氷川きよし、文化放送を20時間ジャック。お天気キャスターもつとめる

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9月23日(月・祝)に文化放送で特別企画「氷川きよし20周年記念・文化放送20時間スペシャル」が実施され、氷川きよしが早朝5時から、文化放送の6つのワイド番組、天気予報、時報スポットCMなどに出演し、足かけ20時間の「電波ジャック」を初めておこなった。

◆氷川きよし 画像

今年2019年でデビュー20周年を迎えたことを記念して行われた今回の企画で氷川は、朝5時スタートの早朝ワイド『おはよう寺ちゃん 活動中』から、朝ワイド『なな→きゅう』、午前ワイド『くにまるジャパン極』、午後ワイド『大竹まことゴールデンラジオ!』、夕方ワイド『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!』、夜の若者向けワイド『レコメン!』と、合計6番組に次々と出演した。

午前5時スタートの『おはよう寺ちゃん 活動中』では、「睡眠時間は2時間くらい」と語った氷川は、「ラジオですから、喋らなくちゃいけないですからね! 人を傷つけない程度に、言いたいことを言おうと思ます!」と明るく20時間企画をスタートさせた。その後の『なな→きゅう』では、パーソナリティの上田まりえと共演し、上田からの「いつも朝8時には何をしていますか?」という質問には、「寝てます。朝は本当に弱いですけど、今日はワクワクしてて、すごくテンション高いんです」と述べた。



午後ワイド『大竹まことゴールデンラジオ!』は、この日は番組をお休みした大竹まことにかわって、スペシャルパーソナリティとして出演。漫画家・倉田真由美と太田英明アナウンサーと共に、『氷川きよしの ピンチをチャンスに変える!大丈夫スペシャル』として2時間半にわたり番組をリードした。番組では「ピンチを乗り越えて“大丈夫”になった話」をリスナーから募集。寄せられたメッセージに対して、最新曲のフレーズに合わせて「大丈夫!」と励ました。また番組では、氷川からのリクエスト曲もオンエアされ、「最初に買ったCD」は「さよなら人類」(たま)と述べ、「中学校の時、新聞配達をして… でも1週間でやめちゃった。でもその1週間分のお給料でこの曲のCDを買いました」というエピソードも明かした。このほかにも、「歌手を目指すきっかけとなった曲」として「エターナルウィンド」(森口博子)と「兄弟船」(鳥羽一郎)を、「初めて人前で歌った曲」として「赤いスイートピー」(松田聖子)をオンエアした。



また、夕方のワイド番組『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!』では、デビュー当時からお互いを知るというコラムニストの山田美保子と共演。「どんどん歓声が大きくなっていくのを見せていただきました」と振り返る山田に、氷川は「あっという間の20年でした。一瞬のように過ぎて、浦島太郎状態で、ふたを開けたら42歳になっていたという感じで」と周囲を笑わせもした。



この日は、これら番組出演のほか、氷川が定時を知らせる「時報スポットCM」や天気予報を伝える「お天気キャスター」も担当。企画最初の天気予報となった5時台の天気予報では「震えました。ちゃんと言わないといけない情報だから。それを頼りにお仕事している人もいるので緊張しました」と語ったが、その後はミスもなく天気予報キャスターをつとめ上げた。

夕方、氷川はこの「20時間スペシャル」について記者に聞かれると、「楽しかったです。自然体で言いたいことを言わせてもらいました。でも6割くらいしか話せてないです。あれもこれも話したいと思っていたんですが、ちょっと控えめに(笑)。ラジオは難しいですね。声だけで伝えなくてはいけないですから。声だけでどれだけの人を励ますことができるかなと。自分の心と体を通して、自分が感じたことを、自分の体験を交えながら話すことで、聞いている方が少しでも自分も頑張ろうかなと思ってくれたらいいなと思いながら話させていただきました」と振り返った。

また自身の20周年については、「演歌歌手という肩書ではなく、歌手・氷川きよしになれたら。カテゴライズされないようなアーティストとして今後もたくさん発信していきたいです。自分が苦しんだり悩んだり悲しんだことも全部歌にして、真実を歌いながら人を鼓舞していく人生だったらいいなと思います。自分ありきの歌を歌っていきたい」と力強く語った。

◆氷川きよしオフィシャルサイト
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