【レポ&インタビュー】第一興商、業界初の音声認識機能搭載の新商品発表会で吉幾三や倉木麻衣が熱唱

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■海蔵亮太 インタビュー

――新商品発表会「DK EXPO 2019」に参加されてみていかがでしたか?

海蔵亮太(以下、海蔵):僕自身、カラオケという文化で育ってきて、カラオケの大会で優勝したことがきっかけでデビューしましたので、いわば原点みたいなところの大きなイベントに呼んでいただけたのはすごく嬉しいことでした。また、会場のいろんなブースにたくさんの方が集まっていらっしゃって、このカラオケという文化はしっかり日本に根付いているんだなということを実感しました。

――海蔵さんはカラオケ世界大会(KWC)で2年連続世界チャンピオンという経歴をお持ちですが、受賞された時はどんなお気持ちでしたか?

海蔵:まさか自分が日本代表として選ばれることも信じられなかったし、その後世界大会で優勝するなんていうことも思っていませんでしたから、名前を呼ばれた時は同姓同名の誰かじゃないかなって思うくらい実感はなかったんです。トロフィーをいただいてインタビューを受けたりしている時にやっと「あぁ優勝したんだな」と思ったくらいでした(笑)。それが2年連続でしたからね。自分でもびっくりでした(笑)。


――カラオケで上手く歌うとか、高い評価を得るための秘訣みたいなものはお持ちだったんですか?

海蔵:カラオケの大会っていろんなものが開催されていると思うんですが、僕はそういうものに一度も参加したことがなかったんです。その優勝した時が初めての応募だったので、何も知らないまま臨んでいたんです。だからこそ純粋に自分が楽しんで、聴いている人も楽しんでくれたらいいなぐらいの感覚で、日本の予選も決勝も、世界大会の予選も決勝も歌ったんです。今思うとそういう子供心と言いますか、勝敗にこだわらず、自分のワクワクするような気持ちや聴いてくださる方の喜びみたいなものを大事にして歌ったことが、ひょっとしたら秘訣になっていたのかなと思いますね。

――そのお気持ちは、今も海蔵亮太さんの活動のベースにもなっていたりしますか?

海蔵:そうかもしれないですね。デビューして1年ほど経ちますが、良い意味で何も変わってない自分がいるような気がします。何百人何千人の前で歌ったとしても、結局僕の歌の原点は家族で行っていたカラオケボックスですし、両親の前で歌っていたあの頃のままの気持ちで歌っていますから、全く変わっていないんですよね。そういう初心みたいなものはこれからも忘れずに歌い続けたいなと思っています。

――これまでカラオケで一番多く歌ったのはどういう曲だと思われますか?

海蔵:美空ひばりさんの曲だと思います。子供の頃、父に連れられてカラオケの機械が置いてあるようなお店に行ったりした時、周りの大人達の歌を聴いたりしていると、最終的にみんなが知っていてみんなが歌っていたのは美空ひばりさんの歌だったんですよ。じゃあこの曲を歌ったら両親とか近所のおじさんとかも喜んでくれるんじゃないかなって思って歌い始めたんです。今でも、いろんな世代の方が集まるイベントや初めての方が多くいらっしゃるところで美空ひばりさんの曲を歌うとすごく喜ばれます。名刺がわりではないですが、自分の歌声を一番知ってもらえる曲なのかもしれないなとも思っています。

――カラオケで歌う時のマイルールがあったら教えてください。

海蔵:僕は、歌う前に必ず音響をいじりますね(笑)。エコーを強くするのが嫌いなんですが、僕がマイクチェックするとエコーがすごく下がっているので、後に歌う友達からはクレームの嵐(笑)。

――でもこれからはLIVE DAM Aiの音声認識機能がありますから、エコーもキーコントロールもその場で対応できて、クレームも無くなりそうです(笑)。

海蔵:すごい時代になりましたよね(笑)。つまり極論を言えば、ひとカラがなくなるっていうことでもありますよね。その場で歌っているのは1人でも、僕の呼びかけに応えてくれる“Aiさん”がいるわけですから。そのうち、自分のタイプの声の“Aiさん”を選んでハモったりできる日が来るかもしれない(笑)。そうしたらもう、僕はカラオケボックスに入り浸って出てこなくなるような気がします(笑)。


