【インタビュー】寿君、過去を見つめ未来を拓く新作『Life is Great』

ツイート

■まだまだ音楽人生長いぞ

──ほかにも、1曲目「Not Alone」とか、「SEASON IN SUMMER」のリミックスは、かなり大胆にEDMスタイルを取り入れていて、攻めてるなあと思ったり。

寿君:最近、レゲエだけじゃなく、EDMがかかるハコでライブさせてもらったりするんですけど、そこのお客さんもけっこう僕のことを知ってるんですよね。「昔レゲエ聴いてました。今はパーティ最高!」みたいな人たちが結構いてて(笑)。だから「SEASON IN SUMMER」をこういうリミックスにしたのも、そういう人たちに向けてというか、実際にめちゃくちゃ盛り上がるんですよ。もちろん僕もこういうノリもすごく好きなんで!「Not Alone」も似たテイストの一つで、歌の意味というよりも、聴こえとか耳ざわりを大事にしたくて、あえてサビの頭は音だけにして「僕はここから入ります」とか、トラックメイカーと細かく一緒に考えて作りました。日本語で「一人じゃない」という曲を出すんだったら、意味のある曲になるけど、英語で「Not Alone」にしたら、ルー大柴さんぐらいに軽くなるわけじゃないですか(笑)。

──あはは。トゥゲザーしようぜ。

寿君:もちろん歌ものも好きですけど、こういう曲は大好きなので、実はこういう曲もっと沢山やりたいんですけどね。盛り上げるの、めっちゃ好きなんで。「CLEAN & FRESH」みたいに、ジャマイカでミックスして、音数の少なさやリズムをジャマイカンダンスホールに寄せて作った曲もあるし、「ラバサマ」みたいなソカ調の曲もあるし、「Life is Great」はどレゲエやし、「SEASON IN SUMMER」のEDM調リミックスもあるし。「俺の好きな音楽、めっちゃ詰め込みました」というものと、「こういうこと思ってます」というメッセージも詰め込んで、すごく今の自分というものを音楽で表現出来た9曲になりました。


──個人的には「Never」が好きです。レゲエもポップスも関係なく、めっちゃいい曲。

寿君:この曲はリファレンスがあって、ジャマイカのダンスホールの曲があるんですよ。声が低いところから上に上がっていく感じとか、めっちゃ好きです。今までずっと高い曲が多かったんで、こういう曲があったら緩急がつくし、ライブで泣きながら一緒に歌ってもいいような曲が欲しくて、これを書いたんですよ。お客さんも泣きながら聴くみたいな。でもそのあと、「大どんでん返し」で、みんなで騒いで笑顔で元気になれるような流れで。

──ああそうか。ライブの流れになってる。

寿君:そうですね。最近のライブはこういう感じです。欲を言って、あと1曲足すんやったら、もっと歌ったやつを入れてもいいですね。それは乞うご期待です。今、制作意欲に燃えててやりたいことがいっぱいあるんで、2020年はそういう曲もイメージしながら、ちゃんと今までやってきたことの土台と、新しくファンになってくれた人がさらに楽しめるライブ空間をしっかりした座組で作りたいです。ライブハウスでやる時と、ホールでやる時とはやっぱり違うし、ホールは歌唱のスキルがもっと試される場所やし、見せ方も磨いていかなあかんし、それをちゃんとやっていこうと思う年ですね。今34ですけど、まだまだ音楽人生長いぞと思うんですよ。次はこれやって、あれやって、40ぐらいにこうなって……とか、未来を予想しつつやりたいことを決めるのは、すごい大事ですよね。そこから逆算できるから。長い音楽人生の中で、このタイミングで『Life is Great』というタイトルのアルバムが出せて、ほんまに良かったなと思います。

▲寿君/『Life is Great』

──ライブ、楽しみにしてます。

寿君:ほんまに見てほしいですね。アルバムのリリース記念として、インディーズの時から毎年やってきた<おめでた夜>というイベントを、メジャーになって初めてやるので。東名阪でやっちゃいます。今回、新年の幕開けがライブツアーなんで、東京のファイナルが終わってからさらに新しい年が始まる、ぐらいのヴァイブスでやりたいですね。しっかり『Life is Great』を聴き込んで来てくれたら、めちゃくちゃ楽しめる内容にしていきます。そのあとは、2000人ぐらいのライブハウスから、ホールも視野に入れてやっていきたいです。インディーズの時には、完売もせんと、友達呼びまくってやってたような1500人キャパの会場も、もう一度しっかり完売させていきたいし、それが成功して、大阪、東京、名古屋、福岡、北海道とかでできるようになったら、その先に大阪城ホールや武道館が見えてくると思うんですよ。

──おおー。そこまで見えてきた。

寿君:たとえば、AK-69さんは武道館でやるような人やけど、去年のツアーで一緒にやらせてもらった時、500人規模のライブハウスで見るAK-69さんは本気で僕のお客さんごと魅了してしまう、圧倒されるようなライブをされたことがすごいと思ったので。HAN-KUNさんもそうやったし、すごい先輩達って、そういうことがちっちゃいハコから完璧にできてるなと思ったんですよ。僕は400人、500人のクラブとかライブハウスがメインの規模感だけど、そこで初めての人でも「もう一回見たい」と思わせるライブをせなあかんし、そこから着実にもっと上を目指したいと思います。6月に大阪のBIGCATでやった<ありがた夜>のライブが、アルバムの初回盤DVDに入ってるんで、それも是非見てもらって、寿君のライブに来てほしいなと思います。

──2020年は飛躍の年。めっちゃ期待してます。

寿君:来てくれてる人が何を求めてくれてるのか、その時その時で向き合っていきたいし、来年はまた新たな客層も取り込んで、違う形で向き合ってるかもしれないし。その年のベストで、みんなの生活に寄り添える楽曲を作って、ライブをやっていこうと思ってます。「今やるべきことわかりました感」が自分の中で出てるんで、2020年は、ほんまに頑張りたいです。

取材・文◎宮本英夫

New Album『Life is Great』

2019年12月4日(水)発売
■初回盤
TYCT-69162 ¥3,500(税込)

■通常盤
TYCT-60151 ¥2,500(税込)

[CD]
1.Not Alone
2.ラバサマ
3.SEASON IN SUMMER(YOUSLESS Remix)
4.CLEAN & FRESH feat. 寿君 & RAY / LIFE STYLE
5.キカセテホシイ feat.寿君 & 當山みれい / SPICY CHOCOLATE
6.Life is Great
7.最後の恋
8.Never
9.大どんでん返し

[DVD]
・ありがた夜2019 LIVE
INTRO
ENDLESS SUMMER
曇りのち晴れ
マンマ・ミーア feat. APOLLO
出逢った頃のままで feat.寿君 & TAK-Z / SPICY CHOCOLATE ONE LIFE
GOLDEN TAG feat. HISATOMI
Believe in myself
オレガヤレバ

・Music Video
大どんでん返し
ラバサマ
CLEAN & FRESH feat. 寿君 & RAY / LIFE STYLE

<おめでた夜2020東名阪ツアー>

2020年
1月3日(金)大阪・TAKARA OSAKA
1月11日(土)愛知・RAD HALL
1月19日(日)東京・渋谷WWW

この記事をツイート

この記事の関連情報