【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「サウスアメリカ編・その5」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。今回はサウスアメリカのツアー第五弾です。

■ハウス/テクノ系のCalle 9+1
■来年ブッキングしてくれると!

メキシコからコロンビア・メデリンへフライト。いよいよサウスアメリカツアーが本格的にスタートします。サウスアメリカはすべて初めての国となります。コロンビア・メデリンはタイミングよくニューヨークのプロモーターのフランシス・ニシダもプレイすることが決まって、メデリンで待ち合わせと相成りました。


メデリンでフランシスと合流。コロンビア・ボゴタに滞在していたフランシスから、ボゴタの話を聞きながらメデリンの滞在先へ向かいました。彼の話を聞いていると、僕もこの後行く予定になっているボゴタが楽しみになってきました! メデリンでは2泊。フランシスと一緒に過ごすので気分は楽。滞在先はとても立地のいいエリアでした。歩いてどこへでも行けるロケーションで、メデリンは竹や自然が多く、気候も暖かくて、とても気持ちいい場所です。

早速今回プレイさせてもらうCalle 9+1へ行き、ブッキングしてくれたヴェレズに挨拶しに行きました。この日はヴェレズとチリ生まれ・ドイツ育ちのプロデューサーのマティアス・アグアーヨのレーベル“Comeme”のDJたちがプレイしていました。みんなナイスなDJだった。Calle 9+1は“エレクトロニック・ミュージック・クラブ”をうたっており、ハウス/テクノ系のハコ。サウンドシステムもお客さんたも素晴らしく、僕のデビューギグが楽しみになってきます。


フランシスは体調が悪く先に帰りましたが、僕は最後まで残り、終わってから、公園に行ってみんなでビール飲みながらチルして、帰宅して就寝。明日がすごく楽しみ! ゆっくり就寝できたので疲れたも取れたし、本当楽しみ過ぎてかなり興奮状態……。

そんな僕をベレズたちがディナーに連れていってくれました。コロンビア料理はとても美味しくて幸せ気分。ニューヨークのフランシスのギグにも遊び来てくれていたコロンビアのギャビも後で遊びに来るとのこと。さっ、ディナーを終えて、みんなでベニューへ向かいます。


オープニングをヴェレズがプレイ。サウスアメリカの空気を感じる選曲で、昨日と違ったプレイを観せてくれました。流石コロンビアのダンスミュージックシーンをリードするだけあり、選曲、グルーヴ、ミックススキルが素晴らしく、彼の技量を感じられました。お次はフランシス。フランシスはニューヨークテイストな選曲で、いつもの彼らしいセット。お客さんも入り始めて、とてもいい空気感となり、みんながっつりと踊り始めたところで、僕のプレイがスタートしました。アンダーグラウンド感満載のパーティだったので、自分が好きな選曲でエスニック〜ニューウェーブ〜ダークディスコを軸に思いっきりプレイしました。ラストは3人でB3Bをして終了。今年一番最高なギグと言えるくらいベストな一夜でした。ヴェレズとは1年くらいやり取りをして実現した一夜だったし、素晴らしい夜になりました。また来年ブッキングしてくれると話してくれた! 幸せ過ぎて感無量。フランシスも喜んでくれて良かったー! ってことで、

「Thank u Velez,Calle 9+1,Medelin,Francis,Gabi」

■アートギャラリーも備える
■Espacio KB

フランシスとギャビとドライバーに空港まで送ってもらい、メデリンからボゴタへフライト。ギャビはボゴタに住んでいるので安心。ボゴタ空港からギャビの友達と合流し、ボーリングをして(笑)、彼らの家に向かいました。その後はプレイするEspacio KBへ。


この日はコロンビアのダンスミュージックシーンをリードするクルーのセルジオ・イグレシアス、ジャヴィア・クルーズとプレイの予定。彼らはコロンビアのボイラー・ルームにも出演したDJたちということでどんなプレイを観せてくれるのか楽しみなところ。ってことでEspacio KBに到着してから、早速セルジオ、ジャヴィアたちに挨拶しました。

