【ライブレポート】すとぷりのさとみ、ワンマン<Memories>で「俺たちの背中を見て付いてきてくれれば」

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6人組動画配信エンタメユニット“すとぷり”のさとみが12月30日、Zepp Tokyoにてワンマンライブ<Memories>を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆さとみ (すとぷり) 画像

この日のライブは自身初となるソロアルバム『Memories』(9/25発表)を祝して行われたもの。『Memories』収録曲は、さとみが作詞で参加した「君しか愛せない」「Still Love」など全8曲。さとみにとって新たな出発点となった作品が、『Memories』だ。



EDM調の激しいサウンドが鳴り出す会場に、眩いほどのレーザー光線が飛び交い始める。その空間が紡ぎ出されるだけで、リスナーの叫びに似た歓声が上がった。そんななかで、バンドメンバーがスタンバイした後、走ってきたのは全身を黒で統一したさとみだ。この日のライブは「Love Sick」でスタート。ステージに用意されたマイクスタンドに手をかけながら歌っては、凛々しく、マイクを外して歌うなど、その一挙一動にワンマンライブへの意気込みが感じられる。“もっと愛してよ”の一言から“もう一度会いたい”と繋げ、2曲目に歌われた楽曲は、さとみが作詞で参加したロックナンバー「君しか愛せない」。どんどん飛ばすスタンスで、さとみは会場中を追い込んでいく。

、「みなさんどうも、さとみです。黒髪にしました」とMCで告げたさとみ。一旦、「僕のこと好きな人ー?」と確認すると、返ってきたのは、「はーい!」との返事。リスナーとの声出しの練習を挟んだ後は、コール&レスポンスでさとみとリスナーの距離が一層近くなった「デリヘル呼んだら君が来た」へ。耳に手をあて、リスナーの声を求めるさとみは、縦横無尽にステージを歩く。続いて、セクシーなナンバー「虎視眈々」へ。さとみカラーである、ピンク色と照明の色が重なった様子は、ただただ艶やか、それでいてクールだ。刺激的なサウンドがまだまたま続くことを教えるようにして歌ったのは、「ベノム」。軽やかなステップを踏み、同曲のポイントとなる“め”で合図するさとみに、歓喜の声を上げるリスナー。




「今日はライブで歌ったことのない曲も詰めてます!」と、この日のワンマンライブへ思いを告げると、「ここらでひとり、呼びたいなーと」と切り出した。この日のゲストとして登場したのは、なんと、同じくすとぷりメンバーのころん。白いジャケットにサングラスを掛けたイケイケなスタイルだ。ころんが自身のジャケットに隠していたもうひとつのサングラスを手に取ると、それをさとみへと渡すした。「イカつくなると思うんだよね……(笑)」と呟くさとみが、とりあえずサングラスを掛けてみると、その姿を見て、笑うころん。「みんなの顔が見やすい、サングラス掛けて遊びに行く?」とふたり揃ってピースをして、サングラスを外せば会場中に上がる歓声。

ふたりは、それぞれの片手を大きく左右に振る「赤道セニョール」を歌い始める。ここでは、さとみがころんの肩に腕を回す素振りを見せる場面も。このふたりが揃えば歌わずにはいられない「でこぼこげーむぱーてぃー」も、心から楽しんでいる模様だ。気付けば会場中は、さとみのカラーであるピンク、さらには、ころんのカラーである青で、キラキラしている。





ふたりが、最強コンビであることを伝えた後には、「頼れる相方にこの場をちょっと任せまして……ころん、頼んだよ〜」と、MC進行をころんに繋ぎ、ステージから去ってしまうさとみ。どうやら、ここからはさとみの衣装替えのための時間となっているらしい。水を飲み、「かわいい!」と言われると、「かわいいの知ってるから!」と応えてみせたり、「さとみくんファンやから、グッズ買っちゃった」と報告し、ジャケットから取り出したカチューシャを付けると、再び「かわいい」との声が上がるも、「嘘でもかわいいって言うんだよ? ありがとね!」と言ってみたりと素直じゃない言葉を放つ、ころん。しかし、その後にはリスナーへ「温かいな」と素直な言葉を残した。

そして、なかなか戻ってこないさとみに、「めちゃめちゃ遅ない?!」と言いながらも、なんとか会話を繋げた。さとみの準備が完了したという合図を受け、ステージへさとみを誘き寄せると、茶色のシックなコートにチェンジしたさとみが再登場。「焦ってるところを見たかった」と言うさとみは、意地悪そうだが、決してそんなことはなく、そこからは、ふざけても多少の事では壊れないふたりの仲の良さが伝わってくる。





