モーターヘッド、ロックの殿堂入り候補もクラシック・メンバー3人のみ

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火曜日(10月15日)、2020年にロックの殿堂入りするアーティストの候補が発表され、モーターヘッドが初めて挙がったが、メンバーのリストには“ファスト”エディ・クラーク、イアン“レミー”キルミスター、フィル“フィルシー・アニマル”テイラーの3人の名しかなかった。

◆モーターヘッド画像

2015年、レミーの死によりバンドが終わりを迎えるまで長年貢献してきたフィル・キャンベル(1984年~)、ミッキー・ディー(1992年~)の2人は除外されたことになる。

『Ace Of Spades』(1980年)、『Iron Fist』(1982年)らヒット・アルバムを制作したのは候補に挙がったクラシック・メンバーだが、モーターヘッドが22枚発表したスタジオ・アルバムのうち、キャンベルは16枚、ディーは12枚を制作しており、無視できる存在ではない。

ディーは「レミーはすごく誇りに思うだろう」と、モーターヘッドが候補に挙がったことを喜んだが、3人の名しかなかったことに「純然たる誤りだ。フィルもとてもガッカリするだろう」と『Billboard』誌に話している。「俺らは25年間一緒に旗を掲げてきた。40年のうちの25年だ。オリジナル・バンド(クラシック・ラインナップ)は数年しか続かなかった。彼らが始めた。でも、俺らが25年間ツアーをやってこなければ、いまはなかったと思う」

モーターヘッドは2002年に殿堂入りの資格を得たが、今回初めて候補に挙がった。ファンからすれば理不尽な扱いを受けているディーだが、殿堂入りが決まったら、バンドを称えるため、彼とキャンベルがセレモニーに出席しパフォーマンスしたいと考えているそうだ。ノミネートされたメンバー3人は全員がすでに亡くなっている。



2020年にロックの殿堂入りするアーティストは1月に発表される。

Ako Suzuki

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