マイケル・ジャクソンの遺族、『ネバーランドにさよならを』のエミー賞受賞に「茶番」

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子供のとき、マイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたと主張する2人の男性を取材したドキュメンタリー『Leaving Neverland (ネバーランドにさよならを)』が、土曜日(9月14日)アメリカで開かれたエミー賞(クリエイティブアート・エミー賞)で、ドキュメンタリー/ノンフィクション・スペシャル部門を受賞したことに対し、マイケルの遺産管理財団から批判の声が上がった。

◆マイケル・ジャクソン画像

財団は月曜日(16日)、『Hollywood Reporter』に以下のような声明を出したという。「完全なるフィクションである映画がエミー賞のノンフィクション部門の栄誉を授かるとは、全くもって茶番だ」「証拠のかけらもなく一方的で、ドキュメンタリーと呼んでいるあの作品は、秘密裏に制作され、対象者2人と彼らの家族以外、誰もインタビューしていない」

今年(第71回)のドキュメンタリー/ノンフィクション・スペシャル部門には、『ネバーランドにさよならを』、ずさんな運営で開催初日で中止せざるを得なくなったFYREフェスティバルを追った『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』、ベンチャー企業Theranosの女性創業者エリザベス・ホームズのドキュメンタリー『The Inventor: Out for Blood in Silicon Valley』、女優ジェーン・フォンダの『Jane Fonda in Five Acts』、女性コメディアンGilda Radnerの『Love, Gilda』、イリノイ州に住む若者の生活、友情を記録した『Minding the Gap』が候補に挙がっていた。

Ako Suzuki
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