【ライブレポート】家入レオ×SCANDAL×吉田凜音、初のレーベルイベントDay1に「カッコよすぎたね」

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2019年で設立9年目を迎えるビクターエンタテインメント内のレーベルColourful Recordsが、9月20日(金)と21日(土)の2日間、初のレーベルイベント<Colourful Records presents“Match Up”>を開催した。

◆<Colourful Records presents“Match Up”>Day1 写真

同公演はビクターエンタテインメントが運営するライブハウス「Veats Shibuya(ビーツ・シブヤ)」のオープニングイベントとして行われたものだ。以下、吉田凜音、SCANDAL、家入レオが出演した9月20日(金)公演のオフィシャルレポートをお届けする。

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9月20日(金)にグランドオープンを迎えたJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが運営する新たなライブハウス「Veats Shibuya」にて、オープニングイベント<Colorful Records presents “Match up” Day1>が開催され、カラフルレコーズに所属するレーベルメイトである家入レオとSCANDAL、吉田凜音による初の対バンが実現した。

記念すべきオープニングアクトを務めたのはティーンのカリスマ、吉田凜音。彼女と同年齢である19歳のDJ yakkleをバックに従え、自己紹介を込めたラップソング「Ride On Turtle」からレイドバックしたグルーヴのモダンなシティポップ「サイダー」、おもちゃ箱をひっくり返したようなキュートなトラックの「KITTY」を立て続けにドロップ。ここで、「Veats Shibuya、オープンおめでとうございます」とあいさつ。「私が初めてこのステージに立った、記念すべき人間になったので嬉しいです」と語ると、オールドスクールマナーのラップソング「パーティーアップ」ではオーディエンスのコール&レスポンスを巻き起こし、可愛くも毒っ気のある強烈な個性をしっかりとアピールした。



続くトップバッターとなるSCANDALは攻撃的で圧倒的な熱量に満ちたステージを展開。ヘヴィーなバンドサウンドと柔らかい表情のヴォーカルが共存した「マスターピース」から観客は一斉に拳を突き上げ、「オイ!オイ!」という声を張り上げ、会場の熱気は一気に上昇。「恋するユニバース」「STANDARD」とアグレッシブかつ重量感のあるロックナンバーをノンストップで演奏し、アニメ『鋼の錬金術師』のエンディングテーマとしてヒットした「瞬間センチメンタル」では大合唱が巻き起こった。

続く、「窓を開けたら」はガラリとムードを変え、アーバンR&Bナンバーを切なく歌い上げてクールダウン。MCではギター&ヴォーカルのHARUNAは超満員のフロアを見渡し、「金曜の夜の盛り上がりとしては最高ですね」と笑顔を見せ、「ふたりと共演できてめっちゃ嬉しい。テンション上がってます!」と語ると、ドラムのRINAが「久々の対バン。新鮮で嬉しい。しかも、ビクターの仲間たちと」と同意。彼女たちのツアーを家入レオが見にきてくれたことを明かし、ベースのTOMOMIは「あいさつした時にちょっとだけ歌ってくれた“瞬間センチメンタル”がめちゃくちゃ上手くてびっくりした。録音したかったくらい」と話し、観客の笑いを誘っていた。


そして、最新の配信シングル「Fuzzy」からは後半戦に突入。ギターのMAMIがソロで会場を沸かせた「OVER」、ライブハウスをダンスフロアに一変させた「テイクミーアウト」、タオル回し曲「エレクトリックガール」、HARUNAをTOMOMIとMAMIが挟むようにして接近して歌った「Image」でダイナミックなロックナンバーでブチ上げ、ライブバンドとしての確かな実力を見せた、熱いステージとなっていた。


イベント1日目のラストを飾ったのは、大きな歓声とクラップに迎えられて登場した家入レオ。愛なんて価値がないという迷いや葛藤を描いた「Bless You」では半身の姿勢のまま、刺すような眼差しで力強い歌声を響かせ、「Shine」では実に伸びやかなヴォーカルと堂々としたパフォーマンスで観客を魅了。MCでは「ライブハウスで歌うのはすごく久しぶりなので、めちゃくちゃ楽しみにしてきました。オープニングで歌わせていただけて嬉しく思います」とあいさつ。「自分の夏の思い出を重ねて聴いてくれたらと思います」と語り、ドラマ主題歌としてヒットした「君がくれた夏」をアコースティックギターを弾きながらしっとりと歌唱。

続く、「もし君を許せたら」はピアノの伴奏のみで歌い始め、ドラマチックでエモーショナルなヴォーカルを聴かせ、「Spark」ではファルセットやスキャットなど、様々なヴォーカリゼーションを披露。King Gnuの常田大希(G,Vo)による作詞作曲の「Overflow」では「一緒に音の波に乗って行こうぜ」と誘い、「ファンタジー」では「やっぱりリアルがいいよね」と呼びかけながら、ステージに座り込み、くるくると舞い、「もっと、もっと」と挑発的な煽りで観客の心に訴えかけ、フロアが光に満ちた中で歌われた「僕たちの未来」では観客が1つとなり、大合唱が巻き起こった。お客さんひとりひとりの顔を満足そうに見つめた家入は、最後に全てのエネルギーを吐き出すようなロングトーンを繰り出し、満面の笑顔でステージを後にした。



アンコールでは家入が登場し、「みんなの思いがガンガン伝わってきていいなと思います」と語り、デビューシングル「サブリナ」をパフォーマンス。「見せてよ! 見せてよ!」と呼びかけられ、観客全員が手を上げながらジャンプし、最高の盛り上がりの中で対バンイベントは終了。最後に吉田凜音とSCANDALの4人を呼び込み、お互いに「カッコよすぎたね」と声を掛け合いながら、全員が興奮した面持ちのままで記念撮影をし、記念すべきオープニングイベントは締めくくられた。

写真◎田中聖太郎

■<Veats Shibuya OPENING EVENT Colourful Records presents “Match Up” Day1 - 家入レオ / SCANDAL - Supported by タワーレコード40周年>

2019年9月20日(金)東京・Veats Shibuya
出演者:家入レオ、SCANDAL
オープニングアクト:吉田凜音

当日のセットリストをプレイリストにして配信中:
https://jvcmusic.lnk.to/matchup_day1
※各ストリーミングサービスで配信中の楽曲のみでの構成となります。

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