ザ・フー、『四重人格』以来の傑作『WHO』は11月22日発売

ツイート

1964年に最初のレコーディングを行ってから55年、世界で1億枚以上のレコードを売り上げ音楽史上にその偉大な足跡を残しているザ・フーが、13年ぶりのニュー・アルバム『WHO』を11月22日にリリースすることを発表し、先行して新曲「ボール・アンド・チェーン」がリリースされた。

『WHO』は2019年の春から夏にかけて、ロンドンとロサンゼルスでレコーディングされた作品だ。ピート・タウンゼントとD.サーディ(ノエル・ギャラガー、オアシスなどを手掛ける)が共同でプロデュースし、デイヴ・エリンガ(ロジャー・ダルトリー2018年のソロ作『アズ・ロング・アズ・アイ・ハヴ・ユー』をプロデュース)がヴォーカル・プロダクションを担当している。ピート・タウンゼント(G)、ロジャー・ダルトリー(Vo)の他は、おなじみのザック・スターキー(Dr)、ピノ・パラディーノ(B)、そしてサイモン・タウンゼント(G)、ベンモント・テンチ(Key)、カーラ・アザー(Dr)、ジョーイ・ワロンカー(Dr)、ゴードン・ギルトラップ(G)も参加している。

ジャケットは、ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットデザインで有名なイギリスのポップ・アーティスト、サー・ピーター・ブレイクが担当しており、9月12日にニューヨークのPaceコンテンポラリー・アート・ギャラリーのオープニングとしてこのジャケット画像が発表され、ザ・フーもアコースティック演奏を披露した。

「1973年の『四重人格』以来最高のアルバムを作り上げたと思う。ピートは衰え知らずで今も素晴らしいソングライターであり、相変わらず斬新だ」──ロジャー・ダルトリーは、

「このアルバムはほぼ全曲が昨年書いた新曲で、例外は2曲だけ。テーマは無し、コンセプトも無し、ストーリーも無し、ただ私(と弟のサイモン)が、歌声を新たに蘇らせたロジャー・ダルトリーに刺激とやりがいと展望を与えようと書いた曲を集めた。ロジャーも私も今となっては老人だ、どう考えても。だから私はロマンスとは、できるなら郷愁とも距離を置くようにした。誰にもきまりの悪い思いはさせたくなかった。思い出なら問題無い。そして中には、現状の一触即発な有様に言及した曲もある。私は2018年の夏に自宅のスタジオで新旧様々な楽器を用いて全曲のデモを改めて作った。ザ・フーとしては2019年3月にレコーディングを始めて今、8月の終わりに完成した。これでなんとかLPの、もしかしたらカセットも…11月のリリースに間に合ったよ」──ピート・タウンゼント

ザ・フー『WHO』


2019年11月22日発売
CD UICP-1197 ¥2,600(税抜)+税
日本盤のみSHM-CD仕様
https://umj.lnk.to/TheWho_NewAlbum

◆ザ・フー・オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス