、関取花、kitri、フラチナリズム、MAISON“SEEK”


この記事をツイート

この記事の関連情報

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス