ローランドのショルダー型シンセ「AX-Edge」「AIRAシリーズ」、映像機器が「2019年度グッドデザイン賞」を受賞

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ローランドのショルダー型シンセサイザー「AX-Edge」や「AIRAシリーズ」4製品、映像機器が、「2019年度グッドデザイン賞」を受賞した。

1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきた「グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)。ローランドが今回受賞したのは、ショルダー型シンセサイザー「AX-Edge」、エレクトロ・ミュージック・シーンにおいて最先端のサウンドとパフォーマンス性を提供する「AIRAシリーズ」(「TR-8S」「VT-4」「MC-707」「MC-101」)、そして映像機器の「VR-1HD」、「V-02HD」だ。受賞製品の概要と審査委員の評価コメントは以下のとおり。

■AX-Edge

「AX-Edge」は、“スポット・ライトに踏み出そう”をコンセプトとしたショルダータイプのシンセサイザー。キーボーディストがギタリストのように、ステージ上で自由に動きながら演奏でき、クールなパフォーマンスが行える。また、ユーザーが自由にカスタマイズできるよう着脱可能な外装パーツも備え、自分好みにアレンジして個性あふれるライブ・パフォーマンスを実現できる。

<審査委員の評価コメント>
「プレイヤーを最大限に演出する肩掛け式のシンセサイザーならではのアグレッシブな意匠性と操作性が特徴の本製品。プレイヤーの趣向に合わせた外観のカスタマイズだけでなく、演奏音に変化・効果を与えて演出するような特殊なユーザーインターフェースの開発など、随所に配置されたこの楽器ならではの工夫とアイデアが高く評価されました」

■AIRAシリーズ(「TR-8S」、「VT-4」、「MC-707」、「MC-101」)

「AIRAシリーズ」は、ミュージシャン、DJ、ダンサーのためのエレクトロニック・ミュージック・ギア。ローランドが長年培ってきた楽器づくりの技術とノウハウをもとに、シリーズ共通の研ぎ澄まされたデザイン、直感的な演奏を可能にする快適な操作性で、電子楽器を現代のアーティストに最適な形に進化させている。今回「AIRAシリーズ」のうち、「TR-8S」、「VT-4」、「MC-707」、「MC-101」が、「2019年度グッドデザイン賞」を受賞した。

<審査委員の評価コメント>
「製品筐体の面積のほぼ全てが操作インターフェイスである電子楽器。視認性と操作性の調和を最大限に活かしたデザインが高く評価されました。常に変化・進化し続けるアーティストの要望に対して最適なソフトウェアとハードウェアで応え続ける開発姿勢も素晴らしい。新しく導入されたイルミネーションの演出もしっかりとプレイヤーの操作性をフォローする作りになっており非常に高いレベルで機能と意匠の調和が図られている」


▲TR-8S(左)は、エレクトロニック・ミュージシャンから支持され、今なお多くの音楽シーンで使用され続けるリズムマシン「TR-808」や「TR-909」のサウンドを精密に再現し、さらに最新のサウンドと組み合わせた音色で新しい音楽表現を実現するリズム・パフォーマー。「VT-4」(右)は、声質や音の高さを変化させてユニークなサウンドを生み出す「ボイス・トランスフォーマー」の最新モデル。高性能なボイス・チェンジャーとして簡単に使用でき、さらにリアルタイムで歌の音高補正や個性的なボーカル・サウンドでのパフォーマンスができる。

▲「MC-707」(左)と「MC-101」(右)は、最先端のエレクトロニック・ミュージックを1台で創り出す音楽制作ツール「GROOVEBOX(グルーブボックス)」の最新モデル。音楽制作に必要な機能を搭載したオールインワン設計で、好みのフレーズを選んで組み合わせるだけですぐに曲を演奏することができる。

■VR-1HD

コンテンツ制作やゲーム配信、対談、発表会などの場面で、プロのように本格的な効果や処理を行い、出演者自身が1台でカンタンに番組を制作/ライブ配信できるAV ストリーミング・ミキサー。さまざまな入力解像度に対応しているのでカメラやPC、ゲーム機器を接続して映し出すことができ、音声感知による映像の自動切り替えやボイス・チェンジャー、効果音などにより魅力的なライブ配信が可能。

<審査委員の評価コメント>
「出演者一人で行う動画のライブ配信では、パソコンの画面上で映像の切り替えをするのが結構面倒で大変だが、ミキサーがあれば、かなり楽に切り替えなどが行える感がある。実際にストリーミングに必要な音量調整や画面の切り替えなどがわかりやすく配置されており、出演者は喋りに集中しながら、映像の切り替えなどが行えそうな直感的なユーザーインターフェースに仕上がっている。とにかく「簡単に切り替えできる」という点を評価した」

■V-02HD

カメラマンや映像機器オペレーターのための、世界最小※の2チャンネル・ビデオ・ミキサー。さまざまなプロ仕様の映像エフェクト、音声処理機能も搭載したコンパクトかつ高機能なモデルで、1人で2台のビデオカメラを使って撮影するなど、現場での映像の切り替えや合成をよりカンタン、スムーズに行うことができる。
※スケーラー内蔵のマルチフォーマット・ビデオ・ミキサーにおいて。2019年10月2日現在、ローランド調べ

<審査委員の評価コメント>
「世界最小のビデオスイッチャーである。小さくなる事で従来複数人体制で行っていた撮影、ミキシング、スイッチング等を単独で行う事も可能とし、複数の映像を切り替えながらの同時動画配信をより手軽に行える可能性をも生み出した。機能に徹した無駄のないパッケージングも好感が持てる」
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