【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>04 Limited Sazabys、「SATANIC6年生。大トリを任されるようになりました」
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2014年にEVIL STAGEのオープニングアクトを務めた2年後、04 Limited Sazabys(以下フォーリミ)はそのEVIL STAGEのファイナルアクトを務めた。そして、その翌年(2017年)、SATAN STAGEのファーストアクトを務めた彼らは今年、満を持して、SATAN STAGEのファイナルアクト(大トリ)を務めることに!
◆04 Limited Sazabys画像
一歩一歩、着実に歩みを進めてきた<SATANIC CARNIVAL>におけるフォーリミの歴史が映像とともに紹介されたあと、演奏はGEN(B、Vo)の歌から始まった。客席から「キャー!」と歓声が上がる。フォーリミのライヴには欠かせない初期の代表曲「Buster call」だ。
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「その勢いでやれんのか!?」というRYU-TA(G、Cho)の雄叫びを合図に演奏は一気にテンポアップ。早速、ダイブが始まり、フロアのあちこちにモッシュの渦ができ上がる。そこからステージの4人が間髪入れずに繋げたのは、2ビートのメロディックパンクナンバーの数々。なるほど!満を持して、大トリを務めるフォーリミがどんなライヴを繰り広げるのか、多くの人が注目していたと思うが、<SATANIC CARNIVAL>らしい滑り出しに、そう来たか……と思ったのも束の間、そんな序盤は助走に過ぎなかったようだ。
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本番はむしろ「SATANIC6年生。皆勤賞です。大トリを任されるようになりました。(2014年にオープニングアクトを務めた)あの時よりも強く、逞しくなっているところを感じてください」とGENが誇らしげに言ってから演奏した「Kitchen」からだろう。
ファニーでキュートな魅力もあるその「Kitchen」のダンスビートに多くの観客が手を振りながら踊り、そこからバンドが繋げたのは、数々の大舞台を経験した彼らが改めてメロディックパンクに回帰した「My HERO」、メロディックパンクに止まらないファン層にアピールしたメロディアスなロックナンバーの「swim」、観客が手拍子しながら体を横に揺らした「me?」……この日、序盤に演奏した、いわゆるメロディックパンクとは一線を画する──別の言い方をすれば、メロディックパンクシーンだけに止まらないフォーリミの人気を確かなものにしてきた曲の数々だった。
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それこそが反骨精神こそがパンクだと考えるフォーリミの真骨頂。「多くのきっかけをもらったし、たくさんの夢を見せてもらってます」(GEN)と自分たちのキャリアに多くのチャンスを与えてくれた<SATANIC CARNIVAL>に感謝しながら、彼らはそのど真ん中で自分たちらしさを貫いた。
それこそがGENが言う「強く、逞しくなった」フォーリミの姿だ。終盤、SATAN STAGEの大トリを任され、「夢みたいな時間をもらってます」とGENは語ったが、その夢みたいな1時間を、彼らはしっかりとカラフルな、でも、そんなにどぎつくないフォーリミ色に塗り替えた。
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「見た目は子供。頭脳は大人の04 Limited Sazabys。下半身も大人です。ヘッドライナー級です(笑)」と得意の(?)下ネタを忘れないところも彼ららしかった。GENのみならず、ザクザクとリズムを刻みながら観客を煽るRYU-TA、メロディアスなフレーズをキメるHIROKAZ(G)、手数の多いプレイで演奏を支えるKOUHEI(Dr、Cho)の3人もそんなステージを存分に楽しんでいたようだ。
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そしてラストスパートをかけるように「Squall」から「かかってこいよ!」(RYU-TA)と「monolith」をたたみかけ、ダイブとモッシュを誘って、ダメ押しで盛り上げると、「アンコールなしで行きましょう。アンコールのことを考えずに全部出し切ります!」と駆け抜けるようにショートチューンの「Remember」を最後にお見舞いしたのだった。
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取材・文◎山口智男
撮影◎岸田哲平
【04 Limited Sazabysセットリスト】
2.message
3.fiction
4.Alien
5.Kitchen
6.My HERO
7.swim
8.me?
9.midnight cruising
10.Grasshopper
11.escape
12.mahoroba
13.Squall
14.monolith
15.Remember
16.Remember
■<SATANIC CARNIVAL'19>
6月16日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
・物販開始 BOOTH AREA 開場 9:00
・LIVE AREA 開場 10:30 / 開演 12:00
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