【対談】Caro × Chocoholic、シンガーソングライターとトラックメイカーが語る「ファッションも音楽もカッコいいものに」

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■いまのシーンって鮮度がスゴい
■どんどん新しいものが生まれるから

Chocoholic:Caroちゃんはピアノも弾いていたんだよね?

Caro:10年ぐらいいやっていました。小学校1年生くらいから習いはじめて。クラスの合唱とかで伴奏もやっていましたね。

Chocoholic:ギターをはじめたのは?

Caro:バンドをやっていくなかで、ソロをやりたくなったんですよ。“バンドよりも自分でやったほうが早い!”と思ったので。16歳の時かな。そこで初めてアコギを買ったんです。家には何本かあったんですけど、全部クラシックギターだったので“こんなん弾けん”と(笑)。すっごく安い5,000円ぐらいのギターを自分で買いましたね。

Chocoholic:バンドやっていると、みんなのスケジュールが合うようにリハーサル時間とか組まないといけないしね。

Caro:そうそう、練習に来ない子がいたり。

Chocoholic:そうだよね。

▲Chocoholic

──Chocoさんも同じような経験があるんですか?

Chocoholic:っていうわけじゃないんですけど、大体想像がつきます。もともと、私もキーボードをやっていたんですけど、途中からギターを弾くようになったんです。アヴリル・ラヴィーンとかYUIさんが流行っていたから、ギターを弾く女性がカッコいいと思ったんですよ。一時期、アコースティックバンドを組んだこともあるんですけど、基本ひとりのほうがよくて。バンドの子を見ていると、本当にスケジュールを組むのって意外と大変やなって(笑)。

Caro:ふふふ、そうですよね。

Chocoholic:バンドとかトラックメイカーでも、グループでやっている人達に憧れるけど、“ひとりのほうが早くでラクだなあ”と思いますよね(笑)。

──カフェでふたりが話す時はやっぱり好きな音楽の話が多いですか?

Caro:けっこう脱線も多いですけどね(笑)。

──いま聴いてる旬な音楽を教え合う感じ?

Caro:そうですね。ひたすら出し合うんです。私は最近、韓国のR&Bとかヒップホップを聴くことが多いんですよ。SARA-Jさんとか。あとは88rising所属でインドネシア人のNIKIさん。

Chocoholic:私は男性ボーカルが中性的に歌うのも好きなので、最近は東南アジア系のR&Bを聴いていますね。AlextbhっていうLGBTのR&B系男の子とか、FOMOっていうR&Bアーティストを聴いています。

──やはり共通するのは、可愛らしいエレクトロポップとかフューチャーベース、オルタナティヴR&Bが多いですか?

Chocoholic:もうちょっと黒いR&Bも好きですね。

Caro:いまのそのシーンって鮮度がすごいんですよ。どんどん新しいものが生まれていくから、追いかけるのが楽しいんです。

▲Caro

──じゃあ、Caroさんのインディーズデビュー曲だった「Fallin'」も、そういう音楽を聴いていくなかで生まれた曲だったんですか?

Caro:そうですね。昔はひたすらギターでやっていたから、初めて打ち込みに挑戦したのが「Fallin'」だったんです。“これは自分では完成できない!”と思って、トラックメイカーの方と一緒に作ったんですね。”私のこんなポンコツな打ち込みが本格的な音になるの?”っていうのを初めて経験しましたね(笑)。

──その作品のキャッチコピーが“ヴィンテージガーリー”で、すごく楽曲の雰囲気を言い得てるなと思いました。女の子らしいんだけど、それだけじゃないっていう。

Caro:私、こういう見た目だから、女の子っぽい声のイメージがあると思うんですけど、歌うと、「え!?」ってけっこう驚かれるんですよ。そのギャップは生かしたいし、カッコいい音楽をやりたいんですよね。あと、服が好きで古着屋さんでバイトをしていたんです、3年ぐらいかな。だから、音楽も服もオシャレにしたいなと思っているんです。

Chocoholic:ミュージックビデオもオシャレだよね。

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