【対談】Psycho le Cému × メトロノーム、「音楽性は違えども、エンターテインメント感が近い」

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■その都度その都度、楽しくやってたら
■20年経ってたみたいな感じです

──メトロノームはPsycho le Cémuのメンバー全員と仲がいいんですか?

フクスケ:一昨年のツーマンの前に、seekさんとトークイベントをやったんですよ。それまで一度も話したことなかったんだけど。そこで連絡先を交換してから「僕とseekさんはソウルメイトだ」って言い始めてます。seekさんの誕生日にTwitterのダイレクトメールで“おめでとう”を送ったことも何回かありますし。でも、会っても特には話さないですけどね、ソウルメイトだから(笑)。

YURAサマ:リウさんも言ってましたけど、ツーマンの打ち上げで、みんなで仲良くしゃべった印象はあります。

シャラク:そこで、“Lidaさんとフクスケってこんなに仲がいいんだ?”と思ったんですよ。それまでLidaさんはクールな印象だったので、フクスケと“ボケとツッコミ”みたいな会話をしてるのを見て、びっくりしました。

リウ:シャラク君はDAISHIさんとボーカル論を話してたよね? 話してたのか、一方的に聞かされてたのか……(笑)。

シャラク:自分にはボーカル論なんて全然ないんですけど、聞くのは好き。求められても何かを答えることはできないですけど。

▲フクスケ [TALBO-1 / メトロノーム]

──リウさんはseekさんとベーシスト同士で話したりしました?

リウ:僕、seekさんのベースを弾いてるときの佇まいが好きで。雰囲気がカッコいいなと思ってたので、確かその話をしましたね。

Lida:こっちはメンバー5人だから、そういうときはだいたいAYA君が1人でお茶飲んでるんですよ(笑)。“アカ~ン、AYA君が1人ぼっちになってる~!”ってすぐに輪に参加させるという(笑)。

──ところで、Psycho le Cémuは今年20周年、メトロノームは21周年を迎えられましたけど、途中でそれぞれ活動休止期間がありつつも、20年以上バンドを続けてこられた秘訣ってありますか?

YURAサマ:「ずっと一緒にやっていこうよ」って話なんてしたことないと思うんですよ。その都度その都度、楽しくやってたら20年経ってたみたいな感じですかね。

Lida:Psycho le Cémuの場合、年上組と年下組で考え方も微妙に違うんですよね。それがいいのかもしれないし。僕とYURAサマはバンド内でも“楽しい”っていう部分を重視してる2人で。バンドの方向性をしっかりと考えるのはまた別のメンバーなんです。復活してから特に5人の役割がはっきりと見えてきて、メンバーそれぞれの個性とか得意分野を活かしてきた結果、長く続いたのかなって。

──メトロノームはどうですか?

フクスケ:活動休止中、個々に活動をしていたんですけど、そのときはあんまり会わなかったんですよね。ところが、何かのきっかけで久しぶりに会ってからは、いつの間にか飲み友達みたいになってて。復活してからも、そのまま関係が継続されてるんです。そういう関係性だと、“これどうなのかな?”っていう意見の食い違いがあったとしても、気持ちがトガらずにいられるし。お互いに任せるところは任せるようになった。いい意味で肩の力を抜いて活動できてるのがいいのかなって思いますね。

▲リウ [TALBO-2 / メトロノーム]

──メトロノームの場合、ライヴの打ち上げで3人が集まっても、音楽の話はほとんどしないですよね?

フクスケ:飲んでるときは全然しないですね。お酒が入る前にリウから「スケジュール確認したいんだけど」って言われたら、みんなが「はい!」ってスマフォを持ちながら、スケジュールをメモる程度のことはするけど。

リウ:飲む前にやっておかないと記憶がなくなっちゃうからっていうだけで(笑)。

フクスケ:“このマジメな時間、早く終わんねえかな!”って思いながらですけどね。

Lida:Psycho le Cémuは5人が集まるとバンドの話ばっかりしてますね。だから誕生日会のときとかは最初に、「音楽の話はやめよう。バンドの話したらビンタな!」ってあらかじめ決めておくんです。そうしないと、いつの間にかバンドの話になっちゃうから。

リウ:メンバーの誕生日会って、プレゼントを渡したりするんですか?

Lida:僕はわりと。それにフクスケ君と会うたびにプレゼントを渡してたこともあります。

フクスケ:1年に何回もプレゼントをくれるんですよ、「♪ハッピーバースデー」って歌いながら。誕生日当日かどうかは関係なく、“生まれてくれてありがとう”っていうことを伝えてくれてるんでしょうね(笑)。

YURAサマ:Lidaは「フクスケ君に何あげたら喜ぶかな?」って相談してくるんですよ(笑)。だいたいツアーで車移動中のサービスエリアとかでプレゼントを探してるんですけど。

Lida:なにかあげたくなっちゃうんですよね。

フクスケ:お返しは一切したことないですけどね。一方通行の愛が生まれてるみたいです。

Lida:そう。関係性が複雑なんです(笑)。

──ギタリスト同士は相当仲がいいようですが、ギターの話もするんですか? Lidaさんはパンテラのダイムバック・ダレルモデル、フクスケさんはTOKAIのタルボ、それぞれ音楽的背景が透けて見えるようなギターを使われているわけですし。

フクスケ:一切しません(笑)。

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