【インタビュー】10-FEET、<京都大作戦>を語る「テンションも倍どころか何十倍やと思う」

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10-FEET主催<京都大作戦2019>が6月29日(土)および30(日)、7月6日(土)および7日(日)の2週間にわたり4DAYS開催される。実質11回目を迎える同フェスだが、昨年2018年は悪天候のため2日間とも中止に。そして2019年はイベントのサブタイトルを“倍返しです!喰らいな祭”として、史上初の4日間開催となる。

◆10-FEET 画像

BARKSでは7月某日、メンバー3人に<京都大作戦>について話を訊いた。中止となってしまった昨年のこと、““倍返し”となる4DAYSの真意、ステージでの強烈な思い出、そして<京都大作戦2019>。ゆっくりと言葉を選びながら、「中止になったことが無駄にならないように、今後のハッピーにつなげていけたらいいんじゃないかな」と語ってくれた3人のコンディションは、万全だ。いよいよ開幕を明日に控えた彼らの声をお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■中止になったってことはどういうことなんやろうって
■時間が経つにつれ分かってくることもあって

──<京都大作戦>が近づいてきました。去年の<京都大作戦2018>は、一昨年の<京都大作戦2017>で雷雨による中断と、その後に1時間に短縮して続行したことに対するリベンジ的な部分もありました。ところが去年、悪天候の影響で中止に……。

TAKUMA:その決定を下したとき、気持ちはかなり落ち込みましたね。本当に楽しみにしていましたから。

──後に映像で公開(LIVE Blu-ray/DVD『OF THE KIDS, BY THE KIDS, FOR THE KIDS! VII』)されましたが、いつも関わっているスタッフのために、源氏ノ舞台で何曲か演奏しましたね。スタッフの表情はどんなふうに感じました?

TAKUMA:同じように残念がってくれていて。何日も掛けて、いつでも<京都大作戦>ができるぞって状態まで準備しはってくれていたんで。

KOUICHI:TAKUMAも言ったとおり、みんなも僕らと一緒の気持ちなんかなって、表情的に。でもライブをやっているときは、スタッフから笑顔も見られたり。でも、なんか複雑な心境でしたね。

NAOKI:すごくみんな、ちゃんと観てくれていました。ライブをしっかり目に焼き付けてくれているって。それでも僕らと同じ気持ちなんやろうなってのも感じたし。

▲TAKUMA (Vo&G)

──中止が決まった直後は無理でしょうけど、次に向けて気持ちを切り替えて走り出さなきゃいけなかったわけですよね。そうして発表された今年の<京都大作戦2019〜倍返しです!喰らいな祭〜>は、なんと、2週にわたって合計4日間の開催という。そのプランはどういう流れで生まれたものですか?

NAOKI:中止になって、すぐにそういうふうにしようってなったわけじゃなくて。

KOUICHI:そこからいろいろ話し合って、どういう形で2019年はやろうか?って。それで最終的に2週に渡ってという。

NAOKI:そう、2018年の分もっていう。

TAKUMA:2018年は2018年で、呼べなかったアーティストもいっぱいいたんで。中止になって翌年に延期になった場合、去年呼べなかったアーティストは3年間、呼べへんことになるわけで。毎年、呼びたいけど、呼べへんかってんという仲間のアーティストもいっぱいて。なにかいい手立てはないかなと考えていく中で、結果的に倍の日数の4日間やるってことになりました。でも最初はずいぶん迷いましたけどね。単純に4日間もできるかなとか。いつもの倍、クリアせんといかんこともあったり、さらに天候はどうなんのやろうって心配事もあるし。でも、どれもこれもチャレンジやなと思うし。タイミングでしたね、メンバーと前向きに考え始めてからは、4日間やろうってスッと決まりましたから。アイデアとして最初にちらほらあっただけやったんですけど、考え始めていく中で、どんどん現実味を帯びていってね。去年が中止になったってことはどういうことなんやろうって、時間が経つにつれ分かってくることもあって、それを受けての4日間開催を決定しました。

──今の話にも出ましたが、出演アーティストについてはいつも頭を悩ますところですよね。優劣という意味ではなく、コイツらだけは絶対に出てもらわんと許さへんで、ぐらいのヤツらというと?

KOUICHI:dustboxとDragon Ashは、<京都大作戦>にずっと出てもらっているから、今回も出てもらうってことは最初に決まったんちゃう?

NAOKI:そう。それで去年の分もってことで、dustboxとDragon Ashには2週とも出てもらおうって。そういう意味でも<京都大作戦>の皆勤賞ってのが、dustboxとDragon Ashにはあるんですよ。

KOUICHI:「それ以外には?」という話ですか(笑)?

──言わせるなって話ですか(笑)。

KOUICHI:う〜ん、誰やろうね(ちらちらと二人に目線を送る)。たくさんいすぎて難しいっすね(笑)。

──すいません、答えづらい質問でした。

KOUICHI:毎年、誰に出てもらおうか悩んで、4日間開催になった今年も、やっぱりそうやったという感じで声を掛けさせてもらったんです。ほんまに他にも出てもらいたいアーティストはいっぱいいますからね。その中で誰にすんのかってのは、本当に毎年の悩みどころですから。

NAOKI:倍の日数になりましたけど、それでも足りないですよ。<京都大作戦>に出てもらいたいアーティストはまだまだいっぱいいる。

──2020年は3週にわたっての開催、さらに翌年は4週とか、どんどんやってこう。チャレンジしてこう。

KOUICHI:1ヵ月丸々とかね(笑)。

NAOKI:夏、丸ごととか(笑)。

──そう、京都の夏! キンチョーの夏!! 大作戦の夏!!!で。

KOUICHI:あっ(苦笑)。

NAOKI:う〜ん(苦笑)。

──あかんか! でも冗談ではなく、<京都大作戦>を続けているバンドとして、リーダーシップを取るバンドとして、ガンガン盛り上げていくべき存在であると思っているんです。

KOUICHI:はい(笑)。

◆インタビュー(2)へ
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