ローランド、本格的なピアノ鍵盤と機能を備えたスリム・サイズの88鍵MIDIキーボード・コントローラー

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ローランドから表現力の高いピアノ鍵盤と音楽制作に必要な機能を搭載した88鍵キーボード・コントローラーが登場。演奏性にこだわった新モデル「A-88MKII」が3月下旬に発売される。

世界最大の家電見本市「CES 2020」で発表された「A-88MKII」は、奥行き27cmのスリムなボディに、世界中のステージで活躍するプロのプレイヤーから高く評価されている自社開発の「PHA-4スタンダード鍵盤」を搭載。ハンマー・アクション構造の88鍵ピアノ鍵盤で、自然なタッチの演奏を楽しむことができる。


▲奥行き27cmのスリム・ボディにハンマー・アクション構造の88鍵PHA-4スタンダード鍵盤(象牙調)を搭載。サイズは1429×274×119(W×D×H)mm、重さは16.3kg。

音楽製作にうれしい機能も搭載。最大3つのの音色を重ねられる「レイヤー」や、88鍵の広い領域を3分割して異なる音色で演奏できる「スプリット」、分散和音を鳴らせる高機能のアルペジエーターなどで多彩な演奏表現が可能。ピッチベンド/モジュレーション・レバーも備える。さらに視認性の高い8つのつまみや8つのパッドにさまざまな機能を割り当て、自在にコントロールしながら音楽制作が行える。


▲ピッチベンド/モジュレーション・レバーに加え、スプリットやトランスポーズ、オクターブシフトなど豊富なボタンを用意。8つのパッドとつまみはユーザーによる機能の割当のほか、色も指定可能。専用のソフトウェア「A-88MK2 CONTROL」(写真右)でカンタンに設定することができる。

新機能の「スナップ・ショット」では、レイヤー音色の割当や各種コマンドの細かい設定をユーザー・メモリーに保存し、瞬時に呼び出したり切り替えたりすることも可能だ。専用のソフトウェア(Mac/Windows用)を使えば、パッドやつまみへの機能割当や、すべてのレイヤーやコマンドをひと目で確認することが可能。視覚的に認識しやすいようパッドやつまみにカスタムカラーを設定することも可能だ。


▲背面には電源供給とMIDI信号のやりとりに使われるUSB Type C端子、PEDAL(DAMPER、FC1、FC2)端子、MIDI(IN、OUT)端子、DC IN端子を用意。付属品はUSB Type-C to USB Type-Cケーブル、USB Type-C to USB Type-Aケーブル。ACアダプターはオプション。

本体背面にはUSB Typc C端子を装備。USBケーブル1本でMac/Windowsにカンタンに接続可能だ(iOSではCamera Conneciton Kitと別途ACアダプターからの電源供給が必要)。

さらに、電子楽器の表現力が高まると期待されている最新のMIDI2.0に対応する予定。今後、高解像度なデータのコントロールは拡張機能が標準になってもそのまま使用できる。MIDI2.0では高精度な演奏データを扱うことで表現力が向上するほか、豊富なコントロール定義により、ギターや管楽器など今まで困難だった演奏表現が容易になる見込み。

製品情報

◆A-88MKII
価格:オープン(税込予定価格 110,000円前後)
発売日:2020年3月下旬

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