“パパ・ファンク”、ネヴィル・ブラザーズのアート・ネヴィルが死去

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ファンク界のレジェンドの1人、アート・ネヴィルが、7月22日81歳で亡くなった。

◆アート・ネヴィル画像

死因は明かされていないが、2000年頃から体調が良くないと伝えられ、昨年終わり、引退を表明していた。長年のマネージャーKent Sorrell氏は、地元、ニューオーリンズの新聞『ザ・タイムズ=ピカユーン』に、「自宅にて、愛する妻の傍らで安らかに息を引き取った」と話している。

ニューオーリンズに生まれたアート・ネヴィルは、10代のときホウケッツに加入し、レコード・デビュー。60年代半ばには、ファンク・サウンドのパイオニア的存在となるミーターズを、その後、弟たちとネヴィル・ブラザーズを結成し、“パパ・ファンク(Poppa Funk)”の愛称で親しまれ、リスペクトされてきた。セレモニーに出席することは叶わなかったが、ミーターズは昨年、グラミー賞・特別功労賞生涯業績賞を受賞した。

弟のアーロン・ネヴィルは、「僕のビッグ・ブラザー、アーティ/パパ・ファンクはネヴィル族の首長、偉大なボス、はるか昔からのレジェンド、僕の最初のインスピレーションだった。僕は彼のスタイル、彼にしかできないあの高音で自然なテナーをコピーしようとしてきた」「彼はいま、天国で母と父、Big Chief、Cookie、ブラザー・チャーリー、マック/ドクター・ジョン、アラン・トゥーサン、ジェイムス・ブッカーと再会している。天国のバンドはニューオーリンズの素晴らしいミュージシャンでいっぱいだ。彼らは両手を広げ、アーティを歓迎しているだろう。アーティ・パパ・ファンク・ネヴィル、あなたは、あなたを知る全ての人たちから心底愛されている」と、追悼の言葉を寄せている。



合掌。

Ako Suzuki
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