【速レポ】<中津川ソーラー>ROCKIN' QUARTET 中津川 SPECIAL、間違いなく伝説

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RESPECT STAGE 1日目のトリを飾ったROCKIN' QUARTET 中津川 SPECIALが、これまでここでしか見られない数々の共演を実現させてきた<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>のスペシャルライヴの歴史において、間違いなく今後、伝説として語り継がれることになるだろう。

◆ROCKIN' QUARTET 中津川 SPECIAL 画像

ROCKIN' QUARTETはクラシックからポップスまで、ジャンルにとらわれない活動で知られるヴァイオリニスト、NAOTOが率いる弦楽四重奏とロックアーティストがコラボレーションを繰り広げるライヴプロジェクトだ。これまでACIDMANの大木伸夫、THE BACK HORNの山田将司、ストレイテナーのホリエアツシをそれぞれに迎えたコンサートを開催してきたが、今回、その3人のヴォーカリストが一堂に会する奇跡がここ中津川で実現することになった。


2台のヴァイオリンとヴィオラ、そしてチェロからなる弦楽四重奏がスピーディーかつスリリングに奏でた「Make a Change」で、一気に盛り上げたあと、大木、ホリエ、山田が代わる代わるステージに登場して、ストリングスアレンジで(5曲目以降はそこにピアノが加わった)自分のバンドのレパートリーを歌い継いでいくのだ。全曲が見どころであることに間違いはないが、速レポであるここでは、その中でも特に見どころだったと筆者が思う曲を紹介させていただきたい。


まず、山田は温もりや安らぎを求める気持ちを歌ったバラードの「あなたが待っている」もさることながら、剥き出しの歌の魅力をアピールして、序盤から観客を圧倒して大きな拍手を起こした「コバルトブルー」に尽きるだろう。




その山田からバトンを受け取ったホリエは焦燥感に満ちた「シーグラス」で聴き手の気持ちを駆り立てると、女性シンガーのmajikoをゲストに迎え、彼女がストレイテナーのトリビュート盤で歌ったスローナンバー「冬の太陽」をデェエット。女性シンガーとのデュエットがまず貴重だが、そこで聴かせた穏やかな歌声は、前述した焦燥感とはまた違う魅力を印象づけた。歌声に哀しみが滲むmajikoの歌声も魅力的だった。



そして、円熟した歌声で観客を魅了した大木は、このプロジェクトのプロデューサーから、ぜひ歌ってほしいとリクエストされたというビートたけしの「嘲笑」を披露。玉置浩二のペンによるこの曲は、空の星に思いを馳せるという共通のテーマを持つ「ALMA」とセットで歌うことに意味があったと思うが、ここでしか聴けない1曲としてここに記しておきつつ、一番の聴きどころはストリングスアレンジが、曲が持つ壮大とも崇高とも言える魅力を際立たせた「ALMA」だったと言っておきたい。新たな命を吹き込まれた、その「ALMA」を熱唱する大木の歌は、魂を震わせるという意味で、まさにソウルフルという言葉がふさわしい。




この日、3人のヴォーカリストたちは一堂に会したことで、それぞれに持つユニークな魅力をアピールしたが、同時にそれぞれに聴く者の胸を打つメロディーを紡ぎだせる類稀なる才能の持ち主であることも証明したのだった。


そして、「この3人が集まった初のホール公演が決定しました。来年3月、大阪と東京で開催します」とNAOTOが観客を沸かせると、最後、ACIDMANの「世界が終わる夜」を、大木、山田、ホリエがリードヴォーカルを繋ぎ、ハーモニーを重ねながら、じっくりと歌い上げた。ピアノを加えた弦楽四重奏の演奏と普段、重なり合うことがない3人の歌声が、そこにいる全員の胸に深い感動を呼び起こしたことは言うまでもない。


取材・文◎山口智男
撮影◎古川喜隆

【ROCKIN' QUARTET 中津川 SPECIAL セットリスト】

01. Make a Change
02. ある証明
03. コバルトブルー
04. シーグラス
05. 冬の太陽
06. 彩雲
07. あなたが待ってる
08. 月光
09. 嘲笑
10. ALMA
11. 世界が終わる夜

■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2019>

9月28日(土) 岐阜県 中津川公園内特設ステージ
9月29日(日) 岐阜県 中津川公園内特設ステージ
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