Hilcrhyme、10周年ツアーファイナル「最高のHilcrhymeを2020年に創ってやる」

ツイート

Hilcrhymeの全国ツアー<Hilcrhyme TOUR 2019「SUN&MOON」powered by Anker>が本日12月22日(日)、東京・EX THEATER ROPPONGIで最終日を迎えた。そのオフィシャルレポートをお届けする。

◆Hilcrhyme 画像

   ◆   ◆   ◆

2009年のメジャーデビュー以降、数々の名曲と名ライブをファンの記憶に刻んできたHilcrhyme。2018年以降はTOCひとりのプロジェクトになるも、日比谷野外大音楽堂での再始動ライブ、自身の人生を乗せた最新アルバム『Hilcrhyme』等々「皮肉なことに、Hilcrhymeは今がいちばん強い」と自身も語るほど力強いメッセージを音楽に乗せ続けている。

そして、メジャーデビュー10周年を迎えた2019年の集大成となる全国ツアー<Hilcrhyme TOUR 2019「SUN&MOON」powered by Anker>最終公演を12月22日(日)東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催。ツアー開幕直前に「改めて“Hilcrhyme、すげぇな!”って思わせます」と意気込んでいたTOCだが、その宣言通り、Hilcrhymeの波乱万丈なミュージックヒストリーを網羅するセットリストに対し、最初から最後まで全身全霊のマイクパフォーマンスを繰り広げた。


なお、この日の公演は「TIME FOR THE SUN」「TIME FOR THE MOON」とブロックを分け、前半に太陽の似合う楽曲群を用意。冒頭の「アイセイ」から赤いペンライトが会場中を照らすと、その美しい光景の中で「うーん……好き」と時折ファンへのあふれる想いを口にしながら、いつも自分自身を奮い立たせてくれた「パーソナルCOLOR」や「Changes」、10年前のHilcrhymeと勇気を出して対峙してみせた「純也と真菜実(熱帯夜)」「春夏秋冬」などの名曲たちを超満員のオーディエンスと歌い上げていく。また、初の試みとして2人の女性ダンサーとのパフォーマンスも展開。月の似合う楽曲群を用意した後半では、例えば「Lost love song【II】」や「BAR COUNTER」などの切ないラブソングでドラマティックに絡み合う場面もあり、今まで以上に表現力の増したエンターテインメントショーを堪能させてくれた。


そんな見どころ満載のライブにおいて最も衝撃的だったのは、アンコールで披露された新曲/未発表曲「Be ZERO」。TOCは「すごく楽しみにしてほしい。Hilcrhymeは紆余曲折を経てここに辿り着いていると思います。今日は完売御礼、本当にありがとう。俺はひとりじゃないなと思えています」と感慨深げに語り、その上で「750日前を振り返らせてくれ」と、Hilcrhymeの大きな分岐点となった日付「20171201」を連呼しつつ「俺たちの時が止まった日、大事なモノが欠けた日、絶望を知った日……そこから俺はずっと上だけを見ている。そこから俺は誰よりも強くあろうと決めた。くだらない回顧主義者たちの“あの頃はよかった”なんて話にも耳を貸さない。回顧? 最高のHilcrhymeを2020年に創ってやる。誰にも邪魔させない。見とけ!」と宣言し、その曲を熱唱してみせた。間違いなくHilcrhyme史上最大にエモーショナルかつセンセーショナルなナンバーだった。


こうして「Hilcrhymeは今がいちばん強い」その言葉を文字通り体現したHilcrhyme。前述の新曲リリースも楽しみだが、年明け1月11日には<Hilcrhyme × Sanrio Puroland NEW YEAR LIVE 2020>をサンリオピューロランド内 エンターテインメントホールにて開催し、1月29日にはTOC名義の2年ぶりのニューアルバム『立国宣言』をリリース。さらに、同作を携えたツアー<TOC TOUR 2020「立国宣言」>も決定しているので、今後の動向にもぜひ注目してほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄

■<Hilcrhyme TOUR 2019「SUN&MOON」>セットリスト

Opening -FLOWER BLOOM orchestra arrange-
〜TIME FOR THE MOON〜
1. アイセイ
2. ルーズリーフ
3. Running
4. トラヴェルマシン
5. Summer UP
6. ツボミ
7. パーソナルCOLOR
8. Changes
9. 純也と真菜実(熱帯夜)
10. 春夏秋冬
11. Lucifer(skit)
12. Dendrobium(Dance Session)

〜TIME FOR THE MOON〜
13. 言えない 言えない
- Free style -
14. Tiny Honey
15. SH704i
16. Lost love song(Acappella)
17. Lost love song【Ⅱ】
18. 事実愛 feat. 仲宗根泉(HY)
19. Moon Rise
20. Little Samba~情熱の金曜日~
21. FIESTA FIRE WORK
22. 恋の炎
23. BAR COUNTER
24. 蛍
25. 涙の種、幸せの花 [Violin&Piano ver.]
26. 大丈夫

EC1
1. 二人の女
- Free style -
2. Be ZERO
3. MESSAGE BOX
4. NEW DAY, NEW WORLD
Ending -SUN&MOON closed instrumental-

DANCER: SHIORI,NAOMI,AI

<Hilcrhyme TOUR 2019「SUN&MOON」powered by Anker>

2019年
11月2日(土)愛知・名古屋DIAMOND HALL
11月4日(月・祝)大阪・なんばHatch
11月9日(土)香川・高松オリーブホール
11月10日(日)岐阜・club-G
11月16日(土)福島・郡山 HIPSHOT JAPAN
11月23日(土・祝)北海道・札幌PENNY LANE 24
11月24日(日)新潟・新潟県民会館 大ホール
11月30日(土)広島・HIROSHIMA CLUB QUATTRO
12月1日(日)福岡・DRUM LOGOS
12月7日(土)宮城・仙台Rensa
12月13日(金)長野・CLUB JUNK BOX
12月15日(日)富山・MAIRO
12月22日(日)東京・EX THEATER ROPPONGI

<Hilcrhyme × Sanrio Puroland NEW YEAR LIVE 2020>

日程:2020年1月11日(土)
会場:サンリオピューロランド内 エンターテインメントホール
【第1部】 開場 13:15 / 開演 14:00
【第2部】 開場 17:15 / 開演 18:00

全席スタンディング(整理番号付) ¥6,900(税込)
※整理番号順の入場となります。
※イベント料金にピューロランドパスポート(通常 大人3,900円)が含まれています。
※2歳以下のお子様は無料です。
※サンリオピューロランドには開館時間からご入場いただけます。
[問]サンリオピューロランドゲストセンター 042-339-1111(9:30-17:00 休館日を除く)

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス