【インタビュー 後編】SUGIZO & 真矢 [LUNA SEA]、刺激的な未体験サウンドを語る「未だ音楽に恋焦がれている小僧ですから」

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■未だに音楽が最も刺激的──SUGIZO
■まだまだ遊べるね──真矢

──すごい! スティーヴ・リリーホワイトはU2の『Boy』『War』のプロデュースや『ヨシュア・トゥリー』のミックス、ウルトラヴォックスのアルバムなど名盤を多く手がけた方ですが、彼に依頼したのはLUNA SEAのルーツに重なるから?

SUGIZO:いや、まさかスティーヴと一緒に仕事をするなんて俺は思っていなかった。キッカケはINORANがソロプロジェクトを通して個人的にスティーヴと知り合いになったことなんですよ。で、スティーヴのほうから「LUNA SEAのプロデュースさせてくれない?」って。

真矢:すごいよね。

SUGIZO:スティーヴが日本人アーティストをプロデュースするのは初めてのこと。彼もタイミングを探っていたのかもしれないよね。スティーヴは「バンド側が確固たるプロデュース能力やヴィジョンを持っていないとつまらない。ただ、全面的に任せられるのはイヤだ」っていう人。バンドの明確な意思があった上でより研磨する立場を欲している。

真矢:だから、すごくこちらの意見を聞いてくれる。

SUGIZO:最初は真矢ともすったもんだしてたけど、2曲目からは真矢がなにを求めているか、スティーヴははっきりわかっていたんじゃないかな。

──やっぱり、すごいプロデューサーなんですね。

SUGIZO:何回もグラミー獲ってる人だからね。人間がデカいというか、「こうじゃなきゃダメ」みたいなことは言わないよね。

真矢:言わないね。強制じゃなくて、「こういうのどう?」ってアイディアを出してくれる。それが採用されなくてもOKだし。

SUGIZO:最終的にはバンド側が気持ちいいことをやってくれっていうスタンス。自分のサジェッションによって演奏が堅くなったり、得意な部分がスポイルされることを彼は望んでいない。今回のシングルからアルバムへと彼との作業は続いていくんだけど、今のところ相性は合っているような気がする。スティーヴが手がけるとRYUの歌も10代の少年が歌っているみたいに返ってくるしね。

──なるほど。「悲壮美」もまた名バラードが生まれたと思いました。歌詞は『ガンダム』好きならいろんなシーンが思い浮かぶと思うし、「悲壮美」はシャアの生い立ちと重ねて聴くこともできるなって。

SUGIZO:今回、RYUは2曲とも『ガンダム』の世界に寄り添った歌詞を書いてくれたんですよ。俺はストーリーに触れたキーワードだけ伝えて、彼は作品をリスペクトした上で書いてくれた。結果、サンライズのスタッフさんにも宮河社長にもすごく喜んでいただけて、本当によかった…。

──最後に、間近に迫った5月31日および6月1日の日本武道館2DAYS<LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days->はどんな内容になるんでしょうか? タイトルから想像すると、30周年の歴史を統括する内容?

SUGIZO:このインタビュー時点ではリハーサルに入っていないから何とも言えないですけど、30年の“BEST OF LUNA SEA”はやるべきだとは思ってます。

──日本武道館という会場にもすごく思い入れがあるのでは? 今年9月から改修工事に入ってしまうので、今の形での最後のライヴですね。

SUGIZO:武道館は完全にウチらのホームですからね。いい方向に変わってくれたらいいよね。

真矢:どう変わっちゃうんだろうね。

──30周年は精力的に動くんですか?

SUGIZO:いや、今年はアルバム制作に集中します。

──ということはしばらくライヴは見られない?

SUGIZO:見られないと思います。でも、すごくいい作品が生まれつつあるから。30周年で10枚目のオリジナルアルバムなんですよ。これまでのLUNA SEAの金字塔が作れる気がする。

──おお。スティーヴ・リリーホワイトは“めんどくさいバンドと関わっちゃったな”と思ってないですかね(笑)。

真矢:はははは!そんなことない(笑)。デモも1曲1曲について感想くれるし。

SUGIZO:「これは素晴らしい!」「これは好きじゃない」とかね。

真矢:そうそう(笑)。本当にオブラートに包まず言ってくれるから楽しいよね。

SUGIZO:今のところ「超エキサイティングだ」って言ってくれてます。こっちも、“もし嫌われて、二度と仕事しないようなことになっても、それはそれ”と思ってやっているから、変な遠慮はしないし。

真矢:そうだね。「こう叩いてほしい」ってリクエストが来ても「それは似合わないからやらない」って言ったら尊重してくれるし。

SUGIZO:LUNA SEAが初めてプロデュースを委ねるならスティーヴ・レベルじゃないと納得できなかったっていうこと。それはとてもLUNA SEAらしいんじゃないかと思います。

──まだまだ刺激的なことがあるんですね。

SUGIZO:未だに音楽が最も刺激的で、未だ音楽に恋焦がれている小僧ですから(笑)。むしろ俺的には今まででいちばん音楽にハマっているかも。どんどんやりたいことが出てきて、どんどんアイディアが生まれてきてる。バンドで表現したいことが湯水のように湧いてきてる時期ですね。

真矢:まだまだ遊べるね。

取材・文◎山本弘子
撮影◎田中和子 (CAPS)




