【鼎談】暁 [アルルカン]×千秋 [DEZERT]×来夢 [キズ]、「いずれぶつかる相手だと思ってた」

アルルカン主催イベント＜STAND ALONE COMPLEX＞が8月4日、TSUTAYA O-EASTにて開催される。同イベントはアルルカンの呼びかけにより、DEZERTとキズを招いて行われる3マンイベントとなるものだ。

◆暁 [アルルカン]×千秋 [DEZERT]×来夢 [キズ] 画像

BARKSでは7月某日、アルルカンの暁、DEZERTの千秋、キズの来夢の三者による鼎談を行った。ヴォーカリストにして中心人物によるトークセッションは、3人の関係性や個々のキャラクターが色濃く表れて、笑いあり、お互いへの敬意ありの深い内容となった。一方で、千秋と来夢は今回の取材が初対面でもあるが、ある意味では因縁を感じさせる話題も。キーマンとなる暁を中心に繰り広げられたロングな鼎談をお届けしたい。

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■来夢はよくしてくれますけど
■千秋はそんなによくしてくれないです

──まず3人の関係性から聞きますけど、千秋くんと来夢くんは──。

千秋：今日がはじめましてですね。

来夢：はじめましてです。

──で、暁くんはそれぞれと繋がっていて。

暁：はい。

来夢：唯一の友だちです（笑）。

暁：嬉しいなぁ。

▲暁 [アルルカン]

──本題に入る前に、アルルカンはレーベルを立ち上げましたけど、これはGOEMON RECORDSがイヤになったとか？（笑）。

暁：GOEMON RECORDS内で立ち上げたんですよ、もっと自分らをキッチリ出そうと。自分たちのやりたいこととか形にしたいことをもっと伝わりやすくしたいと思ったんです。でもいろんなバンドがいるレーベルの中だと、そのレーベルのフィルターを通して出ることになっちゃうんで、アルルカンとしてのレーベルをやらせてもらうことにして。そのぶん自分ら次第になるんで責任も増すんですけど、そのほうがいいなって。

──自らバンドに追い込みをかけるとでも言いますか。

暁：そうですそうです。人のせいにしない。

──“ANIMA”というレーベル名はどういう理由でつけたんでしょうか？

暁：生命とか魂っていう意味があります。最初「レーベル名、どうする？」ってメンバーと話してたら、來堵が「ANIMA」って言って、「それそれ！」って。言葉の意味も響きもいいなと。

──そうですか。ちなみに今回のイベントのタイトルが＜STAND ALONE COMPLEX＞っていうのは──。

千秋：え、そういう名前なんですか？

暁：え、知らなかったの？

千秋：知らんかった。

暁：おいおい！

千秋：＜STAND ALONE COMPLEX＞って……むずっ（笑）。

──“STAND ALONE＝孤立している”っていう意味じゃないですか。そこにピンときたというか。DEZERTもキズもバンドの立ち位置としてそうだし、アルルカンもレーベルを立ち上げることがまさに“STAND ALONE”というか。つまり3組に共通するワードなのかなって。

暁：確かに。そうですね。

千秋：俺らは孤立してないで？

──あれ（笑）？

暁：いや、傍から見たら孤立してるよ（笑）。

千秋：いや、俺らぜんっぜんしてない。

▲アルルカン

──それはともかく、今のアルルカンならではのメッセージを込めた公演名かと思ったんですが。

暁：COMPLEXの意味が劣等感じゃなく、複雑だということを知ったのは、選ぶポイントでした。でも今、言われてみてそうだなって思ったし、こんなにしっくりくるとかは考えてませんでしたよ。

──無自覚だったと。

暁：僕、そんなんばっかりなんですよ。好き嫌いが行き過ぎた結果、こうしてバンドやってるんですけど、そのバンドのおかげでいろんな複雑なことと向き合うハメになって。夢中でやってるから、言われて“そうなんだー”って気づくことが多くて。

──僕も暁くんの悩み相談を受けたことがありますけど、この2人も相談に乗ってくれるんですか？

暁：来夢はよくしてくれますけど、千秋はそんなによくしてくれないです。

千秋：だって真面目過ぎるし、あと話が長いじゃないですか。しかも自分でどんどん勝手に広げてって“はぁ～”って悩んでる感じなんで。でも話は一応聞いてるから。対バンの時とか、めっちゃ話すやん。

暁：まぁそうやけど。

千秋：そういえば今度一緒にプール行こうって話したやん。プールで話そうって。

暁：そうそう、明後日プールに行きます。

──プールで悩み相談（笑）。

暁：真面目に泳ぎに行くんですよ。チャラついたプールじゃなくて、市民プールみたいなところで。

千秋：だからアレなんですよ、話が真面目っていうか、冗談がひとつも出てこない。

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