＜WORLD HAPPINESS 2019＞、高橋幸宏、槇原敬之、きゃりー等豪華6組がYSアリーナ八戸で競演

＜WORLD HAPPINESS 2019 with HACHINOHE＞が8月24日、青森・YSアリーナ八戸にて開催された。

◆＜WORLD HAPPINESS 2019 with HACHINOHE＞画像

高橋幸宏がキュレーターを務め、2008年より開催されてきた＜WORLD HAPPINESS＞。2017年以来2年ぶりとなる今回は、青森県八戸市とのタッグにより、この夏同地に誕生した屋内スケート場・YSアリーナ八戸の竣工記念イベントとして開催された。

イベント初となる屋内ステージではコーネリアス、ゴスペラーズ、きゃりーぱみゅぱみゅ、DJ TOWA TEI、槇原敬之、高橋幸宏の6組が熱演を繰り広げ、屋外広場には館鼻岸壁朝市や八戸市街地の名物店舗が集結。約1万人の来場者が豪華なアーティストライブと八戸の魅力満載の屋台を楽しんだ。



同名義で初の＜WORLD HAPPINESS＞出演となったコーネリアスが圧倒的なステージでイベントの幕開けを飾り、ゴスペラーズは観客もコーラスに参加して楽しめる“なりきりゴスペラーズ”を交えながら、全曲アカペラで自身の名曲から国内外のヒットソングのカバーまでを披露。八戸市出身の北山陽一からは“子供時代に会場のすぐ近くに住んでいた”とのエピソードも明かされた。



3回目の＜WORLD HAPPINESS＞参加となったきゃりーぱみゅぱみゅは通常とは異なるダンサー編成でヒット曲満載の華やかなステージを届け、DJ TOWA TEIは客席内に設けられたDJブースで30分ずつ計2回のミックスを披露。「VOLARE」（高橋幸宏）、「スポーツマン」（細野晴臣）、「い・け・な・いルージュマジック」（坂本龍一＆忌野清志郎）などYMOにちなんだ楽曲からYMOナンバー、そしてソロ活動25周年となる自身の楽曲までを巧みに織り交ぜたプレイでアリーナを沸かせた。



「青森は大好きな場所。日本で一番ラテンな県だと思います！」と語った槇原敬之のステージでは、青森にちなんだ「林檎の花」が特別アレンジで披露された。さらにラストの「どんなときも。」では高橋幸宏との共演が実現。「YMOの存在がなければ、音楽を志していなかった。共演できるなんて夢のよう」と喜ぶ槇原と「今回、最初に参加表明してくれたお礼だから」と楽しげにドラムを叩く高橋の貴重なコラボレーションに、会場からは大きな歓声が送られた。



トリを飾ったキュレーターの高橋幸宏は、初期のソロアルバムからの楽曲を中心に、8名の豪華ミュージシャン陣との濃密なステージでアリーナを魅了。さらに後半では＜WORLD HAPPINESS＞にフル出演している鈴木慶一が登場し、高橋と共にTHE BEATNIKSのナンバーを届けた。「Ark Diamant」でオーディエンスを大いに沸かせ、「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya」では会場一体となっての「シェー！」ポーズも見事に決まる。最後は「今日の空」をソロで歌い上げ、しっとりと＜WORLD HAPPINESS 2019 with HACHINOHE＞のステージを締めくくった。