ユキミ・ナガノ率いるスウェーデン発4人組バンド、リトル・ドラゴンが 最新作『New Me, Same Us』リリース決定

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インディペンデントな女性アーティストとして長年活躍する日系スウェーデン人のミステリアスなボーカリスト、ユキミ・ナガノに加え、キーボードのホーカン・ヴィレーンストランドとベースのフレドリック・ヴァリン、そしてドラムとパーカッションを担当するエリック・ボダンの4人から成るスウェーデンのバンド、リトル・ドラゴン。2014年リリースの『Nabuma Rubberband』がグラミー賞にノミネートされ、ゴリラズ、サブトラクト、フライング・ロータス、フルーム、ケイトラナダ、デ・ラ・ソウル、DJ シャドウ、マック・ミラーといった錚々たるアーティスト達とのコラボレーションの経験からもわかる通り、世界的なトップアーティストとして活躍する彼らの待望の最新作『New Me, Same Us』が3月27日にリリースされることが決定した。また、同時に新曲「Hold On」が公開となった。

学校終わりに集まっては、ジャムセッションをしたり、ア・トライブ・コールド・クエストやアリス・コルトレーンのレコードを聴いたりして過ごしたイェーテボリでの学生時代からずっと活動を共にしてきた彼らにとって『New Me, Same Us』のサウンドは、バンドの基本に立ち返り、自分たちの楽器、つまりドラム、ベース、キーボード、ハープ、ギター、ボーカルに対する愛情を再び深めたものであり、その結果、バンド史上最も意欲的で紛れもなく最高の音楽が生まれた。

『New Me, Same Us』は、進化を続けるリトル・ドラゴンがまた新たなステージに進んだことを象徴する作品であり、堅実でありながら型にはまらないR&B、ポップ、エレクトロニックという独特のスタイルに新しい方向性を見いだしながら、変わることなく若々しい精力的なサウンドを鳴らしている。同時にアルバムには内省的な空気も感じられ、ユキミの特徴的な歌声は、移り変わるものごとや憧れの感情や別れを告げることに思いを馳せている。


リードシングル「Hold On」は、自立して前に進んでいくというメッセージであり、「Rush」は失われた愛を懐かしがり、「Another Lover」は心の痛みを伴う白日夢として描かれ「自分のしていることが理解できない/自分たちがどこに向かっているのかわからない」と歌詞の冒頭でユキミが嘆く。「Sadness」というぴったりなタイトルの付いた曲では「誰かを理解した気になってもやがて時間が経てば新たな一面が現れる」とバンドは述べる。「Where You Belong」は、喪失と死への不安に満ちた子守歌だ。ただし、楽観主義の入り込む余地も残されている。「New Fiction」は歌の世界の中にその空白を模索し、新たな物語を創造して自らの進路を歩むことを促す。そして「Are You Feeling Sad」は、時には一歩下がることや、不安になりすぎないということを聴き手に思い出させる。

また、アートワークを担当したのは、数々の賞を受けてきたスウェーデンの映画監督、プロデューサー、脚本家、アニメーターであるヨハネス・ニホームが務めた。

なお、リトル・ドラゴンの最新作『New Me, Same Us』は、3月27日(金)にNinja Tuneよりリリース。国内盤CDにはボーナストラック「Let Me Know」が追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。また、現在iTunesでアルバムを予約すると公開中の「Hold On」がいち早くダウンロードできる。


『New Me, Same Us』

2020年3月27日(金)
NINJA TUNE / BEAT RECORDS
国内盤CD BRC-632 ¥2,200+税
国内盤特典:ボーナストラック追加収録/解説・対訳冊子封入

■TRACKLISTING
01. Hold On
02. Rush
03. Another Lover
04. Kids
05. Every Rain
06. New Fiction
07. Sadness
08. Are You Feeling Sad?
09. Where You Belong
10. Stay Right Here
11. Water
12. Let Me Know *Bonus Track for Japan

◆BEATINK オフィシャルサイト
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