【インタビュー】OCEANS「やっぱり歌が一番大事」、こだわりのメロディで満ちた1stアルバム

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八王子で結成された3ピースバンド、OCEANS。2016年の結成以降、全国のライブハウスを駆け回りまくっている彼らは、ロック、パンク、エモ、パワーポップなど、様々な音楽を飲み込んで多様な表情を見せつつ、そのど真ん中で強烈なまでの存在感を放つ「歌」を、あなたに目掛けて全力でぶつけてくる期待のホープだ。今年に入ってから名門レーベル・THE NINTH APOLLOへ所属し、11月13日には1stアルバム『シナリオストーリー』を発表と、ここからさらに勢いを増していく予感しかしていない中、今回BARKSに初登場。ギターマン安藤(Vo&G)、ごろう(B&Cho)、ショウ(Dr&Cho)の3人に、OCEANSとして走り出した当時のことや、“これまで”と“これから”を詰め込んだという『シナリオストーリー』についてのことなど、幅広く訊いた。

  ◆  ◆  ◆

■本気でメンバー探してます!

──今日は結成のお話からお聞きしていきたいんですが……すみません、ギターマン安藤というお名前がどうしても気になってしまって。

ギターマン安藤(以下、安藤):これは姉がつけたんですよ。僕がコミュ障すぎるから、高校にあがるときに“mixiをやったら友達できるから”って言われたんですけど、“普通の名前だと誰も声かけてくれないから、ギターマンって付けときゃいいよ”って。そこから始まって、気づいたらこれだけの年数が経ってましたね。その十字架を背負うようになってから。

──十字架ですか(笑)。

安藤:でも、このあいだ……八王子のタワー(レコード)にOCEANS応援ノートがあるんですけど、そこに高校の頃の友達が“お前の名前をよく目にするようになって、なんだか嬉しい”みたいなことを書いてくれていて。挨拶回りに行ったときにそれを見ちゃって、ひとりで泣きそうになってました(笑)。

▲ギターマン安藤(Vo&G)

──それはグっときますね。失礼しました。では、結成のお話からお聞きできればと。

ごろう:最初は安藤がひとりでOCEANSをやっていて、僕とドラムのショウさんは後から入った感じなんですよ。

安藤:僕が大学1年の頃に、自分の作る歌がめっちゃいいなと思っていたから、これは周りに知らせたいと思ってバンドを始めて。でも、なかなかうまく組めなくて、2、3バンド解散しちゃったりもしたんですけど、その後に弾き語りをしたり、サポートメンバーを入れてライブをしたりしていて。

──そこにごろうさんが?

ごろう:そうです。僕は八王子のライブハウスにいて、先輩のバンドのサポートとかをしてたんですけど、八王子の仲のいい50人ぐらいがひとり一曲弾き語りをするイベントがあって。みんな結構ふざけるんですよ。ウケを狙ったり、お酒も飲んでるから、ぐでんぐでんになってる人もいたりしたんですけど。その中で、安藤がひとりだけ立って演奏してたんですよ。みんな座ってやってたのに。

安藤:そうだった(笑)。

ごろう:“OCEANSってバンドやってます! 本気でメンバー探してます!”って、MVになっている「太陽ロック」をひとりでやってて。それがめっちゃいいなと思ったんで、終わってすぐに声をかけて、連絡先を交換して。で、安藤は高校の頃から(八王子)Match Voxとかに出てたんで、ブッキングマネージャーの人に“安藤ってどんな奴なんですか? OCEANSに入ろうか悩んでるんですけど”って相談したら、“ごろうが入ったらめっちゃおもろいじゃん”って言われて。それで安藤がサポートを入れてライブやってるところを見て、決めました。



安藤:俺が物販ひとりでやってるところに来て、“入ります”って。

ごろう:そこから一回2人でスタジオに入って……。

──2人で?

安藤:謎に2人で入っちゃったんですよね(笑)。誰かドラムを呼ぶとかじゃなくて。

ごろう:だからそんなにやることもなくて(笑)。でも、そのスタジオ終わりに(バンドに)入ろうって。安藤も“もう入りますよね?”みたいな感じだったし。

──半ば強引に(笑)。

安藤:いや、こういうときはちょっと強引にしたほうがいいっていうのを、いろんなバンドが結成したときのインタビューで読んでいたんで。“もう入るって感じでいいっすかね!”って。

──そこにショウさんが加わったと。

ショウ:最初はサポートで始めたんですけど、それがごろうちゃんが入ったのと同時期ぐらいでしたね。

安藤:八王子のブッカーの人に“パンクロックが好きな人がいるよ”って紹介してもらって、2回ぐらい飯に行ったんですけど、ショウさんはそのとき別でバンドをやってたんですよ。

ショウ:でも、それもがっつりっていうわけでもなく、ちょいちょいって感じだったので、一回サポートでやってみようかなって。

安藤:そこから半年ぐらいか。

ごろう:うん。ショウさんがメインで、無理なときは別の人に頼むっていう。

ショウ:で、2年前(2017年)の12月に正式に入ることになりましたね。

ごろう:打ち上げのときに、八王子のライブハウスの店長の奥さんが、酔っ払って怒り気味に“いま決めろ! いつまでサポートなんだ!”って。

安藤:“やらないならやらないで言ってあげないと、こいつらのためになんねえだろ!”って。

ごろう:で、俺らは“まあまままあ……”って(笑)。

安藤:そんなこと言ったらどっか行っちゃうかもしれない!って、ヒリヒリしてたんですけど(笑)。でも、意外と即答で入ることになったんで、泣いて喜びましたね。

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