エルトン・ジョン、ロシアで自身の映画から同性愛のシーンがカットされたことに憤慨

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エルトン・ジョンは、自身のバイオグラフィ映画『Rocketman』がロシアで公開されるにあたり、同性愛を描いたシーンがカットされたことについて声明を出した。

◆エルトン・ジョン画像

ロシアは同性愛宣伝禁止法を制定しており、同国の映画配給会社は問題のシーン、5分ほどをカットせざるを得なかったという。

これに対し、エルトンのオフィシャルSNSでは5月31日、以下のような声明が発表された。「ロシアのマーケットのためにRocketmanを検閲するという決定を、我々は断固拒否する。このような動きがあるのを今日まで知らなかった。勇敢で力強いパートナーであるパラマウント・ピクチャーズは、エルトンの類まれな人生を長所も短所も含め、ありのままに描く映画を作ることを許可してくれた。あの国の配給会社は特定のシーンのカットが不可欠だと決めたが、我々が意図した形であの映画を観る機会が観客から奪われたのは、悲しくも、我々が暮らす分裂した世界、そして2人の愛が無情にもいまだ容認されていないことを反映している。我々は、架け橋が築かれ、率直な対話が行われると信じている。世界中の全ての人たちの声が公平に聞いてもらえるようになるまで、我々は壁を壊し続けていくことに尽力する」


エルトンはこれまでも、ロシアでの同性愛者の待遇について批判してきた。『Rocketman』はロシアで6月7日から劇場公開予定。

Ako Suzuki
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