80年代のレアなアナログポリシンセProphet-10をベースにしたソフトウェアシンセ「PX P10」

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希少価値の高いハードウェアをベースにしたソフトウェアシンセを多数リリースしているUVIから、10ボイスのレアアナログポリフォニックシンセ「Prophet-10」をベースにしたデュアルレイヤーソフトウェアシンセサイザー「PX P10」が登場。お得な発売記念価格で提供中だ。

ベースとなったProphet-10は、80年代以降の音楽やフィルムミュージックのサウンドデザインにおいて多大な影響と功績を残した楽器の一つ。1978年に誕生し、フルプログラミングとプリセット保存が可能なポリフォニックシンセサイザーとして世界に衝撃を与えたProphet-5のプロトタイプとして製造され、Prophet-5のデビューから3年後に、10ボイス/二段鍵盤の仕様のシンセとしてリリースされた。そして2019年、この非常にレアなモデルがUVIによりソフトウェアとして蘇ることとなった。


▲2つの5ボイスシンセを一体化した二段キーボードのモンスターシンセをソフトウェアで再現。2オシレーターにホワイトノイズソース、ボイスごとのレゾナントフィルターを装備する構造により、完全独立の5ボイスシンセサイザー×2として扱えるほか、1台の10ボイスキーボード、ダブルモードによる1つの5ボイス/4VCOのシンセサイザーとして機能するProphet-10ならではの音作りが楽しめる。

「PX P10」にはProphet-10から発した30,000以上のサンプルが盛り込まれ、188のレイヤーサウンド、309のプリセットを15のカテゴリーに分けて収録。ベース、リード、ストリングス、ポリシンセなど、定番の音色からイメージにはない刺激的なサウンドまで豊富に用意した。どの音色も即戦力とオリジナルサウンドデザインの基礎となるように配慮されたプログラミングが施され、直感的な操作でお好みに調節が可能。また、何もないところから完全に音作りができるように生波形も用意した。


▲アッパー/ロワーのボイシングやピッチなどのエディット、モジュレーション、アルペジエーター、エフェクトのエディット画面を用意。直感的な操作で音作りが楽しめる。

実機と同様、2つの音色プログラムを読み込み可能で、さらにユニゾンモードにして5または10の発音制限に頭を悩ますことなくアナログサウンドを自在に奏でることできる。アンプリチュード、フィルター、パン、スタジオエフェクト、レイヤーごとに用意されたアルペジエーターやモジュレーションが直感的な音作りをサポート。生波形のユニゾンを含め、Prophet-10から発した信号を詳細にマルチサンプリングし、Prophet-10の特徴である4-VCOのサウンドをライブラリーに収録されたどの音色でも可能としている。

「PX P10」は、UVIのフラッグシップインストゥルメントの「Falcon」または無償提供の「UVI Workstation」のライブラリーとして64bitシステム環境で動作し、すべてのメジャーDAWのプラグインとして使用可能。最新のiLokシステムにより、コンピューター/iLokキー問わず最大で3つまでのデバイスに認証して同時利用できる。

製品情報

◆PX P10
発売記念価格:49米ドル/欧州ユーロ(UVIストア価格)/ 5,500円(税込 国内UVIセールスパートナー価格) ※2019年11月11日まで
通常価格:79ドル/ユーロ(UVIストア価格)/ 8,800円(税込 国内UVIセールスパートナー価格) ※2019年11月11日以降
発売日:2019年11月6日
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