Youtube300万再生突破＆彗星の如く現れたカリスマ、Sama’

バレスチナのアンダーグラウンドシーンの象徴的なアーティストであるSama’は、この地域から誕生した最初のDJ及びエレクトロニックミュージックブロデューサーのひとりである。彼女を特徴付けるバンチの効いたオリジナルのテクノは、ドライだが音楽性に溢れ、ヨーロッバを超えて世界へ急速に広がっていった。そんな話題沸騰中のSama’が2020年1月17日の表参道VENTにて初来日公演を実施する。

“Sama'”はアラビア語で、”空”を意味する。2006年に彼女は、バレスチナのラマッラー付近のバーティでDJのキャリアをスタートさせ、数年後にはブロデュースを始めることになる。2010年にはテクノやハウス、よりディーブな他ジャンルに焦点を当て、そうした自分の興味分野を融合させ世界に押し広めていった。

オーディオエンジニアとミュージックブロダクションの学士を得てイギリスの大学を卒業後、カイロへと移り映像向けのサウンドデザイナーとして働き、ミュージックブロデューサー、そしてインストラクターになった。現在は自身のオーディオエンジニアとサウンドデザインの会社を経営しており、中東を題材にしたドキュメンタリーやフィルムを制作している。2017年にはフランスの協会から受賞者に選ばれ、その間にバリの国際芸術都市のレジデンシーにも参加した。彼女はまた、アラブのインディーズ系アーティストを代表するAwyavという出版会社も運営している。

2018年後半、彼女のBoiler Roomへの出演とバレスチナのシーンに関係するドキュメンタリーは、口コミで世界中に広まり、音楽に国境はないという賛同者が国際的に増えている。Sama’は2019年のShe Said. Soの”オルタナティブ・バワー100リスト”に掲載され、5月下旬の国際音楽サミットでイビサの世界遺産のダルトヴィラで素晴らしいセットをブレイした。まさに世界中から引く手あまたのSama’による初来日公演にて、メッセージ性に溢れるカッティングエッジなブレイを現場で体験してほしい。



◆VENT オフィシャルサイト