▲「愛のカタチ」【プレミアム盤】


▲「愛のカタチ」【スペシャル盤】

――では海蔵亮太さんの代表曲「愛のカタチ」をカラオケで歌う時のコツやポイントがあったら教えてください。

海蔵:この曲をカラオケ世界大会で歌ったこともありますし、デビューシングルにもなりましたので、ありがたいことに今もたくさんの方に歌っていただいています。純粋に、本当に嬉しく思っています。僕自身がこの曲を歌う時に気をつけているのは、歌っていない時に気を抜かないことなんです。イントロやメロとメロの間などで気を抜いてしまうと、次のフレーズの頭が上手くいかなかったりするんですよ。歌っていない時こそ歌っている――あ、これ名言ですね(笑)。じゃあもう一度言いますね、「歌っていない時こそ歌っている by 亮太」(笑)!

――ありがとうございます(笑)。

海蔵:「愛のカタチ」に限らずですが、歌っていない時もその曲を心で噛み締めながら、世界観にしっかり浸っているというのが大事なんじゃないかなと思います。

――デビュー曲「愛のカタチ」はリイシューされ、現在カップリングに新曲を収録したスペシャル盤と、LIVE DAM STADIUM presents「海蔵亮太 LIVE 2019 Communication」のライブ映像が収録されたDVD付きのプレミアム盤がリリースされているんですよね。

海蔵:はい。僕のひとつのテーマとしては、挑戦というものが大きくありました。デビューからの1年を通して、たくさんの方とたくさんの場所で出会ってきて“アーティスト・海蔵亮太”というもののイメージが少しずつ出来上がってきたのかなと思うんですね。それもすごく光栄なことなんですが、そこにとどまることなく、もっと自分が知らない自分を見つけたいという気持ちがあるんです。そういう意味でも今年は攻めの年にしたいなと思っていたので、このリイシュー盤では今までやらなかったような音楽にも挑戦しましたし、ファンの皆さんには「海蔵亮太ってこういう曲も歌うんだ」と思っていただけるような楽曲も収録してみました。ここからまた一緒に新しい海蔵亮太を見つけていけるような、そういう作品になっているんじゃないかなと思います。

――では最後に、今後についてはいかがですか?

海蔵:僕は、日本語の言葉がとても好きなんです。世界大会の時も、いろんな方から「ジャパニーズという言語はすごく美しいね」って何度も言われてきました。最終的にはワールドワイドで活躍できるようなシンガーになりたいという大きな目標を持っていますが、そのためにもまずは日本人としての誇りをしっかり持って、日本語をきちんと伝えつつ、だけど型にはまらないでいろんなことに挑戦していけたらと思っています。まだデビュー2年目なので、良い意味で、まだ定まっていないところを逆手に取っていけたらと思っているところです。

取材・文●山田邦子

リリース情報

New Single「愛のカタチ」
2019.6.5 Release
【プレミアム盤 CD + DVD】
CRCP-10430 \2000 (税込)
M1. 愛のカタチ
M2. Just a friend
M3. コーヒーカップ
M4. 愛のカタチ(Original Karaoke)
DVD 「海蔵亮太 LIVE 2019 Communication」
名古屋ボトムライン 公演より7曲収録

【スペシャル盤 CD】
M1. 愛のカタチ
M2. イッショケンメイ
M3. Stripes
M4. 愛のカタチ(Original Karaoke)
CRCP-10431 \1200 (税込)

ライブ・イベント情報

<「愛のカタチ」リリースイベント>
9月1日(日)神奈川・ボーノ相模大野 1F イベント広場
9月14日(土)愛知・ヒルズウォーク徳重 ガーデンズ ヒルズ棟 B1F ウォークコート
10月12日(土)神奈川・小田原ダイナシティウェスト 1Fキャニオンステージ

<LIVE DAM STADIUM Presents 海蔵亮太 LIVE 2019 「Communication Vol.2」>
9月20日(金)ボトムライン
9月21日(土)大阪YES THEATER

◆<predia インタビューはこちら>
◆<「LIVE DAM Ai」 詳細はこちら>
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