【速レポ】<京都大作戦2019>SUPER BEAVER、「“やりたいんなら、続けてないと”そういうことを音楽と姿勢で表わせたら」

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太陽が傾きはじめて、ステージ側からの日差しが眩しい時間帯。このまばゆさを音楽の味方にして、熱い歌とサウンドを届けるのはSUPER BEAVER。

◆SUPER BEAVER 画像

藤原“31才”広明(Dr)、上杉研太(B)、柳沢亮太(G)がまず登場し、最後にいつものごとく派手な柄物のシャツを着たフロントマン、渋谷龍太(Vo)が舞台中央のマイクを握ると、1曲目「27」へ。ビートに乗せてオーディエンスが手拍子を響かせる中、渋谷は自分の胸を叩いたり、空を蹴り上げながらその声に力を込めて歌う。オーディエンスは彼の鋭く熱い弾丸のような言葉を浴び、その叫びにコブシをあげると、源氏ノ舞台のボルテージは急上昇する。


「はじめようぜ! 俺たちがSUPER BEAVERです、よろしくお願いします。<京都大作戦>のこのステージでは、1秒たりとも気は抜かない──あっという間に終わってしまうよ」と渋谷は続く「閃光」の歌詞のフレーズに絡め挨拶をすると、そのままオーディエンスのシンガロングを煽っていく。野外の大きな会場で、ステージもとても広いが、SUPER BEAVERのライブは常にバンドとオーディエンスの距離がとても近い。物理的には離れていても心の距離を一気に詰めて、そのまま相手の心臓でも鷲掴む勢いで身振り手振りを交えて歌い、バンドサウンドはその汗や迸るエネルギーの熱波を感じさせる。すぐそばで語りかけるように歌い、歌詞のフレーズを何度も何度も繰り返し、今この瞬間という時間を深く、色濃くしていくライブだ。


「先輩たちに挟まれて、ドキドキしてました。あっち(牛若ノ舞台)のステージから、何年もかかってこのステージにきました。俺たちがライブハウスからきました、SUPER BEAVERです。よろしくお願いします。諦めなければ夢は叶うだとか、努力は人を裏切らないだとか、その類のことを言いにきたわけではありません。努力は時としてしっかり人を裏切るし、叶わない夢だっていくつもいくつもある。そういうことではなくて、やりたいんなら、続けてないと。そういうことを音楽と姿勢で表わせたらと思ってます」と、渋谷はまくし立てる。


そして今日は先輩 MAN WITH A MISSIONを挟んでいるが、本当は10-FEETにこのバトンを直接渡したいんだ、と続けた。そのためにも一段と大きく感情を爆発させて、「東京流星群」へ。藤原はドラムの椅子から立ち上がり、力強くキックを響かせながらシンガロングを煽り、上杉と柳沢も渾身のプレイでオーディエンスの熱い歓声や歌声と取っ組み合う感じだ。


渋谷はその光景に「だから好きなんだ<大作戦>は。でも、まだまだこんなもんじゃないですよね。これで終わりなわけねえよな」と煽ると、ライブテッパンのシンガロングチューン「青い春」で源氏ノ舞台をぎゅっとひとつにした。キャッチーなメロディで、甘酸っぱくも力強い青春のど真ん中を衒いなく歌う「青い春」。そして他の誰でもない自分の心が夢中になる方へ、楽しい予感のする方へと歌う「予感」という、衝動やピュアな想いを高い純度で歌と音へと封じ込めた曲を連投する。渋谷は、会場の隅々から、丘の上の方まで呼びかけ、全身全霊でシンガロングを指揮していった。


「だめだ……時間配分まちがえた。話したいことたくさんあったけど、今度喋る。言いたいことは、また来年も再来年もこのステージに立って言えるんじゃないかって勝手に思ってますので。また会いましょう、ありがとうございました」。性急にまくし立てながら、この時間を1秒でも惜しむように披露したのは「ありがとう」。アカペラとなるパートで優しく、一人ひとりに“ありがとう”を手渡しするように伝えると、「また大作戦で、その前にライブハウスで会いましょう!」と熱狂のステージを終えた。

取材・文◎吉羽さおり
撮影◎日吉“JP”純平

【SUPER BEAVER セットリスト】

01. 27
02. 閃光
03. 東京流星群
04. 青い春
05. 予感
06. ありがとう

■<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->

6月29日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
6月30日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月06日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月07日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00予定

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