BiSH、初の大阪城ホールワンマン

BiSHが9月23日、大阪城ホールでワンマンライブ＜And yet BiSH moves.＞を開催した。

◆ライブ画像（16枚）

大阪出身のメンバー、アイナ・ジ・エンドの長年の夢であり、BiSHにとって初の首都圏以外でのアリーナ公演となったこのライブ。チケットは立ち見エリア含め全て即日ソールドアウトしており、会場は12,000人の清掃員（BiSHファンの総称）で埋め尽くされた。

ライブは前回の幕張メッセ9～11ホールでも映像演出をつとめた山田健人（yahyel）によるオープニング映像からスタート。ステージには巨大LEDモニター3面と2面のモニター、合計5面が設置され、白と赤の衣装を身に纏ったBiSHが登場すると大きな歓声が巻き起こった。


この夏のロックフェスでもBiSHと共にパフォーマンスしてきた5人のバンドメンバーによる演奏で1曲目はインディーズ時代のアルバム『FAKE METAL JACKET』収録の「BUDOKANかもしくはTAMANEGI」からスタート。多数のレーザー、火柱、巨大ミラーボールなどを交え「GiANT KiLLERS」「MONSTERS」「DEADMAN」等アッパーチューンを立て続けに披露した。

「SHARR」では、白の衣装から全身真っ赤の衣装への早替え、山田健人によるアシッドなVJが炸裂した「OTNK」「NON TiE-UP」や「stereo future」を挟み、毎回恒例のコントへ。前回の幕張メッセ公演では、ハシヤスメ・アツコ自らWACK代表渡辺淳之介に直接交渉を行いソロデビューの権利を勝ち取ったが、再度ハシヤスメが渡辺淳之介にソロ第2弾を交渉するも結果はNG。


「最近、ハシヤスメと社長、距離あるもんね……」というアイナの呟きから「DiSTANCE」が始まり、狂ったようなレーザーとカオスティックな映像と振り付けで攻め立てる「FREEZE DRY THE PASTS」、ステージに11本の紗幕が登場し幻想的な映像が投射されたドラマティックな「My landscape」を、夕方から夜、そして朝をイメージした演出で披露した。

終盤では、代表曲「オーケストラ」「プロミスザスター」を披露し、「beautifulさ」で本編は終了した。アンコールでは、最新アルバム『CARROTS and STiCKS』を締めくくる「GRUNGE WORLD」が初披露され、そのままBiSHのアンセム「BiSH-星が瞬く夜に-」を披露し、会場の盛り上がりは最高潮に。


ダブルアンコールのMCで、アイナ・ジ・エンドは「1人で上京して東京に大人にしてもらいました。バカみたいな叶うわけないと思ってた夢も、BiSHっていう仲間と清掃員と一緒に叶えてもらいました。BiSHはこれからも、叶うわけないって言われる夢を叶えて最高を更新していくので、よかったらついて来てください」と語り「ALL YOU NEED is LOVE」を清掃員と共に歌い上げ、ライブは終了した。

BiSH公式Twitterでは、ダイジェスト映像も公開されている。なお、10月5日からは全公演バンド編成となる史上最長の全国ホールツアーが開催される予定だ。


◆BiSH オフィシャルサイト