クリッシー・ハインド「最近のフェミニズムにはうんざり」

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女性ロッカーのパイオニアの1人、長年、男性ばかりの音楽業界で生き抜いてきたクリッシー・ハインドだが、女性だから差別されていると感じたことはなく、最近、声高に唱えられているフェミニズムには共感できないそうだ。

◆クリッシー・ハインド画像

クリッシーは『The Sunday Times』のインタビューでこう語った。「最近の性別に関する諸々にはイライラする。読み物すべてに“女”“女性”ってあって、“ああだこうだ”言ってる。陳腐になってきた。私は自分のフィールドで差別されてるって感じたことない。だから、私には難しいわね……なんて言ったらいいか、わからない」

「私は、男性ばかりのバンドのフロントやってるけど、それは、オーディションやっても女性が来なかったからに過ぎないわ。別に、男性のベース・プレイヤーを探してるとか言ったわけじゃない。私の頭はそういう風には動いてない。奇妙な感じよ。フェミニズムとかロック界の女性の代表とか、女性ギタリスト、フロントウーマンの象徴とか見られる。そんなのどうでもいいのよ。私は、自分の思ったとおりのことやってるだけで、そんな主張してるわけじゃない。私にとっては、それがロックの論理なわけ。自分の思ったとおりにやれ、自分自身でいろっていうのがね」

クリッシーは今月初め、ジャズ風のカバー・アルバム『Valve Bone Woe』を発表。キンクス、ビーチ・ボーイズ、フランク・シナトラ、ナンシー・ウィルソン、ジョン・コルトレーン、ニック・ドレイクらの曲をいつもとは一味違うスタイルでカバーした。

Ako Suzuki
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