新世代のベーゼンドルファーピアノ「VC」ラインから奥行き170cmのモデルが登場「Model 170VC」

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190年の伝統と現代の技術を結集した新世代のベーゼンドルファーピアノ「VC」ラインから、自宅やプライベート空間に導入しやすい奥行き170cmのモデルが登場。「Model 170VC」が、ヤマハミュージックジャパンより発売された。価格は11,500,000円(税別)。

1828年にウィーンで設立されて以来190年以上にわたり伝統的なピアノづくりの手法に従ってオーストリアの職人の手によってピアノを製作しつづけてきたベーゼンドルファー(L.Bösendorfer Klavierfabrik GmbH)。その長年培ってきたクラフトマンシップと最先端のテクノロジーを組み合わせ、今日のピアノに求められる要素を追求し、「21世紀のベーゼンドルファーコンサートグランドピアノ」として開発されたのが、グランドピアノ「VC(Vienna Concert)」ライン。2015年にフルコンサートグランドピアノ「Model 280VC」が発売。その後「Model 214VC」「Model 185VC」とラインアップを拡充。“ウィンナートーン”のキャラクターを保ちつつ、煌びやかな音色と力強い音を備える「VC」ラインは、従来からのベーゼンドルファーのファンに加えて新たなファンも獲得し、好評を博している。

今回「VC」ラインがさらに拡充、「Model 170VC」が発売となった。一般家庭に導入しやすい170cmという人気サイズで、コンパクトながらバランスのとれたハーモニーが特徴。自宅での演奏やプライベートな空間でのサロンコンサートに最適なモデルとなっている。

「VC」ラインの開発では、最新のモデリング技術や計測技術を用いて既存のグランドピアノの設計のさまざまな要素を一から分析して、現代のコンサートグランドピアノに最適な設計を追求。スケールデザインを一新したほか、新フレームを採用。響板の設計も見直したことで洗練された音色の実現に加え、堅牢性と安定性が向上した。

華やかで力強い音色も魅力。“ウィンナートーン”と評されるベーゼンドルファーらしいあたたかな音色はそのままに、きらびやかでダイナミックレンジの広い多彩な音色が遠くまで届く力強い響き、音の立ち上がりの速さ、レスポンスのよさを実現。調和のとれたハーモニーも特徴で、色彩豊かな低音域や輝きに満ちた繊細なピアニッシモなど、絶妙なバランスを感じることができる。

「Model 170VC」は、ベーゼンドルファーならではの伝統的なピアノ製造方法によって、オーストリアの熟練した職人の手作業で時間をかけて丁寧に作り込まれている。すべてのチューニングピンに1本ずつ独立して弦を張る「総1本張り」の手法によって音程の安定性を高めているほか、低音部の弦に手巻きの巻き線を採用。また、響板を含め楽器全体の85%以上に高品質なスプルース材を使用することで楽器全体が振動して共鳴し、豊かな響きが生み出される。

製品情報

<おもな仕様>
寸法(間口×奥行き×高さ):151cm×170cm×102cm
重量:328kg
鍵盤数:88鍵
ペダル:3本(ソステヌートペダル付)
付属品:高低自在椅子

◆ベーゼンドルファーグランドピアノ Model 170VC
価格:11,500,000円(税別)
発売日:2019年7月16日
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