【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>ENTH、「俺たちに負けないくらい楽しんじゃってください!」

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開演5分前。すでに多くの観客が集まっているが、続々と観客が集まってくるのか、「前に詰めてください!」とスタッフが呼びかけている。ダイバーを受け止めるセキュリティスタッフの数も増えたんじゃないか。ステージ左右のヴィジョンにENTHの文字が踊ると、「おおー!!」と大きな歓声が上がった。登場のSEに合わせ、観客が一斉に拳を挙げる。なんだなんだ、この大きな期待感は!?

◆ENTH画像

始まる前からの、そんな盛り上がりは、バンドの注目度および人気が、ぐんと上がってきたことを思わせたが、3年連続の<SATANIC CARNIVAL>出演となる今年、ENTHはそんな期待に応える、いや、期待をはるかに上回る熱演を披露。前々回、前回とは一味も二味も違う存在感をアピール。まさに3度目の正直と言える大きな爪痕を、EVIL STAGEに残していった。

今年、ENTHは何が違ったのか?

「SATANIC始めようぜ!」とdaipon(Vo,B)が雄叫びを上げ、変態チックという意味でプログレっぽいところもあるメロディックハードコア・ナンバーをたたみかけ、1曲目からダイバーを続出させた前半戦は、いつも通りの彼ら。しかし、「難しいことを抜きにして、俺たちに負けないくらい楽しんじゃってください!」とdaiponが言ってからの後半戦が違った。

いつもだったら、人を食ったMCを交え、ライヴの流れを敢えて“脱臼”させ、ENTHならではと言えるムードも楽しませるdaiponが「たくさん曲をやりたいので喋らずにとっとと行きます!」と宣言。そこからはMCらしいMCは挟まず、daiponら3人は楽曲と演奏そのもので勝負してやるぜと言わんばかりに怒涛の演奏を展開。最後まで駆け抜けていった。





マジメかっと思わず突っ込んだのは、筆者だけじゃない……いや、「歌え!」とシンガロングを求め、ラ!ラ!ラ!と観客に声を上げさせ、ジャンプさせた「HANGOVER」から大きな一体感が生まれ、会場の温度がぐっと上がったことを考えると、突っ込んだのは筆者だけだったようだ。ステージの3人に熱い視線を送り、拳を挙げ、彼らの歌を受け止める観客の真剣な顔を見てもそれは明らかだった。

セットリストについて言えば、「HANGOVER」からの後半戦、レパートリーの中でもストレートな魅力を持った曲を選曲したことも大きかった。<SATANIC CARNIVAL>という大舞台で、大観衆の気持ちをぐっと掴むことができる曲の魅力とバンドが持つ演奏力を、改めて印象づけることができたのは、今後、彼らのキャリアにおいて大きな意味を持つはず。

一つになった大観衆を目の当たりにしたdaiponは「楽しいね。最高だよね」と顔をほころばせた。



「来年の分までやっちゃおう!」とラストスパートをかけたバンドに血気盛んな観客がダイブで応える。肩車した連中がどどどーっとステージに押し寄せる光景は、壮観の一言。

来年の<SATANIC CARNIVAL>も含め、ENTHの今後が大いに楽しみになった。

取材・文◎山口智男
撮影◎半田安政(Showcase)

【ENTHセットリスト】

1.TH
2.HANGOVER
3.Voodoo Shangrila
4.Gentleman Kill
5.LOVE ME MORE
6.ムーンレイカー
7.NO FATE
8.SLEEPWALK
9.Will
10.Get started together
11.Bong! Cafe’au lait! Acoustic Guitar!

■<SATANIC CARNIVAL'19>

6月15日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月16日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
・物販開始 BOOTH AREA 開場 9:00
・LIVE AREA 開場 10:30 / 開演 12:00

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