伝説的なブルースギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのストラトキャスター販売開始

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フェンダーミュージックが、Winter NAMM 2019で発表された伝説的なブルースギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのアーティストシグネイチャーモデル「Stevie Ray Vaughan Signature Stratocaster」の国内販売を開始。8月22日より全国のFender Custom Shop正規取扱店舗で販売される。


2019年1月にFender Custom Shop製アーティストシグネイチャーモデルとして発表された「Stevie Ray Vaughan Signature Stratocaster」は、フェンダーのアーティストシグネイチャーの中でもロングランモデルとして人気を博していたモデルのひとつ。1980年から90年にかけてのエレクトリックブルースのリバイバル期をほぼ一人で背負ったスティーヴィー・レイ・ヴォーンは、愛器のStratocasterとともにヒットチャートを駆け上がった。そして、あまりにも早すぎた不慮の事故により逝去するまで、レイ・ヴォーン本人と共同でギターを製作することが許されていたのはFender Custom Shopの職人のみだった。このStratocasterは、こうした背景を持つFender Custom Shopからスティーヴィー・レイ・ヴォーンへの尊敬の念を込めて、再びシグネイチャーモデルとしてラインナップに加わることになった。


シグネイチャーモデルの開発にあたりレイ・ヴォーンが目指したは、彼自身の起伏の激しい独特なトーンを駆使しながらも常に計算されたプレイスタイルに合わせて、大胆にモディファイされたStratocasterの実現だった。その際にFender Custom Shopが新たに設計開発した、高出力かつ真のフェンダートーンを備えたピックアップが“Texas Special”。これまでにも多くのモデルで採用されているTexas Pickupだが、今回のモデルはそのピックアップを基にしながら、特別にFender Custom Shop専属のピックアップ職人がフェンダー伝統のハンドワウンド製法によって丹念に作り上げた“Texas Special Pickup”を搭載している。


また、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのヒーローであるジミ・ヘンドリックスに対するオマージュとして、SRVが右利き用のギターに左利き用のトレモロブリッジを載せ替えていたことから、シグネイチャーモデルでは何のストレスも抱かずレフティの位置でもアーミングできるように工夫が凝らされている。2ピースから成るボディは、重量と木目を厳選したアルダー材を使用。そして、NOS(NEW OLD STOCK:エイジド加工を一切施さず、新製品として過去のギターを現在に甦らせたモデル)ラッカーフィニッシュは、長い期間プレイし続けるほどに弾き手の特徴に合わせて自然な風合いでエイジングされていく。さらに追柾目に木取ったメイプル材ネックは、レイ・ヴォーンのメインギターが作られた時期でもある1960年代の代表的なプロファイルであるオバール“C”シェイプを基調に、1弦側を少しだけ薄くすることでベンドする際に天高く突き抜けるトーンを得られるように設計されている。妥協のない徹底したプロファイルによって、彼が愛したギターのフィーリングを忠実に再現したモデルに仕上がっている。


製品情報

◆Stevie Ray Vaughan Signature Stratocaster
カラー:3-Color Sunburst
指板:Rosewood Fingerboard
価格:604,000円(税別)

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