Da-iCE、新AL『FACE』発売＆初の全国アリーナツアー開催決定

Da-iCEが1月10日、11日の2日間にわたり、自身最大級のベストツアー＜Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-＞東京公演を国立代々木競技場 第一体育館で開催した。本ツアーは2019年6月に始まった全国ツアーのアリーナ公演。2日間で約2万人のファンが東京公演の会場に詰めかけた。

◆ライブ画像

9年前、渋谷VUENOSというキャパシティが200ほどの小さなライブハウスで活動を始めたDa-iCE。結成当初、ライブの観客は10名ほどで披露できる楽曲はたったの2曲。時には観客が1名しかいないライブもあった。それから年間100本を超えるライブを重ね、毎日必死に歩いてきた5人は、2014年にメジャーデビュー。デビュー後もライブを中心に活動を続け、2017年1月には日本武道館を即完、同年の年末には幕張メッセイベントホール、2019年1月には大阪城ホールでの単独公演と着実にその規模を拡大し、遂に渋谷で一番大きなライブ会場へ辿り着いた。

花村想太の「行くぜ代々木！」という叫び声と共にライブの幕を開けると、超満員となった会場のボルテージは一気に最高潮に。サイコロの目のように作られた花道を5人が縦横無尽に動きまわり、会場の広さを感じさせない圧巻のパフォーマンスで観客を魅了していく。デビュー曲「SHOUT IT OUT」から最新シングル曲「BACK TO BACK」まで、ベストアルバム『Da-iCE BEST』収録曲を中心に全30曲を披露した。



本編終了後、アンコールに応えてメンバー5人が再登場。工藤大輝が「こちらをどうぞ！」と掛け声を発すると映像がスタートし、3月に初のモバイルファンクラブ「Da-iCE MOBiLE」開設、3月8日にメンバー5人が日本各地で行なうファンクラブ限定のソロバスツアー、5月より北海道から沖縄まで15都市をまわるグループ史上最大規模のファンミーティング＜Da-iCE a-i contact TOUR 2020＞の開催などが発表されると、突然の暗転。会場がざわつく中でさらに新たな映像が流れ、「初！！！全国アリーナツアー　Da-iCE ARENA TOUR 2021 決定！」の文字に大歓声が沸き起こった。

東京と大阪でのアリーナ公演の経験はあるDa-iCEだが、全国アリーナツアーを開催するのはこれが初めて。大野雄大は、「2020年始まったばっかりですけど、もう2021年の発表をするというくらい、大きな挑戦です」とコメントし、続けて工藤が「各地のアリーナということで、2020年はファンクラブで色々なところに行ってたくさんの人と会って、それを経て2021年また大きなステージでいろんなことをチャレンジしたいと思いますので、みなさん遊びに来てくれますか？」と呼びかけた。

公演の最後には、花村が「こうして渋谷の一番小さな会場から一番大きな会場まで、皆さんと一緒に歩んでこれて自分たちは本当に幸せです。本当は一人ひとりに直接ありがとうという言葉を伝えたいのですが、その代わりに自分たちには音楽があって、皆さんの耳元だったり、この会場だったりに足を運んでもらった時に、やっぱりこのグループを応援していてよかったな、自分の人生頑張っててよかったなと思える瞬間を皆さんにお届けできるよう、日々一生懸命活動していきますので、それまでまた応援引き続きよろしくお願いします」と想いを伝えた。


5人がステージからいなくなると、工藤が作詞作曲を手掛けた最新曲「Phoenix」に乗せて、Da-iCEがグループ結成から9年をかけてこの会場に辿り着くまでの軌跡を追ったエンドロールがスタート。終了すると、会場のカバンにあるスマホが映し出され、そのスマホにDa-iCEのオフィシャルLINEから通知が届きスマホの画面がクローズアップされると、「2020年春 Da-iCE 5th album「FACE」発売決定！」の文字が表示された。終演後のDa-iCEからの粋なサプライズに、会場からは喜びの歓声があがり、2日間にわたり開催された初の国立代々木競技場第一体育館公演が終了した。

なお、＜Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-＞は2月29日、3月1日の大阪城ホール公演まで続く。東京公演の模様は3月15日にフジテレビTWOで独占初放送される。


撮影：田中聖太郎写真事務所