ここEspacio KBはアートギャラリーもあり、特別に案内もしてくれました。彼らのディスコ〜ハウスセットも素晴らしかった。ちなみにジャヴィアは5年くらい埼玉に住んでいたとのことで日本語も上手。人柄も素晴らしいし、すぐに馴染めました。この日はディスコ〜ハウス〜ジャパニーズを自分なりに織り交ぜてプレイ。お客さんも喜んでくれたし、たくさんフィードバックも貰えたし、セルジオやジャヴィアもとても喜んでくれたし、初ボゴタながらいいセットが披露できたのではないかと感じられました。終わってからはジャヴィアたちとボゴタのシーンをリードするナイトクラブ“Video Club”へ。偶然にもメデリンでヴェレズと一緒だったDJがプレイしていましたた。お客さんもたくさん入ってたし、ボゴタのアンダーグラウンドの息吹を感じました。この日はジャヴィアの家にステイ。ボゴタ初日からかなり充実した日が過ごせました。



翌朝はジャヴィアとセルジオ家へ。セルジオは彼女と犬2匹、猫2匹の大家族。次のギグとなるペルー・リマまで日にちがあったので、ジャヴィアが急遽ラジオショー『Radio Mixticius,Overcast Radio』の2本組んでくれました。やった! ありがとうジャヴィア! 彼らと街を散策したり、レコード屋やミュージアムなどいろいろとアテンドしてくれました。


ラジオショーは、セルジオとモーニングセッション。セルジオのコロンビアのトロピカルディスコセットかなり勉強になりました。またセルジオの違った一面が見れました。セルジオはかなりハードディガーでたくさんの知らない音楽を教えてくれました。ボゴタでは今まで出会わなかったコロンビアミュージックにも出会えたし、かなりレアなバイナルもゲットできてセルジオに感謝です。少しでもその感謝の気持ちを届けたくて、セルジオの家で手巻き&鍋パーティをすることになりました。セルジオ、セルジオの彼女、ジャヴィア、ギャビも喜んでくれたし、嬉しかったな。DJもそうですが、人に喜んでもらうことが、改めて自分は好きなんだなと感じました。


さて。ボゴタのラストナイトにタイミング良く、ジャヴィアがラジオショーを組んでくれました。しかもEspacio KB内のジャヴィアのレコード屋内にてインストアセッション。動画発信スタイルの『Overcast Radio』という番組。外では、セルジオがプレイするという贅沢な一夜……お客さんも楽しんでくれたし、セルジオのセットも聴けたしラストナイトを満喫しました。コロンビア、すごく大好きになりました。本当に諦めなければ希望は叶うんですね。ってことで、

「Thank u Sergio,Javior,Gabi,KB,Radio Mixticius,Overcast Radio」

■ペルー・リマにて
■アルゼンチンの著名DJデュオと共演

さてコロンビアからペルー共和国の首都であり政治、文化、金融、商業、工業の中心地リマへ向かいます。僕のサウスアメリカのエージェントのマネージャー、オスカーの家にてステイします。ちなみにオスカーの弟ダニエルはAristidesとして活動していて、イニゴ・ヴォニターとトーマス・ジャクソン主宰のレーベルCalypso Recordingsからもリリースするアーティスト。リマのダンスミュージックシーンのキーパーソンと言える人物です。


無事に到着し、家族の皆さんに挨拶し、夕食を済ませて就寝。翌日は一緒にプレイするアルゼンチンのDJs Pareja(ディエゴ・イラサスタとマリアーノ・カルーソのDJユニット)とダニエルとダニエルの彼女とランチ。ちょうどサッカーのペルーとチリの対戦で、ペルーが勝ってみんなすごく嬉しそうでした。かなり盛り上がってました(笑)。


その後は早速会場へ。会場は古い一軒家。サウンドシステム、ライティング、スモーク、デコレーションまで、しっかりセッティングされていて、かなり素晴らしい贅沢な空間。DJはダニエルからスタート。ダニエルはダウンビートのディスコ〜ハウスとナイスなセットで会場を温めてくれた。その流れで僕のセットがスタート。会場もすごく盛り上がっていたので、かなりやりやすかったです。最近のお気に入りから80sディスコ〜ハウス〜ニューウェーブやエレクトロを混ぜてプレイ。終始しっかりと盛り上げられたし、かなりの満足感。Djs ParejaはComemeからもリリースし、ここではかなり有名なアーティスト。DJとボーカルでエレクトロからハウスバイブスなライブを披露していました。一夜通して、素晴らしいパーティになったと思います。ちなみに……ペルーの古着屋はかなり安くて、レアな温かい上着がゲットできたし、ダニエルとも曲交換して、楽しいペルーの思い出となりました。ってことで、

「Thank u Daniel,Djs Pareja,All Crew」

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