【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「ヨーロッパツアー編・その1」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。今回からヨーロッパツアーが始まります。その前に6日間だけ東京に戻りました。

■サーカスのテントを利用したWata Cukrowaで
■ヨーロッパツアーの最高なスタートダッシュを

ハワイから東京に6日間戻り、4ギグと新曲を仕上げて、いよいよヨーロッパツアーへ出発します。かなりハードなスケジュールですが、今は世界で活動し、自分のフィールドを広げるために今の道を選んでいる、そう思ってます。今は目の前のことをこなし、進み、アクションを起こすしかないのです。




東京では、WOMB新島啓介さんの誕生日バースデーと合わせて自分が選抜したアーティストでDFAのボスJuan Mcleanを招き、自分が一番影響を受け、自分がDJを始めるきっかけのTamaru氏とメインを固めました。ラウンジにはMoney Timers、Timothy Really Labが出発し、最高なパーティになりました。念願のWOMBでのデビューは大きな変化に必ずなったと感じる一夜でした。




その勢いに乗り、ポーランドのワルシャワからヨーロッパツアーがキックオフ。イスタンブールからワルシャワに着くと、プロモーターのKacperがピックアップしてくれて、早速ベニューへ向かいます。会場となるWata Cukrowaはとてもユニークな、サーカスのテントを利用したベニューで、オープンエアのレストラン、バー、ダンスフロアがあって、まるでフェスティバルなフィーリング……ダンサーはなぜかジャパニーズテイストな衣装で、会場を盛り上げてくれました。僕の前のDJはハウス〜ディスコをプレイ。会場の雰囲気がレイヴな感じだったので、怪しい雰囲気の曲からトランシーでスペーシーなトラックをプレイしてみました。テストで先日仕上げたアンリリーストラックもドロップ。そちらもかなりハマってすごく盛り上がりました。加えて先日リリースされたばかりの「J.A.K.A.M. Chida Remix」もプレイすると、お客さんもさらにクレイジーにダンスしてくれて、ヨーロッパツアーの最高なスタートダッシュが出来ました。翌日はベルリンのギグとなります! ってことで、

「Thank u Wata Cukrowa,Kacper」

■さまざまな出会いが必ずある
■ベルリンのパーティ

さて、ベルリンに到着。空港からベルリンのナイトクラブ“Salon Zur Wilden Renate”で一緒にプレイする、テルアビブ出身ベルリン在住、Renateで働いているSalto HandulasことShachakの家へお世話になります。ここでは音楽をシェアしたり、たくさんの会話が出来て良かった。しかも、シャワーまで浴びさせてもらいました。その後はRenateのディナーへ。RenateのレジデントDJを務めるPeak&Swiftや、最近DFAからリリースしたWolfram、それに他のラインアップの出演者、関係者とディナーしました。


ディナーで盛り上がったのでその場を離れるのを惜しみつつ、一緒にパーティメイクするMan Powerのレーベル“Me Me Me”からもリリースが決まっているBryan Kesslerと再会しました。昨年はBryanのホームグラウンドであるケルンにてプレイしたので、それ以降の再会となりました。彼は今後間違いなく、このシーンで飛び抜けるアーティストだと思ってます。Bryanたちと軽くバーで話をして、一緒にRenateへ向かいます。

今夜の僕は2〜5時のセット。すごく嬉しいことに<Garbicz Festival>のJuicy Barクルーと、インドネシア・バリ島でお世話になっている愛するAlex Kesslerも会場に来てくれました。ベルリンはどの土地よりもアーティストと交流出来る場所だと、毎回感じます。みんなとの再会もあり、疲れも吹き飛びアッという間に3時間セットがスタート。前半はワールドミュージック〜和物を中心にプレイし、お客さんが入りだして盛り上がって来たところで、Bryanと一緒にBryanのアンリリースものをプレイ。フロアは大盛り上がり! エレクトロ〜ニューウェーブ、それにもちろん自分のトラックもプレイしました。 BryanやAlex、バリバリ在住クルーがフルサポートしてくれたおかげで、しっかりとプレイ出来ました。


