【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>SHADOWS「これからもこのスタイルを貫いていく」
<SATANIC CARNIVAL'19>初日の「EVIL STAGE」トリを堂々と務めたのはSHADOWSだ。既に大勢の観客が見守る中、もの悲しいギター・フレーズが響き、「ウォー!ウォー!」とHiro(Vo)がシンガロングを促すと、一発目は「Chain Reaction」でスタート。
◆SHADOWS画像
早くも好リアクションを獲得すると、すかさず「Fail」に移行。骨太のメロディック・ハードコアに焚き付けられるように、拳を突き上げて暴れる観客たち。その光景を目の当たりにして、足腰の強い演奏力はより一層タフに磨き抜かれているようだった。加えて、Hiroの抜けのいいハイトーン・ヴォーカルはもちろん、風神雷神のごとく両サイドに位置するKazuki(G、Vo)とTakahiro(G、Vo)の激情ボイスにもテンションは上がりっぱなし。
中盤、「最後まで残ってくれて、ありがとう。「EVIL」のトリ、やべっす。ハンパねえっす!」とHiroが興奮気味に話すと、「フォーリミ(04 Limited Sazabys)が始まって途中でそっち(「SATAN STAGE」)に行ったら、俺じゃなくて、難波(章浩/NAMBA69)さんがぶっ飛ばすから!」とジョーク交じりに告げるKazukiの発言に会場からは笑いが零れた。
そして、本日発売されたという自主制作3rdEP『BUILD』(*今日の会場で販売され、めちゃくちゃ売れたそうだ)にも触れ、そこに収録されている新曲「So What」も披露。チョッ速のSHADOWSらしいナンバーで、耳に残る繰り返しのフレーズも実に印象的であった。
それから後半に差し掛かり、「SHADOWS始まって4年、こんなに多くの人が知ってくれるなんて思わなかった。これからもこのスタイルを貫いていく!」とHiroは力強く語ると、「Progress」、「The Lost Song 」、「BEK」と畳み掛け、幕張は汗だくのライヴハウスへと変貌。ライヴ終了後、「このノリでライヴハウスにも遊びに来て!」と呼びかけるKazuki。その表情からは清々しい達成感が滲み出ていた。
取材・文◎荒金良介
撮影◎本田裕二
【SHADOWSセットリスト】
2.Fail
3.Senses
4.Overcome
5.Into The Line
6.Freedom Is Yours
7.So What
8.All I Want
9.My Direction
10.Progress
11.The Lost Song
12.BEK
■<SATANIC CARNIVAL'19>
6月16日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
・物販開始 BOOTH AREA 開場 9:00
・LIVE AREA 開場 10:30 / 開演 12:00
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