氷川きよし、21回目のデビュー記念日に新曲「母」初披露

氷川きよしが、デビュー21年目を迎えた2020年2月2日（日）に東京・中野サンプラザホールにて＜氷川きよしコンサートツアー2020～それぞれの花のように～＞を開催した。

◆氷川きよし ライブ写真、MV

同公演は1月28日（火）に埼玉・ウェスタ川越からスタートした全国ツアーの東京公演で、2月1日（土）と2月2日（日）の2日間では全4公演を開催。合わせて8800人を動員した。

氷川にとって中野サンプラザは、2001年に自身初の単独ステージ＜チャレンジステージ＞を行った思い出深い会場。なお、この日はデビュー記念日（2000年2月2日に日本コロムビアから「箱根八里の半次郎」でデビュー）でもあった。

そんな思い出の会場で、記念日にステージに立った氷川は、2200人のファンで満席の中、「それぞれの花のように」でコンサートをスタート。「今日は、この大切な場所、中野サンプラザでのコンサート、そして氷川きよしが誕生した2月2日のデビュー記念日に皆さま、ようこそお越しくださいました。20年前の今日、この日に氷川きよしという歌手が誕生しました。20年前の2月2日はコロムビアレコードのデスクの上でサインをして、その後、家に帰ってひとりで部屋にいましたので、デビュー記念日はそんなに華やかではなかったのですけれど、20年たって、皆さまのお陰でこんなに素晴らしい日を迎えることができました。応援してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。21年目はゼロからのスタートですから、“新生・氷川きよし”として、新しい氷川きよしの世界を広げていきたい」とあいさつした。


最新シングル「最上の船頭」やデビュー曲「箱根八里の半次郎」を歌った後、2月4日（火）に発売される35枚目のニューシングル「母」を、この楽曲の為に新調したブルーの衣装で初歌唱。「新生・氷川きよしとして、21年目をゼロから、母から生まれたときのような真っ白な思いで歌っていきたいなと思って、新曲“母”をつくっていただきました。なかにし礼先生が3年かけてこの詩を書いてくださいました。一生、大切に歌っていきたい曲です」とアピールした。

また、同公演ではシングル「母」Aタイプのカップリング曲「いつか会えますように」、Cタイプの「おもいで酒場」、Bタイプの「東京ヨイトコ音頭2020」も初披露された。

公演中には、20周年を迎えたことを記念して、“満20年”をもじって“饅頭2個”を中央にトッピングしたスペシャルケーキがプレゼントされ、客席から「おめでとう」コールが沸き起った。氷川は「ありがとうございます。皆さんのお陰です！」と大感激。


後半は、紋付き袴姿で「浪曲一代」「白雲の城」、2019年の『紅白歌合戦』で着た黒紫の衣装で「限界突破×サバイバー」、また、クイーンのヒット曲「ボヘミアン・ラプソディ」を日本語詩で歌唱。アンコールでは故・美空ひばりのカバー「歌は我が命」や、2019年にリリースされたシングル曲「大丈夫」など全23曲を披露。演歌からポップスまで幅広いジャンルの曲の数々で最後まで客席を感動させた。



氷川はこの後、熊本、大阪、東京、愛知で開催される＜長良グループ・新春豪華歌の祭典2020＞に出演。8月28日（金）から9月27日（日）までの1カ月間は、東京・明治座で座長公演＜氷川きよし特別公演＞を上演する予定となっている。




◆氷川きよし オフィシャルサイト