Renateで遊び倒した後はRenateのPeak&SwiftのJanとJanの彼女Daphineの家へ。この後はチャレンジ。ベルリンではノーと言えない。とにかくキープゴーイング。Peak&SwifとAlex、Janの彼女、バリ島の友達と、みんなハードコアで、今かなり鍛えられてます(笑)。夕方からRenateがサマーシーズンベニューとして運営しているベニュー“Elise”でサンデーパーティがあるので、みんなでEliseへ。ここではヤング・マルコがプレイしており、90sトランス〜ハウス〜ブレイクス〜テクノを織り交ぜプレイしてました。かなり今90sみんなプレイしてますね。オーストラリア出身ベルリン在住のアーティストKris Baha、Marc PinolとC.I.Pとして活動するCapablanca、テルアビブ、ベルリンのレーベル“Multi Tuti”のオーナーKazele……などなどたくさんの出会いがありました。自分の活動も、評価してくれて、背中をたくさん押してもらいました。ベルリンは本当に出会いとチャンスがあり、本当に勉強になります。もっと頑張って、活動のフィールドを高めて行きたいとモチベーションが高まります。

ガッツリ遊び倒して、パーティ終了。ベルリンに数日滞在し、Mehmet Aslan、Moscoman、クロアチアで開催する<Goulash Disko Festival>のブッキング担当のLogeschenにも会えたし、良かったです。ベルリンは本当に最高でした! ありがとうございました! ってことで、

「Thank u Renate,Peak&Swift,Daphine,Alex Kessler,Bryan Kessler,All My Artist Friends.」

■間違いなく楽しい一夜になる
■大好きなサンクト・ペテルブルグ

昨年、一緒にモスクワのStrelkaでプレイしたCDDOMAがセットアップしてくれたベニュー“Dom Kuture”でプレイします。今回は2日間の滞在で短いですが、CDDOMAの二人がピックアップしてくれて、前回と同じ部屋に滞在。チェックインしてからモスクワ市内を散策。バリ島で一緒に遊んだValeraとも再会。みんな元気そうで良かった。




翌日はCDDOMAとモスクワ観光して、今夜プレイするベニューDom Kulturでディナーを終えて、パーティがスタート。CDDOMAからオープン。ディスコ〜ハウス〜エレクトロを上手くミックスして、お客さんも盛り上がっていて、フロアの雰囲気も最高。いよいよ自分の出番。一番盛り上がったのは、ベルリンでもプレイしたBryan Kesslerのアンリリーストラック! やっぱり今後間違いなく飛躍するアーティストだと思います。ディスコ〜ハウス〜エレクトロ〜ブレイクスのエッジのあるトラックを混ぜてプレイ。お客さんもかなり踊って盛り上げてくれたし、凄い楽しい一夜でした。モスクワの皆さんありがとうございました! ってことで、

「Thank u Dom Kultur,CDDOMA」

いよいよ大好きな街サンクト・ペテルブルグへ。一緒にKuznyaにてプレイするKito Jempereと待ち合わせして一緒にフライト。空港に到着し、Kitoが車を空港にパーキングしていたので、ステイ先まで、運転してくれました。ステイ先はロケーションも窓からの景色も素晴らしくて幸せ気分。Renegade Storeを運営するSlavaとSashaがピックアップしてくれて、一緒にKuznyaへ。Kitoが運営するKuznyaはレストランで週末の金土曜日の夜はパーティとなり、すでにたくさんの世界各国のアーティストがプレイしています。間違いなく楽しい一夜になると言っていたのでワクワクしますね。




みんなでディナーを済ませてパーティがスタート。KitoとFanikがB2Bセットでハッピーなディスコ〜ハウスをメインにプレイしてからSlavaのダークでパンチあるロックからディスコ〜ハウスなロシアンテイスト感漂うセットからの流れだったので、自分はニューウェーブ〜ポストパンク〜ディスコをメインにプレイ。この日はセカンドルームのDJがディスコをメインにプレイしたり、ロシアンポップな音楽が流れるユニークなバーもあり、たくさんのお客さんで盛り上がってました。自分らしさをしっかり表現出来たし、Kitoもすごく喜んでくれたし嬉しかった……終わってからみんなでアフターパーティを自分の部屋でして解散。あー、楽しかった! ってことで、

「Thank u Kito Jempere,Slava,Fanik,Sasha」



残りの滞在期間はDiggingしたり、Renegade Storeのみんなとボートに乗ったり、観光したり、バーで急遽プレイしたりして最高な日々を過ごしました。サンクト・ペテルブルグは大好き! みんなありがとう!

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