大貫妙子、MIDI時代のアナログ盤『スライス・オブ・ライフ』『プリッシマ』を発売

ツイート

大貫妙子が、MIDI時代のアナログ盤2タイトル『スライス・オブ・ライフ』『プリッシマ』を11月27日に発売した。当時の貴重なエピソードを盛り込んだセルフライナーは必読となっている。

「『スライス・オブ・ライフ』は、私にとっていちばん居心地の良い好きなアルバムなのです」(大貫妙子)

新規書下ろしライナーノーツで、亡き大村憲司とのギターにまつわるエピソード等を語った『スライス・オブ・ライフ』(1987年作品)は、大村憲司、清水靖晃、高橋幸宏、細野晴臣、佐藤博ら豪華ミュージシャンが名を連ね、ヨーロッパ路線の立役者の一人でもあるフランス人アレンジヤー、ジャン・ミュージーも参加した。ジーンズのCMソングとしても知られるエルザの「哀しみのアダージョ」に、大貫妙子が日本語詞をつけた「彼と彼女のソネット」収録。ハリウッドの世界的名匠バーニー・グランドマンによるマスタリング&カッティングになっている。

「アコースティックのコンサートと『プリッシマ』のレコーディングを通して出会ったミュージシャンたち~ 今の私が生かされていることに心から感謝いたします」(大貫妙子)


一方の『プリッシマ』(1988年作品)は、ポップシンガー初となったサントリーホールでのコンサート「PURE ACOUSTIC NIGTS」の流れで作られた、10曲中4曲がLAレコーディングの作品。ジャズ界の大御所、マーティ・ペイチらをアレンジャーに迎え、全編アコースティックな楽器編成で、ジャス、ボサノバ、タンゴといった様々な要素が盛り込まれた。ジェフ・ポーカロ、ネーザン・イースト、デヴィッド・ペイチ、小野リサ、矢野顕子、今も活動を共にするフェビアン・レザ・パネ等が参加。現在の大貫妙子のアコースティック・サウンドの原点のひとつとなった傑作だ。こちらもバーニー・グランドマンによるマスタリング&カッティング。

リリース情報

『スライス・オブ・ライフ』(1987年作品)
Side A
1.あなたに似た人
2.もういちどトゥイスト
3.人魚と水夫
4.スナップショット
5.恋人たちの時刻
Side B
1.五番目の季節
2.HYMNS
3.木立の中の日々
4.ぼくの叔父さん
5.彼と彼女のソネット

『プリッシマ』(1988年作品)
Side A
1. Tema Purissima
2. Monochrome & Colours
3. Cavalier Servente
4. Voce e Bossanova
5. 恋人とは‥
Side B
1. Rain Dance
2. Good Luck! 小さなショーウィンド
3. 或る晴れた日
4. Tema Purissima-Cool Sax Version
5. 月のきざはし
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス