【インタビュー】ななもり。× ジェル (すとぷり)、2ndアルバム完成「曲を通して伝えたい。歌で伝えたい」

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■“ジェル君の転機はここかな?”
■というのが僕からするとあります

──1月のアルバム『すとろべりーねくすとっ!』リリースに続いて、3月21日にはナゴヤドームでワンマン<すとろべりーめもりー Vol.Next!!>を開催します。先ほどは2019年の躍進を振り返っていただきましたが、すとぷりが輝き続ける過程で、グループが成長する転機はいつだったと?

ななもり。:メンバーそれぞれに転機があったと思います。僕は、2017年8月の新宿LeNYさんでのライブ<すとろべりーめもりーvol.3>で。結成した当初は、みんなで活動することで、1人では届けられない人たちに届けられると思ったし、5人の生き方を間近に見れることも魅力だと感じました。でも一方で、いつまで続けられるか分からないとも思っていて。考えた末に、一旦活動を休止することにしたんです……。ですが、翌年の2018年4月に再び復活を決めた。そのライブ<すとろべりーめもりーvol.4>開催も、ものすごく悩みました。僕が出ることで喜んでくださる人がいたり、メンバーがより安心してライブができるならと思い、TSUTAYA O-EASTのステージに出ることにしたんです。その経験があったからこそ、僕自身の覚悟も決まったし、より頑張ろうと思えるようになりました。

ジェル:僕もすとぷりを始めた当初は、趣味だったというか、“これで生きていこう”とまでは思っていなかったんです。学校に通って、卒業して、普通に就職すると思っていましたから。でも、活動を続けるうちに、自分の活動でこんなにたくさんの方が喜んでくれるんだ、こんなに自分が輝ける場所はないんじゃないか?と気づくことができた。皆で放送したり活動するうちに気持ちが固まっていったのかなと思います。


ななもり。:ジェル君から相談を受けることもあるので、僕からすると“ジェル君の転機はここかな?”というのがありますよ。

ジェル:お、いつですか?

ななもり。:東京に上京した時がそうなんじゃないかなって。

ジェル:ああ、なるほど!

ななもり。:“上京する理由を、家族にどう話すんだろう”って思っていたんですよね。おうちの方もネットの活動自体は知ってはいたでしょうけど、遊びの延長としか思っていなかっただろうし。きっと、それぞれが迷いながら、それを間近でみながら、活動を通じて仲良くなっていったと思うんですよね。

ジェル:そういえば、最初はギクシャクしてたかも(笑)。

ななもり。:僕なんて、ジェル君に年齢詐称されていましたからね(笑)。最初ジェル君は「29歳です」って言ってたんですよ。ネット上では僕の方が先輩ですが、“実年齢は僕よりかなり年上だし、デリケートに扱ったほうがいいのかな”って悩んだんだよ。なのに……。

ジェル:その頃はまだ実際に会ったことがなくて、結成から3~4ヵ月間はネット上でのやりとりだけだったんです。で、数ヵ月後にすとぷりのメンバーと会って、「僕、19歳です」って言ったという(笑)。

ななもり。:さくっとカミングアウトされて驚いた(笑)。実際に会ってなかったので余計に衝撃でした(笑)。

ジェル:でも、ウソをついたつもりはないんですよ。ネット上では29歳ぐらいの大人な気持ちで活動してましたから(笑)!


──なぜ、10歳も上にサバ読んでたんですか?

ななもり。:「声がアダルティだし、19歳が大人っぽい話を落ち着いた声で話すのは違うかなって」という理由をジェル君から聞いて、確かにそうだなと。でも、僕には本当のことを言ってくれてもよかったのに(笑)。

ジェル:あははは。すみませんでした(笑)。

ななもり。:ははは。でも、面白いエピソードだよね。そうやってちょっとずつ距離を近づけながら、皆と一緒に前に向かって進んでいけたのが2018年。2019年は6人が一致団結してひとつになって、よりグループとして結束できたと思いますね。

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