【インタビュー】倉木麻衣、20周年記念アルバム完成「音楽と結婚している感じです」

■本当にありがたいです
■今、生きてる証ですから

──ステージからお客さんの顔は見えます？

倉木麻衣：見えます。「前列にいたよね」という話もしたりして（笑）。ライブが終わってから反省会とミーティングを何時間もするんですけど、それでも会場で待ってくれているファンがいて「今日はこうだったよ、ああだったよ」と感想をお伝えくださるんです。そこが自分のモチベーションにもつながりますし、ファンとの交流は自分の中で大切なものになっています。

──毎回反省会をやるんですね？

倉木麻衣：え？　やらないんですか？

──いや……いろんな方がいますのでなんともですが。

倉木麻衣：「今日はこうだったので次回はこうしよう」って、より楽しんでもらえるライブにしたいっていう気持ちでスタッフさんも一丸となって、身を粉にしてライブだけのためにご尽力いただいてます。ほんとに帰れなかったりするじゃないですか。ライブと結婚したみたいに。

──「ライブと結婚」とは名言ですね。

倉木麻衣：ほんと、ライブと結婚したみたい（笑）。ライブのためだけに全てのコンディションを捧げて準備するので、大変なこともあるんですけれども。

──もともと音楽と結婚したようなものですね。

倉木麻衣：そうですね（笑）。はい。音楽と結婚している感じですね。“頑張った分だけ、いろんな幸せが帰ってくる”と実感できる瞬間がライブツアーを通じてあるので、頑張れるという感じですね。

──それが見たくて僕らも会場に向かうんです。

倉木麻衣：みんなそれぞれが、それぞれの場所で闘って過ごして、みんなで楽しい時間を過ごして共有して“よし、また頑張ろう”ってなれるような空間・時間を共有するので、私も“頑張ろう”って思えます。ライブをすると、ぐったりするくらい大変だけど、いつもそれ以上に元気をもらって終わるっていうのがあるんです（笑）。それが“また次やろう”に変わる。

──疲れはするけどくたびれはしない。

倉木麻衣：そうです。作るものを作って、それを受け止めてくださる方がいることが、本当にありがたいです。“今、生きてる証”ですから。

──そこに喜びがある？

倉木麻衣：それがあるからこそですよね。自分にとって達成感っていうのはご褒美です。みなさん、ライブにぜひ来てください。グッズも薔薇色に関係して、面白い展開でいこうと思っていますので、楽しみにしていただければ嬉しいです。

取材・文◎BARKS編集長　烏丸哲也








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