【連載】フラチナリズムの労働to武道館vol.35「令和元年12月度業績報告」

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▲無造作に個人的なLINEで送りつけた年賀状


フラチナリズムの労働to武道館
~売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話~


新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。

というわけでお堅い新年のご挨拶から入らせていただきました。
フラチナリズムのボーカル&エンターテイナー&あけおめ男ことモリナオフミです。
今年もこちらのコラムを是非ともよろしくお願いいたします。
BARKSさんでのコラムも数えること35回。約3年でございます。
本当にありがとうございます。ありがたい気持ちと、そしてまだ武道館にたどり着いていない自分への不甲斐なさと申し訳なさを感じながら書かせてもらっております。
タイトルが労働to武道館なわけですから武道館に行くまでの話なわけです。
必ず武道館までたどり着いて、その直後にこのコラムを「労働to東京ドーム」に変えたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

さぁ2020年オリンピックイヤーになりまして、巷も新年にウキウキ気分ですが去年の稼働日数は325日で、ライブ本数を数えてみたら123本でした。多いのか少ないのかよくわかりませんがそんなに忙しくは感じなかったのでまだまだ行けそうではあります。多けりゃいいってもんではないですが、多かった結果も出ております。それは後ほど、先月のコラムの続き「レッツゴーオリンパス」でお話ししたいと思います。

個人的に去年のテーマは「歌心」というテーマで、しっかり歌と向き合った一年になりました。アコースティックライブで始まり、アコースティックライブで締めるという、とことん最小限の音で歌を聴いてもらうということにも取り組んだ一年で、すごく満足しています。今年はその鍛えた歌をバンドサウンドで表現していきたいと思っている次第です。
36歳ですが、スキル的にもまだまだ伸ばせるということを信じて今年も頑張ります。

そんなこんなで今年も宜しくお願いします!!
それでは令和元年12月度業績報告行ってみよー。



レッツゴーオリンパス!という活動2
まずは先月のコラムをご覧ください。

https://www.barks.jp/news/?id=1000175838

見ていただきありがとうございます。
先月の続き、5W1HのHの話をしていきたいと思います。Hの話です。
上のURLをしっかりクリックして読んでない方は、僕が今から下ネタを言うのか?
と思ってしまうかもしれません。なので是非とも先月のコラムをご覧ください。

https://www.barks.jp/news/?id=1000175838

改めてありがとうございます。
レッツゴーオリンパスと題しまして5Wについては書きましたが、大事な1H。もっとも大事なHは「最高のライブをする」です。これはミュージシャンでバンドなので何をどうやっても揺るがない事実であり、そうあるべきです。そこは言わずもがな。今回はどのように2000人満員にし、どのように無料でやるのか?という部分を書きます。

まずはどのように2000人満員にするのか?
これはまだ埋まってないのでなんとも言えないですが僕たちフラチナリズムの取り組みを書きます。今回のライブは無料で2000人、街イベントのような気軽さと最高のステージのギャップというのがテーマになっています。集客をするためにどうするのか?これはすごく単純です。
2000人に会う!です。2000人に直接会ってライブを見てもらって無料チケットをその場で渡して来てもらうというすごくシンプルなものです。

しかし今回気をつけたのは、チケットを配る際に「来たいと思ったらチケットをもらってください」という部分を強調しました。今までなら力づくでも渡して満員にするために、「押し」まくっていましたが、今回は「押しながら引く」だから最初から来られないことがわかっている方にはチケットを渡しませんでした。
「チケットいる方いらっしゃいますか?」
「チケット欲しいです」
というやりとりが成立した時中心にチケットを配りました。そりゃそうです。目的はオリンパスホール八王子に来る2000人全員にフラチナリズムのファンになっていただくことですから。可能性を極限まで高めたいのです。
僕らが狙っているのはただの満員ではございません。最終的にフラチナリズムのファンになっていただける可能性のある方での満員です。

とは言ってもしっかり数字は組み立てなくてはいけません。この日にどこで何人に配れば2000人来るのか?配ったうち何%来てくれるのか?までしっかり計算した計画書を一番最初に作りました。大事なのは、計画→実行→継続です。これを全てしっかりやれば行けるかな?と思います。その計画した数字をもとにチケットシステムを作り、それを実行しました。

誤算だったのはLINEチケット。直接手で配る紙のチケットの他に、LINEで申し込めるチケットを用意しました。来たいと思った方で直接チケットを受け取りに来る機会がない人のために用意したチケット。つまり僕らのことを知ってないと手に入れようがないチケットです。どうせ300枚くらいしか応募ないだろう?僕らのことを知りつつこのライブに興味がない限り申し込むことはないわけですから、それぐらいの予測で動きますよね。現状の自分たちから推測するとそれぐらいのもんですよ。ワンマン150人レベルのバンドですから。

しかし蓋を開けてみたら約3倍。1000枚弱の申し込みがあり、現在も伸びています。
フラチナリズムを知らないわけじゃなかった。興味がないわけじゃなかった。行く場所を用意できてなかっただけだったんだと気付きました。意外と知ってくれてた。すごく嬉しかったです。とにかくがむしゃらにやり続けてるうちに知ってくれている人は増えていたんです。無料だから来てくれるだけかもしれませんが、それは狙い通りです。

しかし厳しいショービジネスの世界。配った全員が来るなんてことありえません。雨が降れば減るだろうし、雪が降れば減るだろうし、体調悪くなったら減るだろうし、そもそも何となくチケットもらっただけだし。無料だし。まぁいいか。
これは十分あり得る話なのでチケットは全部で4000枚近く配りました。これでぎりぎり満員になるかならないかぐらいだと思います。
でもやれることは全部やったので、ここから先は信じるだけです。きっと大丈夫です。
動員に関しては・・・・そうお金の問題どうするのー!!!????



