イギー・ポップ、グラミー賞特別功労賞受賞に「本当に驚いた」

米レコーディング・アカデミーからグラミー賞 特別功労賞生涯業績賞を受賞することになり、イギー・ポップは、「本当に驚いた」そうだ。イギーはこれまで2度(1989年「Cold Metal」で最優秀ハード・ロック/メタル・パフォーマンス、2017年『Post Pop Depression』で最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム)、グラミーの候補に挙がったが、受賞していなかった。
◆イギー・ポップ画像
彼は、特別功労賞という栄誉を授かるとは「本当に驚いた」と『People』誌に話している。「何? 50年? グラミー受賞してないのに! って感じだよ。“俺がやらなきゃいけないことはあるのか? 条件つきなのか?”って訊いたんだ。そしたら、“いいえ、変更不可です”って言われ、ああ、それはナイスだなって思った」
「アカデミーと俺が歩み寄ったみたいに感じてる。問題が解消されたみたいな……。こういうことは、この10年何度か起きてる。最初は手厳しい見方してたんだよ。“ああ、俺が選ばれたんだな。でも、だからって『Raw Power』が良くなるでも悪くなるでもない”って。でも、しばらくして、人にはそれぞれの観点があるってことを理解するようになったんだ。俺は、自分とは違う観点を持つ人はたくさんいる、それをリスペクトしなくてはならないってことをちゃんと評価するまでに時間がかかった。25のときは、“俺に同意するか死ぬかだ”って感じだったからな」
今年は、イギーほかパブリック・エナミー、シカゴ、ロバータ・フラック、アイザック・ヘイズ、ジョン・プライン、故シスター・ロゼッタ・サープらへグラミー賞 特別功労賞生涯業績賞が贈られる。
Ako Suzuki
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