カシオからグランドピアノに迫る表現力を追求した電子ピアノCELVIANO Grand Hybrid

デジタルとアコースティックの長所を融合させたカシオの電子ピアノ「CELVIANO Grand Hybrid（セルヴィアーノ グランドハイブリッド）」の新製品として、パワフルでダイナミックな演奏を実現する迫力ある低音を備え、グランドピアノの演奏性を追求したモデルが登場。「GP-510」「GP-310」が8月23日より順次発売される。


カシオは2015年に音色、鍵盤、弾き心地にこだわった電子ピアノCELVIANO Grand Hybrid 「GP-500BP」「GP-300BK」を発売。グランドピアノさながらの美しい音色と豊かな響きを可能にする「AiR Grand音源」を開発し、ベルリン・グランド、ハンブルク・グランド、ウィーン・グランドからなる歴史ある3つのグランドピアノの音を搭載した。中でもベルリン・グランドは160年以上の歴史を持つC.BECHSTEIN（ベヒシュタイン）社と共同開発、その透明感ある上品な音と響きが国内や海外の多くのピアニストから好評を博している。

今回登場の「GP-510」「GP-310」は、演奏性のさらなる向上を図り、音源と音響を強化。AiR Grand音源は、弱音から強音までの音量変化と音色変化をさらに詳細に分析し、より自然でなめらかな弾き心地を可能にした。また、上下に広がるグランドピアノの音響を創出するし、立体的な音の空間を創り出す「グランドアコースティックシステム」では、下向き専用のスピーカーを低音再生に優れたものに強化、重厚感ある豊かな低音からきらびやかな中高音までをダイナミックに表現できる。

鍵盤は、前モデルと同様にC.BECHSTEIN社製のグランドピアノの鍵盤にも用いられるスプルース材を使用した木製鍵盤と、ハンマーの動きを追求したアクション機構を融合させた「ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤」を採用している。



「GP-510」と「GP-310」のおもな違いは音色数（GP-510が35/GP-310が26）、弦共鳴システムのアリコートレゾナンス、オープンストリングレゾナンス、音楽ジャンルに合わせた最適な音色・響きの組み合わせをプリセットしたシーン機能の有無など。ダンパーレゾナンスとストリングレゾナンス、リッドシミュレーターやキーオフシミュレーター、ホールシミュレーター（12種×4ポジション）をはじめとしたエフェクトなどの機能は両モデルとも備える。6つのスピーカー（16cm×2＋（10cm＋5cm）×2）、オーケストラの壮大な生演奏を高音質なオーディオデータで収録しオーケストラとピアノの共演ができる“コンサートプレイ”（15曲）、メトロノームやMIDI/オーディオレコーダー機能の搭載、サイズ1,434×489×963mm、重量78.5kgといったスペックも共通だ。

ラインナップは、「BP-510」がブラックポリッシュ仕上げの「BP-510BP」1モデル、「GP-310」はブラックウッド調の「GP-310BK」、ホワイトウッド調の「GP-310WE」の2モデル。また、同じくAiR Grand音源を搭載したCELVIANO 「AP-710BK」も発売される。こちらは3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II（象牙調・黒檀調仕上げ）で音色数は26、8つのダイレクト音色セレクトボタン、12cm×4.5cm×2のスピーカー、ダンパーレゾナンス／ストリングレゾナンス、6種類×4ポジションのホールシミュレーターなどを備える。