オジー・オズボーン「ザ・ビートルズの“She Loves You”を聴いて、自分のやりたいことがわかった」

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9時5時の仕事は自分向きではないとわかっていたオジー・オズボーンは、ザ・ビートルズの「She Loves You」がラジオから流れてきたとき、「自分がやりたいのはこれだ!」と感銘を受けたそうだ。

◆オジー・オズボーン画像

オジーは、今月末リリースするボックスセット『See You On The Other Side』をプロモートし行なったQ&Aセッションで、こう話した。「自分が9~5時の仕事に向いていないのはわかってた。新しい仕事を始めても3日経つと“やってらんねえ!”ってなり、長続きしなかった」「ザ・ビートルズを聴いたとき、これが自分のやりたいことだってわかったよ」

「息子から“僕もザ・ビートルズ好きだけど、どうしてそこまで熱狂できるの?”って言われたことがある。その気持ちを説明するとしたら、これしかない。“今日、寝るとき想像してみろ。白黒だった世界が、起きたら、何もかもに色がついてるんだ。そういうことだよ!”──俺はそんな衝撃を受けた。昨日のことのように覚えてる。トランジスター・ラジオを肩に乗っけて歩いてるときだ。“She Loves You”が流れてきて、何故かはわからないが、“どっかーん! これが俺のやりたいことだ! 凄くないか?”って閃いたんだ」

そんなオジーを支援してくれたのが彼の父で、その恩恵についてこう語った。「父は俺の音楽に対する情熱をわかってた。俺は失読症で注意欠如障害だから学がない。そんな俺の情熱を目にしたとき、父は俺のために借金してくれたんだ。500ドルだったかな。俺らには高望みなのに、俺にPAシステムとマイクを買ってくれたんだよ。大きいものじゃない。小さいPAシステムだったが、そのおかげで俺はギグができた。機材持ってるシンガーなんて俺しかいなかった」

オジーのソロ作品のヴィニール盤コレクション『See You On The Other Side』は11月29日にリリースされる。

Ako Suzuki
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