【インタビュー】Double Ace、模索してきた“歌”の可能性がさらなる高みへとたどり着いたミニアルバム『2Type』

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今年の秋に日本デビュー10周年を迎えるダンスボーカルグループSUPERNOVA(元 超新星)のボーカル、ユナクとソンジェによるユニットDouble Aceが、3rdミニアルバム『2Type』を完成させた。そのタイトルが示すように、“性格もスタイルも全部が真逆”という2人だが、異なる個性を最大限に生かしながら模索してきた“歌”の可能性は、この作品でさらなる高みへとたどり着いたのではないだろうか。

■それぞれが持っている良いところが違うからこそ
■合体すると意外だし面白い感じになるんじゃないかな


――3rdミニアルバム『2Type』が完成しましたね!

ソンジェ:はい、ありがとうございます。僕はこのジャケットの写真がとても気に入っているんですよ。ちょっと普通じゃないというか、不思議な感じでしょう?

ユナク:(写真を見ながら)俺、眉毛がないんだけど(笑)。

ソンジェ:(笑)。このジャケットも、あとはもちろん音楽的にも素晴らしいものができたと思っているんですが、2人だけで久しぶりに活動できるということにもすごく意味があるなと思っていて。ここからまた頑張っていきたいなと思っています。

――改めて、お2人で歌うようになったきっかけを聞かせていただけますか?

ユナク:僕らはもともと超新星として6人で活動をしていましたが、そのうちの4人が同い年なんですね。僕の後に入隊したソンジェ君が戻ってきたところで4人が一気に入隊することになったので、自動的に2人でグループを守らなくてはならなくなった。でもその時期、ある誤解が原因で僕とソンジェ君はあまり仲が良くなかったから、それぞれのソロ活動を始めたんです。だけど次第に2人で出演するイベントなどがあって一緒にいる時間が多くなり、移動中の新幹線の中でソンジェ君が仲直りをしたいなという気持ちを打ち明けてくれたんです。3時間くらい話をし、互いの誤解も解けて元通りの仲の良い関係に戻りました。そうして、このユニットDouble Aceの誕生につながります。


▲『2Type』【初回限定盤A】


▲『2Type』【初回限定盤B】


▲『2Type』【通常盤】

――そんなエピソードがあったんですね。

ユナク:そうやって2人が仲良くなったからというのもあるんですが、やっぱり一緒に歌っていると、意外と良いケミストリーが起きていたんですよね。僕達は性格もスタイルも全部真逆なんですが、お客さんもすごく喜んでくれていたし、僕ら自身も一緒にいて楽しいなと思うようになっていたんです。僕も“いいじゃん”と思っていたし、ソンジェ君も“これ、ずっとやろうよ”って。もちろん僕も“ありがとうございます!”という感じでした。

ソンジェ:グループの活動を応援してくださっている方に限らず、この2人だからということで応援してくれる方も増えてきて、その方々のためにも、本格的にやってみてもいいんじゃないかなということで始めたんです。

――歌う楽曲のタイプも、Double Aceならではの個性が生かされていますね。

ソンジェ:そうですね。SUPERNOVAのようにラップがない分、音楽的にも雰囲気としても違うと思います。Double Aceは2人のボーカルを生かした楽曲が多いので、Milky(=ファン)の皆さんにとっても、SUPERNOVAとは違った魅力を感じてもらえているんじゃないかなと思います。

ユナク:ソンジェ君が持っている良い声や良い部分、僕が持っている良いところが違うからこそ、そこが合体すると、意外だし面白い感じになるんじゃないかなと思っていたんですよ。そうやっていろんな経験を重ねてきたので、今回の作品では“2人にピッタリなのは、こういう曲じゃない?”という感じで選んでいきました。すごくいい作品になったと思っていますよ。曲、すごくいいですよね?

ソンジェ:すべての曲をシングルカットしたいくらい。

ユナク:例えばダンス曲にしても、今まで超新星にはなかったようなタイプだと思うし、バラードも「Plan A/B」のような可愛い歌詞の曲も、すごく僕らならでは感じになっていると思うんです。どこに持っていっても、誰にプレゼントしても自信があるというか、“ぜひ一度聴いてみてください!”って言える。

ソンジェ:おぉ(笑)。


▲ユナク

――ソンジェさん「そのとおり!」ということですね(笑)。レコーディングも楽しめましたか?

ソンジェ:久しぶりの2人の作品なので楽しかったですし、これまで以上に力を入れてレコーディングをしました。新しいレーベルのスタッフの皆さんもすごく頑張ってくださったし、僕達もよく頑張りました(笑)。

ユナク:実は僕、初日に声が出なくてレコーディングをキャンセルしてしまったんです。喉がちょっと疲れていたからだと思うんですが、いつもの感じに戻るまでに時間がかかってしまったんですよ。“僕はプロじゃないんじゃないか、どうしてこんなに声帯が弱いんだろう”って思いましたし、不安にもなりました。新しいレーベルの皆さんにも申し訳ないなという気持ちでいっぱいでしたが、なんとか乗り越え、こうして予定どおりに発売されることになって安心しています。本当によかった(笑)。

ソンジェ:お疲れ様でした(笑)。

ユナク:お疲れ様でした(笑)。無理をすれば、レコーディングができないこともなかったんですよ。でもソンジェ君も言ったように、久しぶりにボーカル2人でやるわけですから、やっぱり良いものを作りたいなと思ったんです。ソンジェ君もスタッフの皆さんも僕のその気持ちを理解してくれて“別の日にしましょう”って言ってくれたのがすごく嬉しかったし、良いものを作ろうという気持ちがさらに高まりました。

――そのお気持ちどおりの6曲が出来上がりましたね。「Plan A/B」はとても可愛い歌詞だなと思いましたが、MVを最後まで見るとまさかのオチがありますね。

ユナク:そうなんです。歌詞だけを読んでいても予想できないと思うんですが、1人の女性が僕らに二股をかけているという曲なんですよ。

――かなり衝撃的でしたが、お2人と三角関係になるなんて、想像しただけでファンの方はドキドキしてしまうシチュエーションだなと思います。

ソンジェ:そこがポイントなんですよ。僕達2人の愛を独り占めするMilkyのことを考えながら歌いましたから。

ユナク:そう。それにあの女の子は、僕らのファンと同じなんです。Double Aceが好きで応援してくれている方は、ソンジュもユナクも好きってことじゃないですか。結局、二股(笑)。そういうコンセプトになっているんです。


▲ソンジェ

――なるほど!じゃあここでは胸を張って二股をかけていいということですね(笑)。

ユナク:ぜひ(笑)!

ソンジェ:(笑)。

――ちなみに、「いつかダブルデートとかしてみたいね」という歌詞が出てきますが、ダブルデートって韓国でも普通ですか?

ユナク:よくありますよ。2組がペアで旅行に行ったり映画観に行ったりしているし、美味しいものを食べに行ったりも。みんなで楽しめるっていいですよね。いつかはやってみたいなと思います。

――カラオケもみんなで楽しめるデートの定番だと思いますが、この「Plan A/B」もぜひ歌っていただきたいですね。

ユナク:二股していてもしていなくても(笑)、楽しんで歌ってほしいです。

ソンジェ:曲を聴いている時は僕らの愛を独り占めしている気分で。歌う時はユナクかソンジェになったような気分で。つまり自分も歌手になったような気分で歌ってみるのはどうでしょうか。

ユナク:楽しく歌ってもらって、そこからいろんなカップルが誕生してほしい。

ソンジェ:いいですね。

◆インタビュー(2)へ
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