【インタビュー】First place、1stミニアルバム完成「いろいろな恋愛と4人それぞれの個性をギュッと」

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■互いのプラスポイントを足し引きしながら
■いろいろ挑戦できた7曲です

──ファンの方々も昨年8月のメジャーデビューはすごく喜んだんじゃないですか?

KENTO:そうですね。実はデビュー発表は、僕ら自身もサプライズだったんです。自分たちで渋谷duoを押さえて、そこで事務所所属を発表するためのライブを企画したんですね。

TAIHEI:アンコール前だっけ? スクリーン上で“事務所所属”を発表した次の瞬間、“そして……メジャーデビュー決定!”ってボーンと出て。

KAITO:事務所スタッフさんが僕たちへのサプライズとして用意してくれていたみたいなんです。その瞬間、4人ともステージ上で泣き崩れて。

RYOMA:信じられなかったです。夢なんじゃないかなって。

KENTO:メジャーデビューしたいという夢を持ちながら路上ライブをやっていたから、本当に夢と現実が交差して何が起こっているのか分からない感じでしたね。

TAIHEI:泣き過ぎたことで、ライブが30〜40分ぐらい押しちゃって、後で怒られた気がする(笑)。

▲TAIHEI

──そしてデビューから10ヵ月、1stミニアルバム『L.D.Love』がリリースされます。本作はいろんな“LOVE”が詰まった“恋色多彩”なコンセプチュアルミニアルバムだそうですが。

KENTO:タイトルの“L.D.Love”は“Long Distance Love”の略で、“遠距離恋愛”の意味があるんです。いろんな恋愛の曲がぎゅっと詰まっていて、4人の個性も存分に生かした作品になっています。

KAITO:First placeらしさのある曲から、今まで歌ったことがないような曲にもチャレンジしているんですよ。

──今回のミニアルバムのレコーディングはどうでしたか?

RYOMA:自分のダメなところや苦手なところが明確に見えたレコーディングだったなと思います。

──というと?

KAITO:自分の声を客観的に聴くことで謙虚になれるというか。それに一人ずつ録っていく中でメンバーの良いところも苦手なところもわかる。だから、お互いのプラスポイントを足し引きしながらいろいろ挑戦できましたね。レコーディングが一番、歌が上手くなるなと思います。レコーディングって楽しいよね?

TAIHEI:楽しいね! 永遠にレコーディングしていてもいいなって思ったぐらい楽しかった。

KENTO:うん。デビューシングルから成長したと思ってもらえるように頑張って取り組んだので、聴いてくれた人の反応が楽しみですね。

▲KAITO

──それぞれ特に思い入れのある曲やお気に入りの曲はありますか?

RYOMA:強いて挙げるとすると僕は「青」かな。マスタリングを終えて最終段階のものを聴いた時に“すげえいいな!”と思ったんですよ。どこか懐かしく心にグッとくるような感じ。ぜひ卒業式の合唱曲として歌ってもらいたいくらいの曲になりましたね。

KENTO:苦労したという意味では「ending dream」で、一番好きな曲は「My Girl」ですね。「ending dream」はAメロからKAITOと一緒に歌っているんですけど、スピード感あって言葉数も多いから、つまづいちゃうところがあったんですよ。しかも2人で歌うから、1人がミスるとKAITOにも迷惑かけちゃう。そこはすごく苦労したんですけど、自分とKAITOの声は全然違うのに重なるとすごく良くなるっていう発見もできました。

──そして一番好きな曲は「My Girl」。

KENTO:First place初のサマーソングなんですよ。メロディがキャッチーでハッピーで、気持ちをアゲてくれる曲になりました。

KAITO:そうだね。サマーソングだけど、そこまでぶちアゲ曲ではなくてオシャレな雰囲気だよね。First placeらしい曲の伝え方ができているなと思います。

KENTO:「My Girl」の聴きどころは最後のサビですね。転調するんですけど、KENTOとTAIHEIが一緒に主メロを歌っていて、KAITOは裏メロ、リーダー(RYOMA)はひたすらフェイクをしている。4人の声がガッと合わさって盛り上がっている感じがすごく楽しいです。

──ライブでも盛り上がりそうですね。KAITOさんの思い入れのある曲は?

KAITO:「Be the Fighter」は僕が作詞したんですけど、このミニアルバムの中では唯一の応援ソングなんです。“Be the Fighter”って、“戦え”とか“戦士になれ”っていう意味で、恋愛の曲として捉えてもらってもいいし、仕事とか趣味とか夢に向かって一つの大きな目標がある人にも届けばいいなと。恋愛がコンセプトの作品の中にこういう曲があっても面白いですよね。この曲には“本末転倒”や“取捨選択”という四字熟語をパワーワード的に入れてみました。

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