レッツゴーオリンパス!という活動3
通常オリンパスホールで僕らのようなバンドがワンマンライブをする場合、ピンキリですが、大体500万円くらいかかります。これをチケット代でペイするのが普通のライブの考え方ですよね。

※ここからリアルなお金の話になります。苦手な方はブラウザを閉じてください。

2000人動員×チケット代金4000円=800万円
これで300万円の黒字。みたいなことです。しかしながらオーマイガー!!
今回何とチケット代金が無料じゃありませんか!!あら大変(自分で言い出したくせに)
つまりどう計算しても、、、、500万円の赤字!!!!わーお。無理。俺、、、飛ぶ。

まず最初にやるのは交渉。値引きの(笑)
実はオリンパスホールは八王子市の持ち物ですので、無料でイベントをやるときは非常に安いです。40万円くらいです。通常の興行でやる場合の約半額になります。だから500万円もかかりません。全部で450万円くらいになります。

さらにスタッフの人件費を削るために、学生にも協力してもらいます。東京工学院のイベント制作の生徒たちがイベントをボランティアで手伝ってくれます。これで人件費もありがたいことに大幅にカットすることができます。

さらにはこのイベントは街のイベントのような立ち位置なので、このイベントの趣旨に賛同していただける企業様や個人様に協賛金も募りました。今で言う所のクラウドファンディングです。それをネットではなく直接営業という形で募りました。ありがたいことにたくさんご支援いただきまして、街のお祭り感がさらに高まってくるとともに、赤字額は減少しました。

しかしながらまだこの時点で200万円ほど赤字です。ここから先はグッズ収益に頼るほかありません。僕らの大きなホールワンマンでのグッズ平均売上が250万円ほどです。利益額に換算すると半分くらいでしょうか。今回はいつもの倍くらいの数量を注文しました。下手したら爆死ですが、うまくいけば赤字はなくなります。トントンくらいまで持っていけます。そしてこの日のライブの模様をDVDで販売することで、きっと赤字ではなくなります。

アーティスト仲間や、音楽事務所スタッフの方に最近よく聞かれます。
「無料でどうやって採算取るの?」って。
僕はハナから採算なんか考えていません。お金より人気が欲しいです。なるべく多くの方に僕らの音楽を届けたいだけなのです。この情熱のみです。でも運営からしたらそういうわけにもいきません。なのでお金も必要です。ですから手段を考えます。その考えた手段を企画書に起こし、計画書に落とし込む。そこは綿密に、冷静に、ドライに考える。実行し、継続する時は、本来の目的に対する情熱で臨むだけです。

なので安心してください。オリンパスホールは最終的には赤字にはなりません。このやり方をアーティスト仲間にはシェアしまくっています。企画書とかデータで送っちゃったりもします。いいんです。楽しければ。この楽しさをシェア出来れば。だって僕たちエンターテイナーですから。

僕はこの入場無料大規模ワンマンライブの可能性をすごく感じています。アプリでよくある、ダウンロードは無料、課金せずとも楽しめるが課金したらより楽しめるという発想。ライブでも入場は無料、課金せずとも楽しめるが課金したらより楽しめる。というシステムを作れたら相当理にかなってると思います。
というわけでレッツゴーオリンパスシリーズでした。長々とすみません。




ってな事で令和元年12月度のまとめ

・稼働日数 25日
・フラチナリズムを見てくれた人数 約2600名
・販売枚数(ハーフ&ハーフ2) 累計 3505枚!目指せ5000枚!
・販売枚数(いきなりステキ)累計 1963枚!

さぁ、いよいよ1月18日はオリンパスホール八王子で完全無料ワンマンライブです。
きっと書くべきじゃない裏側のことも全開で書かせていただいた理由は簡単です。
そんな事すら、僕からしたら面白い事だからです。
でももっと面白くて楽しい物が間違いなくあります。
それは僕らのワンマンライブですよ。
メンバーもスタッフも来てくれる皆さんに笑顔になってもらう為に捨て身でやってきましたから、当日もがっつり捨て身のエンターテイメントぶちかまします!
笑顔になって、ファンにもなってね。

フラチナリズム モリナオフミ

<フラチナリズム presents 『&-and-』DAY FINAL>

2020年1月18日(土)東京・オリンパスホール八王子
出演:フラチナリズム
※入場無料

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