グラハム・ボネット「歌うのをあきらめるとしたら、それは俺がくたばる日」

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グラハム・ボネットは、自分が歌っていないところは想像できず、歌うのを断念しなくてはいけないのは死に等しいと考えているそうだ。

◆グラハム・ボネット画像

昨年12月、71歳になった彼は、『The Australian Rock Show』のインタビューでこう話した。「もし、これ(音楽活動)を止めたら、俺はなにをしたらいいかわからない。自分が歌っていないところなんて想像できない。大変な仕事ではあり、ときどき、“マジかよ、これ全部やらなきゃいけないのか? ったく、ショウはどれくらい長いんだ?”とか嘆くことはあるよ。マイケル・シェンカーとの公演なんて3時間もある。でも、これは俺がギブアップできるものじゃない。俺の血に流れているんだ。あきらめる日は、俺がくたばる日だ。そんなこと、当分起きてほしくないね。俺は、“もうお前の声はクソだ”って自覚するまでやり続ける。いまのところ、30歳のときとほぼ同じ声を保っている」

ボネットは、今週(5月31日)開催するアルカトラスの日本公演および来月のオーストラリア公演で、彼が参加したレインボーのアルバム『Down To Earth』(1979年)を全曲プレイする。

『The Australian Rock Show』のインタビューで、彼はその収録曲の1つ「Lost In Hollywood」について、「あのアルバムでお気に入りの曲の1つだ」と話した。「コージー(・パウエル)がまず、ドラムのパートの最初の部分を思いついたんだ。そして、ロジャー(・グローヴァー)がメロディーのアイディアを俺にくれた。ある日、彼はハミングしてて、“どこでも好きなところ取っていいよ”って言ったんだよ。俺はそこからメロディーを作り出した。あのアルバムで、俺は作者としてクレジットされていないけどね。実際のところ、自分が曲を作ってるとは思ってなかった。リッチー(・ブラックモア)とロジャーがメインのリックを思いつき、コージーが素晴らしいドラムを加えた。俺は大雑把なメロディーを教えられていて、歌いながら、それを変えていった。俺ら、どの曲でもそうしてた。メロディーを変え、歌詞を変えつつ、1つの曲を多分、4回くらいレコーディングしてた。それで、一番いいものを選んでたんだ。“Lost In Hollywood”は2回目でぴったりのアイディアを思いついたんだったと思う」

アルカトラスは、5月28日東京、29日大阪、30日名古屋の公演でアルカトラスの1st『No Parole From Rock ‘n’ Roll』を、31日の東京公演でレインボーの『Down To Earth』を再現する。

Ako Suzuki
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