■ダブルAサイドシングル「宇宙の詩 ~Higher and Higher~ / 悲壮美」

2019年5月29日(水)発売

▲初回限定盤A

【初回限定盤A (CD)】UPCH-7493 ¥1,389+税
※安彦良和“機動戦士ガンダム THE ORIGIN”イラストジャケット仕様

▲初回限定盤B

【初回限定盤B (CD)】UPCH-7494 ¥1,389+税
※安彦良和“LUNA SEA”イラストジャケット仕様

▲通常盤

【通常盤 (CD)】UPCH-5961 ¥1,389+税

【UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤A】D2CJ-6282 ¥7,000+税
CD:安彦良和“機動戦士ガンダム THE ORIGIN”イラストジャケットLPサイズ仕様
DVD:「宇宙の詩 ~Higher and Higher~」Music Video”機動戦士ガンダム THE ORIGIN“Ver.
Tシャツ:安彦良和“機動戦士ガンダム THE ORIGIN”イラスト絵柄 ※フリーサイズ
https://store.universal-music.co.jp/product/d2cj6282/
【UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤B】D2CJ-6283 ¥6,000+税
CD:安彦良和“LUNA SEA”イラストジャケットLPサイズ仕様
Tシャツ:安彦良和“LUNA SEA”イラスト絵柄 ※フリーサイズ
https://store.universal-music.co.jp/product/d2cj6283/

▲UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤A 付属Tシャツ

▲UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤B 付属Tシャツ

※Tシャツサイズ:着丈 72cm / 身幅 52cm / 肩幅 45cm / 袖丈 20cm
※予約期間:4月15日(月)18:00~ ※予定数に達し次第終了

▼CD収録曲 ※全形態共通
1. 宇宙の詩 ~Higher and Higher~ (そらのうた)
2. 悲壮美 (ひそうび)

【ライヴ会場限定特典】
<LUNA SEA The 30th Anniversary FREE LIVE -DEAR SLAVES-><LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days- 日本武道館2days>会場にて、対象商品をお買い上げの方に先着で“会場限定特典”をプレゼント。
・特典内容:「悲壮美」Music Video収録DVD
・対象商品:5/29発売 ダブルAサイド・ニューシングル「宇宙の詩 〜Higher and Higher〜/悲壮美」“初回限定盤A” “初回限定盤B” “通常盤” 各1,500円(税込)
※5/29(水)、5/31(金)および6/1(土)、対象商品お買い上げ1枚につき、先着で特典DVDを1枚プレゼントいたします
※特典DVD、商品ともに先着となります。両日とも無くなり次第終了となりますので予めご了承下さい
※CD/DVD販売ブースはグッズ販売時間と同時刻開始を予定しております

▼配信情報
LUNA SEA「宇宙の詩 ~Higher and Higher~」ダウンロード&サブスクリプション配信中
https://umj.lnk.to/S92QZ



■<LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days->

2019年5月31日(金) 東京・日本武道館
OPEN17:30 / STAR18:30
2019年6月01日(土) 東京・日本武道館
OPEN16:00 / START17:00
▼チケット
全席指定 ¥9,800(税込)
2階後方立見 ¥9,800(税込・整理番号付)
※3歳以上有料 ※座席はステージ横、後方を含みます
一般発売日:2019年4月20日(土)
(問)キョードー東京 0570-550-799

■WOWOW大特集『LUNA SEA結成30周年WOWOWスペシャル』

▼『生中継!LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days-』
6月01日(土)午後5:00~

■ライブ・ビューイング『LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days- LIVE VIEWING』

2019年6月1日(土) 17:00開演


会場:日本全国、台湾、韓国の映画館
※開場時間は映画館によって異なります。
※大阪府では16歳未満の方で保護者同伴でない場合は、終映が19:00を過ぎる可能性があるため、ご入場いただけません。予めご了承ください。
※台湾および韓国の情報:https://liveviewing.jp/lunasea2019-eng/
▼チケット
4,000円(全席指定/税込) ※LV限定グッズ付き
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料となります
【一般発売 (先着)】
5月18日(土)18:00~5月31日(金)10:00
https://eplus.jp/ls30th-lv/
(問)イープラス 0570-07-5050

■デビュー以降のオリジナルアルバム全8作品をアナログレコード化

2019年5月29日(水)全作品同時リリース


『IMAGE』
UPJH-9064/5 ¥4,630+税
※1992年作品 / 45回転 / 2枚組
『EDEN』
UPJH-9066/7 ¥4,630+税
※1993年作品 / 45回転 / 2枚組
『MOTHER』
UPJH-9068/9 ¥4,630+税
※1994年作品 / 45回転 / 2枚組
『STYLE』
UPJH-9070/1 ¥4,630+税
※1996年作品 / 33回転 / 2枚組
『SHINE』
UPJH-9072/3 ¥4,630+税
※1998年作品 / 33回転 / 2枚組
『LUNACY』
UPJH-9074/5 ¥4,630+税
※2000年作品 / 33回転 / 2枚組
『A WILL』
UPJH-9076/7 ¥4,630+税
※2013年作品 / 45回転 / 2枚組
『LUV』
UPJH-9078/9 ¥4,630+税
※2017年作品 / 33回転 / 2枚組


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