【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>OVER ARM THROW、パンクの痛快さ、同時にメロディの良さもギラギラ

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SATANステージでWANIMAのライブがまだ続くなか、EVILステージのトリを任されたのがOVER ARM THROW。

◆OVER ARM THROW画像

「横浜代表、ライブハウス育ち、OVER ARM THROW開催しまーす」


WANIMAのおなじみの開催宣言を、まんまパクるという大胆さでライブは始まった。ライブハウスで培ってきた力量をフルに発揮しながら、「By yourself」から「Dessert Window」などキラー・チューンを連発。菊池信也、鈴野洋平、寺本英司、彼ら3人が放つバンド・サウンドの小気味よさは、日本のメロディック・パンクの創世記を今に継承するスタイルだろう。変にスタイリッシュになることも、様々な要素をミックスして妙な色気に走ることもない。キレのある鋭利な音はパンクの痛快さを思いっきり感じさせ、同時にメロディの良さもギラギラに光る。

「あとはOVER ARM THROWとROTTENGRAFFTYで、来年はサタニックねぇから。再来年まで持たせるライブやるぞ。PIZZA OF DEATHから俺たちが表現できる自由な場所を設けてもらったから、みんなも自由にできる場所を大切にしてくれ。ただ、誰かの自由を奪ったら意味ねぇ。あいつの自由とオマエの自由と俺らの自由が混ざって、本当の自由だから」




客席エリアを埋め尽くすオーディエンスは完全にブチ上っていた。次々に前へ押し寄せ、さらにクラウドサーフも起こる。しかし全員がハジけるような笑顔で、カオスといった雰囲気は皆無だ。2019年で活動16年目となるOVER ARM THROW。一度は解散も頭をよぎる困難を味わっただけに、ポジティブさを曲や歌で放ってくる。作りもののメッセージではなく、気持ちの奥底から湧き上がる本当の意欲や前向きな姿勢。会場の隅々にまでOVER ARM THROWのその精神は伝わっていった。


「このステージはEVILなのか、LIVEなのか。左から読めって、オメーたち、決めてんじゃねえ。今日出たバンドがいいたいことは“ライブハウスで待ってる”だからな。本当のEVILステージが待ってるぜ。音楽の世界から抜け出せないEVILなライブハウスで俺たちは生きている。いつでも来いよ。いつでもみんなのことライブハウスは待ってる。俺たちはいろんなこと頑張って生きて、成長した2年後に、またこのステージで会いましょう」


そう言い放って、次々に曲を叩きつける。さらにやむことのない歓声に答えてアンコール「Across the fanfare」も。2年後、このステージにと言っていたメンバーだが、恐らくそれは無理だと思う。なぜなら、すでにSATANステージにふさわしいライブをOVER ARM THROWは見せつけてくれたからだ。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎半田安政(Showcase)

【OVER ARM THROWセットリスト】

1.By yourself
2.Dessert Window
3.Spiral
4.Welcome to the“GxHx”
5.Stardust
6.Now or Never
7.ZINNIA
8.Dear my songs
9.Thanks
10.All right all wrong
encore
en1.Across the fanfare

■<SATANIC CARNIVAL'19>

6月15日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月16日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
・物販開始 BOOTH AREA 開場 9:00
・LIVE AREA 開場 10:30 / 開演 12:00

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