スティーヴ・ペリー「どうやってAC/DCの後にパフォーマンスしたらいいんだ?!」

スティーヴ・ペリーが、70年代、ジャーニーがAC/DCと北米ツアーを開催したときを振り返った。彼らの後にパフォーマンスするのに怖気づいたそうだ。
◆スティーヴ・ペリー画像
ペリーは『Ultimate Classic Rock』のラジオ番組でこう話した。「(AC/DCは)すごいロッキンなバンドだってみんなが言ってるニュー・バンドだった。僕は10分前に会場入りしたんだ。自分の曲歌ってウォーミングアップしてたら、“I’m A Problem Child!”って聞こえてきて、“なんだこれ?”って思ったよ。(ステージ近くに)走って行ったら、ボン・スコットが寝そべり、(ヤング)兄弟が走り回っていて、オーディエンスはこぶしを振り上げたり、音楽に揺さぶられていた」
「驚いたよ。僕は“信じられない。これは何なんだ”って言ったんだ。で、僕はこのバンドの後にプレイしなきゃいけないのか? “Wheel In The Sky”を歌うのか? どうしたらいいんだ? 彼らは僕をこの場で打ちのめしてるって思った」
そして、このAC/DCのパフォーマンスのおかげで、「僕らのプレイはよくなった。彼らは僕らの尻を叩いた。いい一発だったよ。(ジャーニーの)メンバー誰もが認めると思うよ。僕らは、どうやってジャーニーの曲に激しさを加えてプレイしたらいいか学ばなければならなかった」という。
『Ultimate Classic Rock』によると、奇しくもジャーニーとAC/DCはライブ・デビューの日が同じだったそうだ。1973年12月31日、ジャーニーは米サンフランシスコで、AC/DCはオーストラリア・シドニーで初のライブを行った。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ブライアン・ジョンソン、AC/DC加入前、ジョーディー時代のライヴ映像を公開
ジャーニー、ロス・ヴァロリーとスティーヴ・スミスに対する訴訟で和解
デイヴ・グロール、ポール・マッカートニーの計らいでAC/DCとの初対面を果たす
ブライアン・ジョンソン「掃除機CMの仕事があったから、AC/DCのオーディションを受けることにした」
チープ・トリックのリック・ニールセン、AC/DCとの友情を語る
ブライアン・ジョンソン、AC/DCとの初レコーディング、友人からは不評
アンガス・ヤング、ボン・スコットの死後、前に進めたのは兄マルコムの一言がきっかけ
AC/DC、最新MVのビハインド・ザ・シーン公開
ジャーニーのアーネル・ピネダ、新ラインナップでのアルバム制作の違いを語る