「ころんくん、よくわからないサングラスもありがとね」と感謝を伝えるさとみに、サングラスを掛けたころんが、「帰宅時間なんで帰してもらえます? 僕のサングラス」と、さとみから戻ってきたサングラスを手に取り、白いジャンバーを背負ってステージを去っていった。そしてライブは、いよいよ後半戦へ。切ない恋のナンバー「涙色」、「Still Love」、ライブでは初披露となる「乙女解剖」、伸びやかな歌声を放った「少女レイ」を披露。

「僕のこと好きですか?」「好き!」「俺も好き!」。「みんな、僕を愛してる?」「愛してる!」「それは重い…でも、僕も愛してるよ!」──ふざけつつも、何度も互いの愛を確認し合っているから、とてつもない愛が生まれるのだ。




「来年の俺はどうなってるかわからないけど、裏切ることはないし、俺たちの背中を見て付いてきてくれれば、と思う。来年もよろしくね!」と、決意を伝えたさとみ。“俺たちの秘密にしよう”と囁くフレーズで会場中の熱がピークに達し、大サビ前でピンクの銀テープが放たれたすとぷりの楽曲「GO GO CRAZY」を経て、ラストは笑顔が溢れた「恋をはじめよう」でワンマンライブ<Memories>締めくくった。

取材・文◎小町碧音

■<さとみ ワンマンライブ「Memories」>2019年12月30日@Zepp Tokyoセットリスト

01.Love Sick
02.君しか愛せない
03.デリヘル呼んだら君が来た
04.虎視眈々
05.ベノム
06.赤道セニョール feat.ころん
07.でこぼこげーむぱーてぃー feat.ころん
08.涙色
09.Still Love
10.乙女解剖
11少女レイ
12.GO GO CRAZY
13.恋をはじめよう

■2ndフルアルバム『すとろべりーねくすとっ!』


2020年1月15日(水)発売
【初回限定ライブ映像盤A】STPR-9010 ¥3,000+税
【初回限定ライブ映像盤B】STPR-9011 ¥3,000 +税
【初回限定ボイスドラマCD盤】STPR-9012/3 ¥3,000+税
【通常盤】STPR-1006 ¥2,500+税
▼CD収録内容 ※初回・通常共通
01. ストロベリー☆プラネット!
02. ギンギラ銀河
03. アモーレ・ミオ
04. Next Stage!!
05. Now and Forever
06. Party Light
07. 忍恋 (ななもり。×ジェル)
08. 溶解ウォッチ (莉犬×るぅと)
09. 遊獣浮男ボーイ (さとみ×ころん)
10. 脳内ピエロ (ななもり。×ジェル×さとみ)
11. 咲かせて恋の1・2・3! (莉犬×るぅと×ころん)
12. ヒカリユメ
13. LOOK UP
14. タラレバ
15. 好きでいてくれていいよ
16. 革命前夜

▼初回限定ライブ映像盤A 付属DVD収録内容
2019.9.23<すとろべりーめもりーvol.10>Live at メットライフドーム
・GO GO CRAZY
・Move on!
・キングオブ受動態
・すとろべりーめもりーvol.10 ダイジェスト

▼初回限定ライブ映像盤B 付属DVD収録内容
2019.9.23<すとろべりーめもりーvol.10> Live at メットライフドーム
・GO GO CRAZY
・道標
・おかえりらぶっ!
・すとろべりーめもりーvol.10 ダイジェスト

▼初回限定ボイスドラマCD盤 付属CD収録内容
私立すとぷり学園!恋する私の王子達...のはずだった。

※初回プレス分:握手会イベント 応募シリアル封入 (詳細は後日発表)


▼オリジナル特典
(1) アニメイト
ミニ缶バッジ(40㎜) 7種類ランダム(6名個別絵柄+全員)
(2) タワーレコ―ド店舗
A2ポスター 3種類ランダム(大人組、信号機組、全員絵柄)
(3) ヴィレッジヴァンガード
ミニクリアファイル(全員絵柄1種類)
(4) HMV&BOOKS、新星堂、WonderGoo、ゲーマーズ、応援店共通特典
ブロマイド 3種類ランダム(大人組、信号機組、全員絵柄)
(5) タワーオンライン、Amazon、楽天ブックス、セブンネットショッピング、ネオウィング
複製サイン入りアナザージャケット
(6) いちごのおうじ商店
実写版アナザージャケット
(7) TSUTAYA
カレンダー付ポストカード2枚セット
(信号機組:20年1月~6月、大人組20年7月~12月)



■<すとろべりーめもりー Vol.Next!!>

2020年3月21日(土) 愛知・ナゴヤドーム
open15:00 / start17:00
出演メンバー:莉犬、るぅと、ころん、さとみ、ジェル、ななもり。
▼チケット ※全席指定
ファミリー席5,500円 (税込 / 2枚以上最大4枚まで)
一般6,500円
※3歳以上有料
※ファミリー席のご利用には年齢や参加構成にルールがあります。
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100


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